URくらしのカレッジ

自分にぴったりな新しい暮らしを探す

ゆたかなくらしって? ひと×生活

自分で育てるから見て楽しい、食べておいしい!ミニトマトの栽培方法

お使いのブラウザによってリンクが機能しない場合があります

NHK Eテレの『趣味の園芸、やさいの時間』などに出演し、植物を育てることの楽しさを広めている、園芸家の深町貴子さん。「春先に新しい事に挑戦したい人にぴったり」という、ミニトマトの育て方を教えていただきました。

庭がなくても育てられる

Q.ミニトマトの育て方を教えてください。

「栽培には、直径、深さ共に30cmほどのプランターがあれば十分です。素材は、軽くて色やデザインも豊富なプラスチックがおすすめ。土は野菜用培養土を使ってください。
ミニトマトといってもいろいろな品種がありますが、初心者でも作りやすいのはミニサイズから中玉サイズ。苗はホームセンターや園芸店で入手できます。

大事なのは苗を植えるタイミング。4月から5月ころ、八重桜が咲いてから植えると丈夫に育ちます
ミニトマトは育っていくと2m以上になるので、必ず支柱を立てましょう。プランターなら、120cmのあんどん支柱が良いですね。あんどん支柱というのはアサガオを育てるときに使われるリング状になっている支柱です。ミニトマトが育ってきたら、支柱の円に沿って茎をグルグルと回してらせん状に固定しましょう。
最初の花がすべて実になったら、2週間ごとに規定量に薄めた液体肥料を水と与えてください。」

Q.育てる上での注意点はありますか?

「トマトの原産地は南米のアンデスの高原地帯なので、ミニトマトも強い太陽の光と涼しさを求めます。プランターは日当たりが良く風通しの良い場所に置きましょう。ただし、日本の夏の暑さは苦手なので、夏に苗の元気がなくなってきたら日陰の涼しい場所に移動させてください。一旦、花と実の成長が止まりますが、秋になれば復活して再び実を付けます。
収穫は糖度が一番高くなる朝がおすすめ。果実がちょっと柔らかくなった完熟状態のものは、日持ちはしませんが家庭菜園ならではの味です。完熟トマトを煮詰めるだけで絶品の自家製トマトソースができます。ぜひお試しください。」

記事のまとめ

プランターがあれば大丈夫!4~5月から育てるミニトマト

  • ・プランターは、直径、深さ共に30cmほどのものを用意。八重桜が咲いてから苗を植え、柱を立てる。最初の花がすべて実になったら、液体肥料を水と与える
  • ・プランターは日当たりが良く風通しの良い場所に置く。苗の元気がなくなってきたら日陰の涼しい場所に移動。収穫は糖度が一番高くなる朝がおすすめ

今回の先生:深町貴子さん

園芸家。
有限会社タカ・グリーン・フィールズ 専務取締役。東京農業大学短期大学部卒業。
病弱だった幼少期に植物から「生きる」意味に気付かされ「人の心にたねをまくこと」を人生目標としている。テレビ番組の講師や講演、執筆活動、集合住宅のコミュニティガーデンの菜園指導など幅広く活動し、園芸の楽しさを伝えている。
YouTubeでオリジナル園芸動画も配信中。「Horti 深町貴子」で検索。

HP:http://www.taka-greenfields.com別ウィンドウで開きます

深町貴子さん 写真

お使いのブラウザによってリンクが機能しない場合があります

あなたにおすすめの記事