ゆたかなくらしって? ひと×アート
自分好みの糸で作る手編みのマフラーはいかが?編み物を楽しむぜいたくな時間
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すっかり寒くなりニットが活躍する季節になりました。そこで今回は、編み物作家として活躍している那須早苗さんに、編み物が上手になるコツや、マフラーの編み方についてお話をうかがいました。これを読めばきっと編み物を始めたくなるはずです。
編んだらすぐに使える!
- Q.なじみがない人にとっては、難しく見える編み物。どのように楽しめば良いですか?
「編み物だけでなく、どんなことも、楽しめるようになるまで続けることが必要かなと思います。続けるためには、自分の好きなものを編むということを大切にしてください。
きれいに編むためのコツとしては一定のリズムで同じ手加減で編むことが大切なのですが、それは何度も編むうちに手が慣れて、自然にできるようになります。」
- Q.初心者は何から始めたら良いですか?
「初めての方は、まず練習用に毛糸を一玉と、その糸に合う太さの棒針を用意して『棒針編み』にチャレンジしてみてください。毛糸のラベルに必要な針の号数が書いてありますので参考にすると良いですよ。編み目が分かりやすいように、糸はまっすぐで明るめの色がおすすめです。
練習用の糸で表目と裏目が編めるようになったら、今度は自分の好きな糸でマフラーを編んでみましょう。マフラーはある程度の量を編むので、作りながら手が慣れ、編み目がそろうようになり、上手くなっているのが分かると思います。完成したら、すぐに使えるのもうれしいですね。」
- Q.マフラーの編むときのポイントを教えてください
「糸には、ウールだけでなく、ふわふわしたモヘアや肌触りの良いアルパカ、柔らかなカシミアなど、いろいろな素材があります。ぜひ、『自分がこれで編みたい!』と思う糸を探してみてください。マフラーは直接肌に触れることが多いので、肌触りの良いものを。また、早めに編み上がりやすい少し太めの糸もおすすめです。
編み方は、15から20目くらいの作り目で、メリヤス編みでもガーター編みでもお好きな方で。時々首に巻いてみながら、ちょうど良い長さになったら伏せ止めという方法で目を留めたらでき上がり。好きな糸に触れながら編み物をしていると、とても幸せな気持ちになれます。淡々と手を動かしていると気分もリフレッシュできると思いますよ。」
編み物を始めるなら、自分が好きな糸で作るマフラーがおすすめ!少し太めの糸も◎
- ・編み物は、自分の好きなものを編みながら続けてみることが大切
- ・初めての方は、「棒針編み」にチャレンジ。練習用に毛糸を一玉と、その糸に合う太さの棒針を用意。糸はまっすぐで明るめの色が良い
- ・編み物に慣れてきたら、自分が好きな色や素材の糸でマフラーを編むことが上達の近道。淡々と手を動かしていると気分がリフレッシュできる
今回の先生:那須 早苗さん
編み物作家。
ヴォーグ編物指導者養成校を卒業後、(株)パピー(現、株式会社ダイドーインターナショナル)に入社。直営店スタッフとして4年間勤務後、退社。2001年よりHPで作品を発表。著書『日々のあみもの 棒針編みの手仕事、着るものと身につけるもの』、『糸とあみもの この糸で編みたい、素材感を楽しむニット』(文化出版局)も好評発売中。
※書影 『日々のあみもの』那須早苗 撮影:馬場わかな
文化出版局刊
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