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“つるし雛”が華やか!何時間でもいられる居心地の良いコミュニティスペース

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子どもからシニアまで、心地良い距離でつながれる。そんな街は、住む人にとって魅力的です。
今回訪れた東京都八王子市の「グリーンヒル寺田」には、人が集まる温かいコミュニティスペースと、定期的に行われるイベントがあり、地域の人たちが笑顔でコミュニケーションをとれるような環境が整っています。

華やかでかわいい“つるし雛”に、思わず笑顔!

「グリーンヒル寺田」にあるコミュニティスペースを訪れたのは、「おひな飾り」のイベントが開催されていた日。色とりどりの“つるし雛”が飾られ、一気に春が訪れたような華やかさです。
そもそも、“つるし雛”とは、女の子が生まれたとき、その健康や幸せを願って、着物の布をほどいて人形を作り、つるし飾りにしたもの。人形以外にも動物や花、衣服、遊び道具や野菜などの細工物があり、厄除けや長寿など、それぞれに意味が込められています。

グリーンヒル寺田自治会長の清川靖子さん

これらの“つるし雛”を作ったのは、団地の自治会長であり、“つるし雛”作りの先生でもある清川靖子さんを中心とする住民のみなさん。日ごろ、心を込めて作ってきた作品をこうやって近隣の方々に見てもらえるのは、やりがいにつながりますね。

人との出会いや、つながりが生まれる「CAFEおひさま」

ボランティアメンバーの岡野宣子さん(左)と
山田久美子さん(右)

この日イベントが行われたコミュニティスペースは、普段は、週4回「CAFEおひさま」として活用されています。このカフェは、自分の好きなことをして気ままに過ごせる場として、地元の方に愛されています。
運営しているのは、主婦を中心としたボランティアメンバー。その中心であるお二人に話をうかがいました。
岡野宣子さんは地域や商店街を活性化したいと考え、「シニア向けの買い物支援」などの活動をしてきた方。地域の人のお手伝いができれば、という思いで、このカフェのスタッフになることを決めたそうです。

また、山田久美子さんは「ここを拠点として、小・中学校や地域のコミュニティなど、さまざまな人たちとつながり、助け合いや見守りができたら良いですね」と、今後の展望を語ってくれました。
お二人のようなスタッフが見守る中、多くの人がこのカフェを訪れ、お客さん同士が新たに出会ったり、顔見知り同士が再会したりする場に。「子育ての相談にのってもらえて安心した」というママもいたそうです。

学生の若い感性が、団地にワクワクをつくる!

実はこのコミュニティスペースの設立にあたっては、八王子市、法政大学、URが連携してバックアップ。そのため、法政大学の学生たちも、ここを盛り上げる重要なメンバーとなっています。
その主な活動が、法政大学のサークル「@団地」により月1回開催されるイベント。「おひさまお楽しみday」と称して、みんなで編み物などの手芸をしたり、散歩をしたり、ボードゲームをしたり、多世代が集い、楽しめる場をつくっています。また、昨年は「もちより!あーっとフェスティバルinおひさま」というマルシェなどのイベントを開催しました。

その後、今度は商店会主催のマルシェも開催されるなど、「グリーンヒル寺田」では、学生の活躍により、地域が少しずつ活性化されてきています。
学生主催のマルシェは今年も6月ごろに開催する予定で現在検討中です。

若い感性を生かしたその企画力に、次は何が飛び出すかと、住民のみなさんもワクワクしながら、とても楽しみにしています。

このように、いろいろな世代と触れ合える場やイベントがあると、自然と知り合いも増え、生活の中に安心や楽しみが生まれていきそうです。

記事のまとめ

新しいつながりや楽しみが生まれる「グリーンヒル寺田」のコミュニティスペース!

  • ・団地内にあるコミュニティスペースでは、ひなまつりに合わせ、色とりどりの“つるし雛”が飾られた。作ったのは、団地周辺に住んでいるみなさん
  • ・週4回、自分の好きなことができ気ままに過ごせる場として「CAFEおひさま」が開かれているコミュニティスペース。運営しているのは主婦を中心としたボランティアメンバー
  • ・近くにある法政大学のサークル「@団地」に所属する学生たちも、定期的に「グリーンヒル寺田」でイベントを開催
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