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これからのくらしを考える まち×コミュニティ

大学生が団地でルームシェア。住人となって地域を元気にする!

埼玉県春日部市の「武里団地」には、春日部市が実施している家賃や通学費の助成事業を利用して、ルームシェアをしながら地域貢献活動に取り組む大学生がいます。“武里団地文化祭”でも、“団地学生”が若い力で盛り上げていました。

文化祭は日ごろの成果を発表する晴れ舞台

2016年秋、「武里団地」では、37回目を迎える“武里団地文化祭”が行われました。会場となった公民館の講堂では、地元の小・中学生によるダンスや歌の披露、趣味のサークルによる気功、歌、大正琴などの発表で盛り上がり、ステージでキラキラと輝く姿に拍手喝采。
1階と2階の展示コーナーには、折り紙、俳句、習字、水墨画などの作品が並び、その渾身(こんしん)の作に、「私も何か熱中できるものを見つけてみようかしら」といい刺激をもらった方も多かったのではないでしょうか?

若い力で文化祭を盛り上げる、“団地学生”たち

“武里団地文化祭”で、毎年大好評なのが餅つき体験。そこで、餅つき役としていい汗をかいていたのが、団地に住む大学2年生でした。「もっときねを高く上げて!」と自治会の人の温かい指導を受け、一生懸命、力仕事に励んでいます。それ以外にも、食券を売ったり、マナビィ(生涯学習のマスコット)の着ぐるみに入ったりと、裏方として大活躍です。
なぜ、団地に学生が住んでいるかというと、春日部市は高齢化が進む「武里団地」を若い力で活性化してほしいと、近隣大学と連携。団地でルームシェアして地域貢献活動する学生に対して、家賃と交通費の助成を行っているのです。この事業が始まって6年たつそうですが、今や、学生たちは団地にはなくてならない存在に! イベントなどではテント設営などの力仕事で重宝がられ、ふだんのご近所づきあいでも、「若い人とおしゃべりできるのがうれしい」と、大歓迎されています。

大学の個性を生かした地域貢献を!

これまでに春日部市の助成を受けて「武里団地」に住んでいるのは、共栄大学、埼玉県立大学、日本工業大学の学生たち。それぞれ、大学の個性を生かした地域貢献活動も行っています。例えば、共栄大学の教育学部に通う学生は、団地敷地内の小学校で子どもたちと触れ合う「寺子屋 たけさと」をスタート。埼玉県立大学の学生は、保健・医療・福祉の専門知識を生かし、高齢者に向けて「健康体操」を実施。日本工業大学で建築を学ぶ学生は、建築や暮らしのフィールドワークの場として活用してきました。学生にとっても、学んでいることを実践できる貴重な場となっているのですね。
また、卒業生のなかには、「武里団地」が第二の故郷となり、市役所に就職した人もいるのだとか。さらに、共栄大学では、学生に団地住まいを推奨する独自プランがあり、“団地学生”は増加中! 学生と団地住民との絆が、団地の新しいかたちをつくっていっています。

  • 放課後子ども教室にて子どもの学びの支援をする共栄大学生
  • 日本工業大学の団地でのフィールドワークから生まれたイベント「キャンドルナイト」

武里(UR賃貸住宅)

埼玉県春日部市大枝89 ほか
団地の中心部に、公民館、図書館、幼稚園、小学校をはじめ、スーパーマーケットや銀行、市役所出張所、病院などが集まる、生活しやすい環境。
団地に住む学生の地域貢献活動もさかんで、団地を第二の故郷と思う若い世代が増えています。