URくらしのカレッジ

ゆたかなくらしって? ひと×コミュニティ

団地内のほっとできる場所【Cafeここたの】。運営するのはなんと一橋大学生!

一橋大学の学生が中心となって運営するカフェが、東京都国立市の国立富士見台団地内にあります。それが“ここに来るとたのしい!!”という思いが込められた【Cafeここたの】。世代を超えた人と人が集い、ほっとくつろげる場所として住民たちに愛されています。

団地内になぜ学生のカフェ?

国立富士見台団地内にある商店街は、普通の商店街とは少し趣が違います。ここは、市民や商店主、大学生、商店街からなるNPO法人「くにたち富士見台人間環境キーステーション(略称KF)」が、まちの活性化を行っているエリアなのです。活動の拠点となっているのが、【Cafeここたの】をはじめ、地域野菜と地域物産の店【とれたの】、手づくり&リサイクル雑貨の店【ゆーから】など、空き店舗を利用して誕生したお店。その運営を行っているのが、一橋大学の学生サークル「Pro-K(プロック)」のメンバーたちです。活動が始まった13年前はシャッター街だったそうですが、今はとても明るく生き生きとした雰囲気です。

経営もメニューづくりもすべて行うのは、現役大学生

現在、【Cafeここたの】は「Pro-K」に所属する一橋大学や津田塾大学などの学生スタッフと市民スタッフが協力して運営を行っています。学生スタッフの1人である高山和樹さん(一橋大学商学部3年生)にお話をうかがいました。

「私は大学で何かおもしろいことをしたくて、このサークルに入りました。活動を通して、学生と市民が協力してカフェを運営することや、まちづくりに積極的にかかわれることにやりがいを感じています。テスト期間中のシフト調整などは難航することもありますが、学業との両立を大変だと思ったことはないですね(笑)。カフェの定休日には学生スタッフで集まってランチやスイーツの新しいメニューを考えたり試作したりするんです。今後の改善点について話し合ったりもします。みんな楽しみながら、熱心に取り組んでいます。」

住民のつながりをつくるユニークな企画も!

【Cafeここたの】では、コミュニティカフェとして地域の方々のつながりをつくり、元気にするようなイベントも企画しています。特に、人気なのが「ここたのナイト」。

「『ここたのナイト』では小さなステージを用意して、歌やマジック、楽器演奏など、みなさんの“好き”を発表していただいています。もう100回以上行っていますが、10代の方が楽器の演奏を披露したり、それを80代の方が聞きに来てくれたりと、幅広い世代の方が楽しみにしてくれています。口コミで広まり、遠方からも足を運んでくださる方も多いんです。」

また、子どもの絵を飾りたい、趣味の写真を披露したいという人のためには、ギャラリーとして壁スペースの貸し出しも行っているそう。

「ギャラリーとして活用している壁は、カフェをつくったとき、先輩方が内装を手伝ったという思い入れのあるもの。お客さま同士の交流を生むきっかけをつくれたらいいですね。」

楽しさと安らぎを持ち帰ってもらえたら…

【Cafeここたの】の店内は、木を基調にした落ち着いた雰囲気。そんな安らぎの空間で、ゆったりとコーヒーを味わうのを楽しみに来るお客さまも多いのだそうです。

「コーヒーは豆の鮮度を保つため、注文をいただいてからひき、お客さまが見て楽しめるようにサイホン(フラスコ内の気圧の変化を利用してコーヒーを抽出する器具)で1杯1杯丁寧にいれています。名物のりんごジュースは、店内に使われている木材を提供していただいた長野県朝日村から取り寄せています。そのほか、ランプの飾りなどは手づくりでアレンジしたり、季節ごとにメニューを工夫したり…。楽しさや安らぎも一緒に持ち帰っていただけるような、そんなお店にしていけたらいいですね。」

笑顔と笑い声が似合う【Cafeここたの】。スタッフとお客さんが一緒になってその温かな空気感をつくりあげています。学生ならではの新鮮な発想でまちを元気にしてくれることでしょう。

国立富士見台(UR賃貸住宅)

東京都国立市富士見台1-7 ほか
一橋大学のキャンパスや閑静な住宅街が広がる、落ち着きあふれるエリアに建つ団地。 桜やイチョウが四季を彩る国立大学通りには、おしゃれなレストランやブティックも並んでいます。 また団地内にある商店街には、カフェや地元野菜を販売する店舗、 手づくり&リサイクルの雑貨店などがあり、幅広い世代の交流もさかんです。

Cafeここたの

東京都国立市富士見台1-7-1 富士見台団地1号棟1階104

NPO法人「くにたち富士見台人間環境キーステーション」の活動の一環として、一橋大学の学生を中心とする学生サークル「Pro-K」が中心となって運営しているコミュニティカフェ。
HP:http://human-environment.com/104/

あなたにおすすめの記事