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住まいの事例

ranran's MODEL ROOM 人気DIYerが家族で挑んだ 築40年団地2DKのフルDIY

case study 013

ranran's
モデルルーム

千島団地(大阪市大正区)

間取:2DK

UR初のDIY団地として始動した千島団地において、DIY愛好家としてSNS等で大人気のranranさんが手がけたモデルルームが完成しました。ドアを開けた瞬間から、アイデア満載の素敵なお部屋に驚きがいっぱい!ご夫婦と5歳の双子の家族みんなで力を合わせて造り上げたDIYについて詳しくお話を伺いました。
双子誕生を機に本格化したDIY
ーーーDIYをはじめたきっかけは?
ranranさん
一番のきっかけは双子(5歳)が産まれたことです。子どもが産まれたら、大きい黒板とかこんな家具を作りたいねって夢を思い描いていたので本当にうれしくて。でもいざ子どもとの生活が始まると、理想とは違い汚れるし散らかるし!しかも、いっぺんに2人(双子)増えたので収納が足りなくてどうしようと。それならばいっそのこと自分たちで作ってしまおうと思って。ちょっとずつ必要に応じて作っていって、どんどん幅が拡がって、現在に至っています。
BEFORE
AFTER
ーーー今回のようにお部屋全体をDIYするのは初めてですか?
ranranさん
初めてですね。住宅全部をまるごとDIYしたことがなかったので、オファーを受けるか迷いましたね。実は自分の家でもここまでは手を加えていませんでしたし。でも、不安よりワクワクの方が大きかったです。お部屋を作るときのコンセプトとしては「カフェ&キッズ」みたいなイメージで考えていました。
URの担当の方からは「URのDIYは原則何をやっても大丈夫ですよ」って言われて(笑)!でも最初のうちは心配で、「本当にこれは大丈夫ですか?」と確認を取っていましたが、段々と慣れて大胆さが出てきました。(笑)。
ーーーこの部屋で最も制作に苦労したところはどこでしょうか?
ranranさん
洗面所のプライバシー確保のために取り付けた「折れ戸」の建付けを調整するのに苦労しました。扉のデザインに関しても普通の家にはない、ちょっとワクワクするようなものにしたくて頑張りました。また、どこで寝よう、どこでご飯食べようとか、子どもがいたらこんな家具配置だよねとか、実際の生活をイメージしながら造っていました。
ーーーお部屋を完成させるまでどれくらいの時間を要しましたか?
ranranさん
最終的には、23日くらいここに来て作業したかな。6月にオファーをいただき、7月からとりかかりました。(完成は11月末。)ちょうど子どもが夏休みに入る頃だったので、子どもと一緒に作りました。
子どもも一緒に、家族みんなで楽しむDIY
ーーーお子さんもいらして家族でDIYに取り組めるのは魅力的ですね。
ranranさん
そうですね。女性一人でやるDIYってよくあると思いますが、私の場合は一人じゃなくて、何を作るにしても子ども2人と主人で一緒なんです。だから家族で取り組むDIYの楽しさを伝えたくて。今回のお話も一人だけだったら多分引き受けてなかったと思います。
子どもたちも、壁紙を貼ってくれたりとか、道具を持ってくれたり掃除を手伝ってくれたり。5歳なのでガッツリお手伝いはまだ難しいですけど、物を作る姿を子どもに見せることができるのは凄くいいことだと感じています。子ども達がいることによって、この高さでないと取っ手に届かないとか気付く点もあります。また子ども目線でこだわったのが黒板ですね。
ーーークローゼットの照明なども工夫されていますね。
ranranさん
電気の配線は、免許を持っている主人がやりました。洗面所にあるコンセントに寝室側から電源を取りたかったので、間の壁に穴をあけてコードを通しました。実は失敗した跡も残っているんですけど(笑)。収納の部分に作った照明はとても力作で、自宅でもやりたいくらいの作品に仕上がりました。
ーーー家具もご主人が作られたのですか。
ranranさん
そうです。カウンターやソファなど、色々と作りました。URさんから要らなくなったソファのクッション部分を再利用して、大正区の工場から提供いただいたパレットを加工したオリジナルソファなど、コストを意識して使える部材を活用しながら作りました。
ーーーこの部屋に点数を付けるとしたら何点でしょう。
ご主人
80点くらいですかね。100点はなかなかいかないです。自分的にはまだやれる、もっとここをこうしたいという思いはどんどん出てきますから。DIYはエンドレスなんですよ!
ranranさん
確かに、このお部屋もひとまず完成しましたが、実はこの後もキッチン廻りなどもっとかっこよくしようと画策中です(笑)。
DIYは難しくない!まずは小さいものからチャレンジしてみよう
ーーーこれからDIYをやろうとしている方々に向けてメッセージをお願いします。
ranranさん
DIYは最初の一歩がなかなか難しいんです。特に女性は工具が怖かったり、道具の使い方がわからなかったりで。それを教えてくれる人がいるのといないのでは全然違うと思います。道具と教えてくれる人がそろっていればもっと広がっていくのではないでしょうか。だから、この千島団地にDIY相談サロン「壁紙屋本舗ラボ」があることは凄くいいアイデアですよね。
あとは小さいものを作るところから入ればいいと思います。工程はものの大小にかかわらず一緒です。小さいところから挑戦して、徐々に大きくしていけば、きっと成功に繋がると思いますよ。皆さんには、まずDIYは難しくないよ!って言いたいですね。
皆さんからよく、こんな家具作れないわって言われますけど、それは半分は褒め言葉として受け取りつつも、いやいや皆作れるんだよーという気持ちでいます。このモデルルームでは、誰でも簡単に作ることができる部屋にしようと主人と話していました。
今回のDIYで気付いたことがあって、それは「丁寧に作ること」。私が材料を切っても絶対曲がるけど、主人は曲がらない。だから作りが綺麗。完成度が高い。私が同じものを作っても歪むと思います。使う工具、工程は同じでも完成品が異なってくる。とにかく1ミリを大切にすることですね。
千島団地DIYイベントでの内覧会の様子
ーーーまた今回のようなオファーがあったらどうですか。
ranranさん
めっちゃやりたいですね。ただURさんとのコラボであることへのプレッシャーはもちろんあります。URさんのこと最初はよく知らなくて。どんな会社ですかって聞いたら、世界で一番賃貸物件を持っている会社と言うからうわぁってなって。そのプレッシャーは凄いものですよ。インスタグラムのフォロワーさん達は私の作品を見て凄いと言ってくれますが、URの団地に住んでいる方々がこれを見て同じリアクションをしてくれるか不安はありました。でも、団地の方も、「こんなに変えられるんだ!素敵!」と言ってくれたのでとてもうれしかった。実は自分でも住みたいくらい気に入っています。だからまた団地でのDIYにチャレンジしたいです!
2016年11月 取材
 
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