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住まいの事例

Shibata's Home テラスハウスでDIY!手作りの自然体が心地いい。

case study 009

柴田邸

藤沢台第5(富田林市)

間取:3LDK

まるで一軒家のような間取りが特徴的な、藤沢台第5団地。関西のUR賃貸住宅で、DIY住宅として最初に生まれた記念すべき団地でもあります。今回は、裕充さん(40)と三奈さん(36)と5ヵ月目の息子さんの三人家族の柴田家宅にお邪魔。DIY初チャレンジだと話すご夫婦がつくられたお部屋は、ガーランドが似合うナチュラルな雰囲気に仕上がっています。青々とした芝生が窓越しに見えるお庭には、これから家庭菜園の予定もあるそう。

「仮)イケメンズ」シリーズ第2段!!「DIYで日本の賃貸を面白くしよう!」をモットーに、UR西日本支社発の若手職員が2013年から活動している『UR-DIY部』。部員の中で選ばれしメンバーだけが加入できる特別ユニット「仮)イケメンズ」のメンバーがDIY住宅にお住まいのご家庭に訪問・インタビューするという企画です。今回は、新人注目株の蓼原(たてはら)がご案内します。 (UR都市機構西日本支社 蓼原)

※今後の「仮)イケメンズ」の活動にもご期待ください。
UR-DIY部 FACE BOOK / INSTAGRAM
テラスハウス団地が気に入りました。しかも賃貸!DIYできる!
ーーーDIY住宅に住むきっかけを教えてください
裕充さん
夫婦それぞれ大阪市内と和歌山に住んでいて、その真ん中あたりの立地で家探しをしていました。二人とも新築マンションよりも、古さや懐かしさに愛着を感じられる団地が好きで、最初から団地をメインに選んでいました。
三奈さん
URのホームページで部屋をみつけて、間取りや条件に興味を持ちつつ内覧したのですが、一目で気に入ってしまいました!二階建てで90平米という広さで、専用庭まで付いて贅沢でした。
裕充さん
一戸建て感覚で住めて、しかもDIYができる賃貸というのは大変魅力的だなと。他も検討しましたが、この藤沢台第5団地を基準にすると、なかなか賃貸でこういう物件には出合えませんでした。
蓼原
UR賃貸住宅の中でも、DIYが可能なテラスハウスはこの団地だけなんです。DIYは得意だったのですか?
裕充さん
実は、今回が初体験でした。設計の仕事をしている友人に工具の使い方など教えてもらいながらスタートしたのですが、妻と三人でワイワイ言いながらつくりあげる行程も楽しくて。それ以降、DIYの面白さにはまって、当初予定していたよりも部屋にDIY箇所が増えました。
初めてのDIY体験!足場板があちこちで大活躍
ーーーDIYこだわりポイントを教えてください!
蓼原
リビングの床に使われているのは、元々工事現場用として使われている”足場板”ですよね。
裕充さん
こだわった部分です。足場板の使い込まれている風合いやざらっとした荒削りな感触が気に入っていて、ぜひ使いたかったんです。板の貼り方もランダムですが、計算されてすぎていない自然な感じが好きなので、自由に貼っていきました。妻と友人と三人で丸一日程度かかりましたね。
三奈さん
リビングとダイニングが分かれている間取りだったのですが、境目に石膏ボードを敷いて段差をなくして、ひとつなぎにしました。空間に広がりが出て、部屋の印象がらっと変わりましたね。
裕充さん
床をつくるために仕入れた足場板に余裕があったので、活かして棚にしました。置いてあるものの重さで若干曲がっていますが、それもまた味だと捉えて楽しんでいます。
三奈さん
壁一面を棚にして、CDや本などをずらっと並べたいと思っていたので、楽しい棚になって気に入っています。生活の中でリビングで過ごす時間が一番多いので、好きなものにたくさん囲まれていたくて。
裕充さん
他には、トイレと階段下に棚をつくりました。階段下のデッドスペースは、昔廊下に電話が置かれていた時代の名残りかもしれませんね。今では郵便物やちょっとした小物が置ける場所になっています。
裕充さん
靴棚は、ホームセンターで購入したスチールラックの部品と足場板を組み合わせたのみ。とても簡単ですよ!あとは、後ろ側にビスをして倒れてこないように工夫しています。
裕充さん
DIYで苦労したのは壁です。ダンボール箱三つ分の練り済みの珪藻土(けいそうど)を、リビング、トイレ、和室と脱衣所の壁四ヶ所に塗っていったのですが、妻と二人で丸三日間掛かりっきりでした。コテを使用しながら塗っていったのですが、案外難しかったです。
蓼原
僕たちがDIYで珪藻土を塗る時は、手袋でまず一面を薄く塗ってから、仕上げにコテを使います。コテだけで最初から最後までやるより三倍ほど早くできるのでオススメです!
三奈さん
そうなんですね。先に教えていただいておけばよかったです(笑)!
裕充さん
押入れの襖を取り外して、中板を活かして机に。夫婦それぞれの作業スペースにしました。薄茶色だった板にオイルを塗って茶色にして、黒板塗料をサイドに塗ってカラーアレンジを加えることで、押入れのイメージを払拭しました。
蓼原
まさにデスクですね。こういう押入れの活用法は真似したいです。
三奈さん
私がピアノ教師もしているので、仕事部屋としても活用しています。また、机に座ると部屋の窓から道路越しに藤沢台公園が見えるところ。気候の良い季節になると窓を開けるととても風通しが良いんですよ。
この団地でしかできないDIYライフを楽しむ
ーーーDIY団地で暮らしてみてどうですか?
裕充さん
子どもさんのいるご家族や年配ご夫婦など幅広い年齢の方がお住まいで、顔を合わせると挨拶し合ったりという関係があります。密ではないですが、丁度いい距離感で心地よく暮らせています。近所で大きな花火大会が年に一回ある時は、ベランダから見るのですが、お隣さんも同じようにベランダから見ていたりして、軽くお話したりします。これは、この団地ならではのお付き合いでしょうね。
三奈さん
引越し当初は、晴れた休日の午後などに広い敷地内の中を夫婦でぷらっと散歩したりしていましたね。家の周りを少し歩くだけでも緑に触れられるのでリフレッシュできます。実は、お気に入りのスポットもあるんですよ。
蓼原
今後のDIY計画はありますか?
裕充さん
二階はまだDIYできていないので、今後、子どもが大きくなった時のために子ども部屋にしたいですね。
三奈さん
庭も活用していきたいです。引越し当初、もともと土だったところに芝生を植えて、一年程ですくすく育ちました。庭には、家庭菜園用のスペースも用意してあるので、今後ハーブや野菜を育てようかと思っています。いつか子どもが自由に走り回れるような場所になればいいですね。
2016年7月 取材・文:小倉千明 写真:平野愛
 
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