case study 007
山名邸
北緑丘(豊中市)
間取:2DK
はじめてDIYにチャレンジした雅浩さんと文香さん。「思い切りDIYしたい」こだわり派のふたりはベストな居心地を求めて本格DIYを実践中です。現在進行形のDIYと、その暮らしと思いをお聞きしました。
自分の思い描いた家にできるDIYをやってみたい
ーーーDIY住宅に住むきっかけ
- 雅浩さん
- 二人ともこだわりがけっこうあるので、自分の思い描いた家にできるDIYをやってみたいなと思っていたんです。しかし、賃貸で改造できるところはすごく少ないし、住まいを買うのも考えていませんでした。ある時に、URでDIY住宅のことを知りました。調べてみると思い切ったこともできそうで、URに住むことを考え始めたんです。以前、美容師をしていた頃に、お客さんと話しているとURに住んでいる方も多く、ずっと前から興味は持っていたことも大きいですね。
- 文香さん
- 物件探しはけっこう時間をかけました。最初は難波・心斎橋の職場に近いところで探していたのですが、どんどん北上していって…
- 雅浩さん
- 僕の出身が堺なので、ちがうエリアに住んでみたかった、というのがきっかけです。「大阪住みたい街ランキング」のようなもので箕面が1位になっているのを見かけたり、せんちゅうパルの雰囲気も気に入ったりして、いつしか北大阪に定まっていきましたね。
- 文香さん
- 私も駅前の落ち着いた感じがすごく気に入ったし、女性や家族連れも多くて安心できそうな街なのが良かったですね。
- 雅浩さん
- DIYの経験が全くなかったので、いろいろ手探りで始めました。道具も住み始めてから、ひとつひとつ買い揃えていきましたね。最初は壁紙を剥がすことだけでも罪悪感があるぐらい…。今は思い切りやれるようになりましたが(笑) 一番最初はトイレから。まずは小さいスペースで試してみたかったんです。イメージは、もともとの風合いを活かしつつ、ゲームや携帯に集中できる空間。やってみると、これがすごく楽しくて二人ともDIYにハマっていくことになりました。
- 文香さん
- 普通だったら、引っ越ししたら家具を買いにいったりすると思うのですが、私たちの場合DIYからスタートしているので、まだ家具を見に行く段階までいっていないというか、部屋の仕上がりを見ないと家具が選べないんですよね。
- 雅浩さん
- 実は当初の予定では3ヶ月で完成するつもりでした。時間的に追いついていないのもありますが、どんどんアイデアも出てくるし部屋が変わっていくのが楽しくて…。結果的にどんどん工期が伸びています。
- 文香さん
- 作業の分担もできてきました。デザインしたりイメージを作るのは私の担当で、現場の棟梁は雅浩さんが担当。彼は平面図を書くのが上手くて、私の想像を形にしてくれるんです。住まいの全体テーマは「リゾート」なのですが、ディティールとしてはアメリカ西海岸の空気感を出したいな~とイメージを膨らませています。
- 雅浩さん
- 肉体労働はまかせとけ!という感じなのですが、どうにもペンキ塗りが苦手で…。反対に彼女は色塗りがとっても上手いので、二人の長所がうまく組み合わさっています。ちなみに、ペンキの色は久米さんがペンキを混ぜて色を作っておられたので、自分たちもオリジナルの色作りに挑戦しました。 今では僕もかなり色々DIYできるようになってきて、近頃は仕事場の修繕もやるようになりました。周囲から山名工務店って呼ばれています(笑)。
早く友達を呼べるようにしたい
ーーーDIYをやってみた感想と、これから
- 文香さん
- 今では家具屋さんや服屋さんに行くと、商品だけではなくて内装もチェックするようになりましたね。「この壁めっちゃいい!」と参考にしたり。DIYは思い描いたことが、目に見えるようになっていくのがすごく楽しいですね。クローゼットが一番お気に入りなのですが、完成したときは思わずニヤニヤしてしました。
- 雅浩さん
- まだまだ完成形にはなっていないので、これからもDIYを続けていきます。近くのコーナンプロによく行くのですが、通っているうちに、お店の人から「DIY進んでます?」って声を掛けられます。仲良しの店員さんから工具のことを教えてもらったり、プロの目線でいろいろなアドバイスをいただいたり。あとしばらくはDIYを楽しんでいきます。
- 文香さん
- 早く友達を呼べるようにしたいですね。ふたりとも気になる部分を残したまま呼んだりしたくないので、まだ家族すら来てもらっていません。目標はここでホームパーティーを開くこと。友人たちも心待ちにしてくれていますし、その日のために頑張ります!