case study 002
吉田邸
箕面粟生第3(箕面市)
間取:2DK
結婚2年目、去年9月に箕面粟生に入居された吉田ご夫妻。
以前住んでいた賃貸マンションからの転居を考え、物件を探していた時に、たまたまご主人が住宅雑誌でURのDIY住宅を見つけて最初の内覧で決断。 奥様を見つめる視線がとてもあたたかいご主人と、旦那様を見つめる視線が信頼にあふれている奥様。
仲良しご夫婦ならではの、オリジナリティあふれるDIYが進められていました。
仲良しご夫婦ならではの、オリジナリティあふれるDIYが進められていました。
それまでは全然DIYはやったことなかったし考えたこともなかった
ーーーどんなDIYを目指しておられるのですか
- 未来さん
- 私はかわいらしいお家が好きで、メルヘンチックな賃貸マンションも見つけたんですけど、すごく狭くって。
- 昌司さん
- そんな時にDIY賃貸を見つけました。これなら自由に変えられるので「好きなように自分でつくったらどう?」と奥さんに勧めました。そしたら、その提案に奥さんが食いついたんです。
- Mari
- へぇ、いいですねぇ。ご主人がそう言ってくれるのって。
- 昌司さん
- それまでは全然DIYはやったことなかったし考えたこともなかったです。ノコギリも触ったことがなくて。
- 未来さん
- 箕面粟生のモデルルームを見てハマってしまって。で、まりさんのブログを見てさらにハマってしまって。住んでからも2、3回見に来ました。
- Mari
- わぁ、ありがとうございます。うれしい!
- 昌司さん
- DIYの細かいところを見たかったんです。妻は全体を見て感動してたんですけど、作るのは自分なので「これはどうやって作ったらいいのか」を確認したくて何度も通いました。参考にしながら、オリジナルなものをつくれたらなと思って。あとは雑誌を見て、ほとんど見たままを再現しているます。作り方はわからないけど、完成形から手探りでまねしました。
ホームセンター通いで材料を見極める
ーーーDIYの進み具合はいかがですか?
- Mari
- コンセプトは2人で話し合って決めるんですか?
- 昌司さん
- 特に意見は聞きません。自分は70年代のアメリカが好きなのでごちゃごちゃさせたいけど、妻はナチュラルが好きなので、好きなものはわかります。
- Mari
- ダンナさんが奥さんの好みをわかっているのがいいですね。やっぱり女性にはしんどい仕事もあるので、率先してやってくれると助かりますよね。ホームセンターも一緒に行かれるんですか?
- 未来さん
- 多分、ホームセンターは主人の方が好きで。2~3箇所くらい毎日通いました。
- 昌司さん
- どこが安いとか、どこの材料がいいとか、いろいろ考えてました。
- Mari
- 作業もご主人が率先して?
- 未来さん
- やってくれます。
ーーーどのように進められたのですか
- 昌司さん
- 真夏に、1ヵ月半かけて作業しました。最初に作ったのはリビングの壁。腰板は1枚1枚貼ると高くつくので、ベニヤ板を1枚買ってきて、それを切って貼り合わせました。計1,980円。
- 未来さん
- そしたらきれいに貼りすぎて、元のベニヤ板1枚にしか見えなくなったんですよ。
- 昌司さん
- あー、あれは失敗でした!
- 未来さん
- でも、カッターで溝を削って、先に茶色のペンキを塗って、白のペンキを塗ったら、古い板を貼り合わせたような風合いがつくれたんです!
- 昌司さん
- 仕事でおつきあいさせて頂いている建築関連の方に、家に来てもらってアドバイスをもらいました。ベニヤも本当は壁紙をとって貼らないと、木工用ボンドじゃつかないよと言われたんですけど、最初は木工用ボンドでやりました。
- 未来さん
- したら、ベニヤが全部反ったりして3日くらいイライラしました。
- 昌司さん
- 最初の方は木工用ボンドで貼ったから浮いています。途中から接着剤を替えたのできれいについてるはず。
- Mari
- 素晴らしい!すごいいいと思います。ベニヤは安いし。コストも心配なところですしね。DIYって安いからいいとか思ってやっていたら、結構高くついたりするんですよね。
- 昌司さん
- 計算してないけど、それなりにかかりました。
- 未来さん
- いいもの見つけたら買っちゃうし
- 昌司さん
- 漆喰も、水で練るのはしんどいので、練り済みのものを買ってきて。
- Mari
- 練り済みの漆喰、いいですよね。練り加減が絶妙で。
- 未来さん
- 私も漆喰は塗りましたよ!?
私はみんなにDIYいいよって、言いふらしています
ーーーDIYに取り組まれた感想はいかがですか
- 未来さん
- DIYは楽しい! 賃貸はできあがった空間に住むことになるけど、ここは持ち家のような感覚で何をやってもいいというのがいいです。原状回復を気にせず、何をやってもいい。
- 昌司さん
- 昭和50年代の団地なので見えて欲しくないものも見えてしまいます。色も独特で最初はとまどいました。キッチンはいろいろやりました。
- 未来さん
- でも、スイッチが入らないとやらないので、まだ途中になっているものも多くて・・・。養生テープをつけたままのところもあります。でも、自分たちで手をかけると住み心地が違う。今まで住んだ家でいちばん好きです。
- 昌司さん
- 次は、押し入れを書斎にしたいです。
- Mari
- ご主人の部屋みたいにされるんですか?
- 昌司さん
- そうしようかな、と。
- 未来さん
- 私はみんなにDIYいいよって、言いふらしています。職場の友だちも遊びに来て、物置の扉に感動してくれてました。DIYいいですよ!
取材:2014年6月
DIYする前の様子