ゆたかなくらしって? まち×食
【団地のグルメ】地産地消で引き継ぐ伝統の味。「多摩ニュータウン エステート聖ヶ丘‐2」で見つけたおいしいお店「多摩うどん ぽんぽこ」

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団地の中には、住宅だけでなく花屋や書店、飲食店などがあることをご存知ですか? 全国の団地で、地元の人に愛されている名店を調査!
今回おじゃましたのは、東京都多摩市の「多摩ニュータウン エステート聖ヶ丘‐2」にある「多摩うどん ぽんぽこ」です。
多摩の素材が光る1杯
京王相模原線「京王永山」駅および小田急多摩線「小田急永山」駅から徒歩、またはバスでアクセス可能な「多摩ニュータウン エステート聖ヶ丘‐2
」。その中にある商店街の一角に店を構えるのが、「多摩うどん ぽんぽこ」です。


まず注文したのは、一番人気の「わがままうどん」。運ばれてきたうどんには、サクサクの揚げ玉と甘じょっぱい味がしっかり染みた油揚げがのり、わかめや水菜、かまぼこが彩りを添えます。ぽんぽこうどん(たぬきうどん)ときつねうどんの両方を一度に味わいたいという、お客さんのわがままから生まれたメニューなのだそうです。

揚げ玉は一般的な天かすではなく、生のマイタケを混ぜ込んで個別に揚げたオリジナル。サクサクとした食感と、ほのかに広がるキノコの香りが楽しめます。
うどんの全メニューには日替わりの小鉢が付き、この日は「油揚げと小松菜のお浸し」でした。

なぜこの場所でうどん店を始めることになったのでしょうか。運営団体である「社会福祉法人 時の会」理事長の岡﨑さんに教えてもらいました。「多摩うどん ぽんぽこ」は就労継続支援B型として、さまざまな特性のある方も働いています。

かつて多摩の農家では、冠婚葬祭や神社の集まりの際にうどんを振る舞う習慣があり、それを「多摩そば」と呼んでいたそうです。うどん文化が盛んだったことを知り、多摩産の素材を使ったうどん店を開こうと考えました。
その後、店舗の場所を探す中で出会ったのが、この商店街です。周辺にはコミュニティセンターや学校などの公共施設が点在する一方、飲食店は多くありません。地域の人々が気軽に集える場をつくりたい、商店街に福祉の場を開き人が自然に行き交う環境をつくりたいという思いから、ここでの開店を決めました。

店内で製麺し、注文を受けてからゆで上げる自家製麺は、しっかりとしたコシがありながら、もっちりとした食感が特長。昆布や煮干し、かつおを取り合わせて引いた関西風の澄んだだしと見事に調和しています。

行政とも連携しながら、地元農家が栽培した小麦をうどんに使うなど、地産地消にこだわっています。地粉だけでは麺が硬くなり過ぎるため、試行錯誤の末、北海道産の小麦粉とブレンドし、現在の食感にたどり着きました。
さらに、野菜なども自家栽培や多摩産のものを中心に取り入れています。こうした取り組みが評価され、東京都産業労働局から「とうきょう特産食材使用店」に認定されています。

麦湯で最後の一滴まで味わえる
続いていただいたのは「かき揚げうどん」。タマネギ、ゴボウ、春菊などにプリプリのエビを合わせたかき揚げは、サクッと軽やかに揚げられており、食欲をそそります。

さらに、多摩のうどん文化を代表するひと品ともいえる「つけ汁肉うどん」も外せません。熱々のつけ汁には、豚肉と長ネギに加えて春菊が入り、その香りが味わいを一層引き立てます。

ここでぜひ紹介したいのが、一緒に提供される麦湯です。どのようなものなのか、店長代理の長谷川さんに聞きました。

麦湯はそばにおけるそば湯のようなものですが、うどんのゆで汁は塩分が強く、そのままではそば湯のように使えません。そこで、つけ汁を最後まで楽しんでいただけるよう、地粉の小麦粉を調合したオリジナルの「麦湯」を開発しました。食後は残ったつけ汁に麦湯を注ぎ、味を調えながら飲み干していただけます。
この日はあいにく売り切れでしたが、かけうどん、かき揚げ、炊き込みご飯がセットになった「よくばりセット」も、ボリュームたっぷりな人気商品です。
食後のデザートには「豆腐白玉ぜんざい」をいただきました。たっぷりの小豆と甘さ控えめのやさしい味わいに、心がほどけるようなひとときを過ごせます。

店内は和風で落ちついた雰囲気。ゆっくりと料理をいただくことができます。ベビーカーもOKです。

働く人の自信や誇りをはぐくむものづくり
「多摩うどん ぽんぽこ」を運営する「社会福祉法人 時の会」は、就労継続支援B型や生活介護施設の運営といった福祉事業を行い、製菓事業として「ぐりーんぴーす工房」も展開しています。そのため、「多摩うどん ぽんぽこ」ではお通しとして「ぐりーんぴーす工房」のクッキーが提供されます。

「社会福祉法人 時の会」が手掛ける飲食業や製造業について、岡﨑さんはこのように話します。

社会福祉法人が運営するお店というと、特別な場として受け止められることもありますが、ここにしかない高いクオリティーの料理や商品づくりを追求しています。それが、働く人たちの自信や誇りにつながると考えているからです。
例えば「ぐりーんぴーす工房」のベジタブルクッキーはショートニングを一切使用せず、生野菜を独自の方法で加工して生地へ練り込み、素材本来の味や香りを引き出しています。

「ぐりーんぴーす工房」のクッキーは「多摩うどん ぽんぽこ」の店頭でも販売されています。
また、冷蔵庫では自家製のふりかけと揚げ玉、うどんの生麺も販売されています。
「多摩うどん ぽんぽこ」の店名は、公募によって決定しました。多摩市が映画『平成狸合戦ぽんぽこ』の舞台として縁が深いことにちなみ、この名が付けられたそうです。

多摩伝統のうどんを手ごろな価格で堪能できる「多摩うどん ぽんぽこ」。そのこだわりの1杯を味わいに足を運んでみてはいかがでしょうか。
周辺環境もチェック!
都心へアクセスしやすく、緑に囲まれて暮らせる多摩ニュータウン

「多摩ニュータウン エステート聖ヶ丘‐2」がある多摩ニュータウンは、日本最大規模のニュータウン。計画的に住戸や自然が整備され、四季折々の自然を楽しみながら快適に暮らすことができます。
団地の敷地内にも緑が多く、ゆったりとした時間が流れています。

京王相模原線「京王永山」駅・小田急多摩線「小田急永山」駅近くには、商業施設「グリナード永山」や、公民館や図書館などが利用できる複合施設「ベルブ永山」などがあります。
隣駅の「京王多摩センター」駅、「小田急多摩センター」駅周辺には商業施設、娯楽施設が多く、フットサル場や映画館、屋内型テーマパーク「サンリオピューロランド」などがあり、休日の買い物やお出かけにも便利です。


多摩産の小麦粉を使い、つゆまで飲み干せるうどん「多摩うどん ぽんぽこ」
- ・「わがままうどん」は、サクサクの揚げ玉と油揚げがのったひと品。揚げ玉は生のマイタケを混ぜ込んで個別に揚げたオリジナル
- ・うどんには、地元農家が栽培した小麦を使用。さらに、野菜なども自家栽培や多摩産のものを中心に取り入れている
- ・UR賃貸住宅には、敷地内に商店街や飲食店、カフェがあるところも

東京都多摩市聖ケ丘2-25
京王相模原線「京王永山」駅・小田急多摩線「小田急永山」駅から徒歩17分。またはバス7分、徒歩4分。京王線「聖蹟桜ヶ丘」駅からバス17分、徒歩4分。
「新宿」駅、「渋谷」駅まで特急・急行利用で30~40分圏内で通勤・通学にも便利です。ラッシュ時間帯もバス本数が充実しているため、最寄り駅へスムーズにアクセスできます。
近隣には公園が数多くあり、四季の移ろいを感じながら過ごすことができます。

多摩うどん ぽんぽこ
東京都多摩市聖ヶ丘2-21-3-7
「多摩ニュータウン エステート聖ヶ丘‐2」にあるうどん店。2010年春オープン。
うどんの量は小盛(200g)、普通(300g)、大盛(400g)の3種類から選べます。どのサイズを選んでも同一価格です。- 【定休日】木、日曜日
- 【営業時間】11:00~19:00(ラストオーダー18:30)
- 【HP】https://tamaudonponpoko.nomaki.jp/

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