URくらしのカレッジ

自分にぴったりな新しい暮らしを探す

ゆたかなくらしって? ひと×食

「UReshiiごはん」Interview WINTER コウケンテツさんに聞く!冬の定番・鍋パーティーを大人も子どもも楽しめる会にするには?

お使いのブラウザによってリンクが機能しない場合があります

寒~い冬を元気に過ごすためにも、UR賃貸住宅にお住まいの方は、ぜひ団地の集会所に親子で集まって、持ち寄りパーティーを開いてみませんか? みんなで集会所に集まって楽しめるレシピ記事「UReshiiごはん」を連載中の料理研究家・コウケンテツさんに、冬の定番、鍋パーティーの流儀をうかがいました。

※集会所でパーティーなどを開催する場合は、周りの迷惑にならないよう配慮が必要です

毎日食べても良いぐらい、鍋は優れた調理法

肉、魚、野菜など、具はなんでも盛り込めて栄養満点だし、冷蔵庫の残りものだってうまく活用できる。締めまでおいしい。しかも、調理の腕やコツは要らないし、味が足りなければたれなどで後から簡単に補える。鍋って、かなり優れた調理法ですよね。」

そんな、鍋料理をこよなく愛する、コウさん。
365日、みんなずっと鍋でも良いんじゃないかと思うくらいなんです。でもね、子どもは嫌がるんですよね。『また鍋?』って(笑)。」

鍋は母(料理研究家の李映林さん)の味でもあると言います。
「韓国料理のメインは、スープ。その延長で、子どものころ、鍋率は高かったですね。例えばチゲは、日本でいうみそ汁のような立ち位置であり、日常的に食べていました。また、熱を持って熱を制するという考え方があって、暑い夏にこそ参鶏湯(サムゲタン)を食べて、汗をかいて熱を冷ますんです。年中、鍋でも良いと思うのはこうした文化も根付いているのだと思います。」

鍋は思い思いにフリースタイルで楽しむべし

手軽さはもちろん、トッピングや調味料など、仕上げはそれぞれにゆだねられるのが、鍋がパーティーに向く理由だとも言います。
「子ども時代、母が近所の人たちを招いた食事会によくのぼった鍋は、チゲよりも水炊き的なものが多かったですね。辛いものが苦手な人もいましたし。だから、自分の器によそった後に、唐辛子をましましにしたりして、自己流にアレンジして食べていました。」

シンプルな鍋はフリースタイルで良い。だからこそ、みんながきちんと楽しめるのです。
「“鍋奉行”という言葉がありますが、そんな人が実際にいたら困っちゃいますよね。型なんてない。自由にやって良いんです。」

コウさんが集会所に持って行きたい鍋コレクションを拝見。左から時計回りに、魚介料理などに向く、ポルトガルの銅製鍋、留め金付きの保存容器、鋳物ほうろう鍋、韓国のアルマイト鍋。

鍋料理というと、一つの鍋を囲むようなイメージもあるけれど、集会所に集まって鍋パーティーをするなら、そこも自由に。
「大きな鍋がなくても、各家庭で使っているものを持ってきてもらって、二つ、三つの鍋で作れば良いんです。鍋ごとに味を変えて、いろいろな味を楽しむこともできます。」

集会所に持っていって鍋をするなら、とコウさんがマイ鍋を見せてくれました。
「銅鍋は、ポルトガルの港町で一家に1台はあるもの。ふたが盛り上がった形をしていて、魚介類や肉の塊も入れやすいです。保存容器には留め金が付いているので、スープの運搬や保存にも安心。鋳物ほうろう鍋は、マグネット内蔵の鍋敷きが鍋の底に簡単に着脱できて、鍋敷きごと持ち運べます。機動力なら、韓国の定番・アルマイト鍋はピカイチ。軽くて、洗いやすくて便利ですよ。」

鍋をみんなで作って食べると、気付きがある

集会所にみんなで鍋の材料やトッピングを持ち寄れば、おいしくて楽しいだけではありません。
「“鍋”とひと口に言っても、家庭によって具材も違えば、味も違うでしょう? 集会所の鍋パーティーは、よその家の鍋文化に触れる良い機会になって、面白いはず。パパやママが生まれ育った地域性も、選ぶ具材や味付けに出るはずです。『こんなもの、食べたことがない!』、『どこの出身なんですか?』なんて、きっと会話が盛り上がる要素にもなると思います。」

冬の鍋パーティーメニューとして、コウさんが紹介している「餃子鍋」。餃子を丸い形に包んでいますが、これは中国の昔のお金の形を模したもの。「餃子は中国や韓国では縁起ものですが、この形にすると金運までアップするといわれています。食べものからほかの国の文化をみんなで知ることも良い経験ですよね。」

子どもたちも火や熱いものの近くにいることになりますが、「最初に子どもたちだけ集めて、『熱いから注意してね!』と声をかけて、意識させましょう。それも子どもたちにとっては、食事会ならではの気付きになるはず。後は、子どもは鍋に具材を入れたり、取ったりするときに、手元ばかり見てしまいがちなので、ひじを鍋に付けないように、パパやママの注意の目も必要です。」

コウさん流・鍋パーティーを楽しむ五つの心得
  • ・型はなし。どんな具も入れられて、料理の腕も要らない鍋を手軽に楽しんで
  • ・シンプルな味付けにして、トッピングや調味料で各自好みの味を仕上げてもらうスタイルに
  • ・大きな鍋ではなく、家庭用の鍋をいくつか持ち寄れば事足りる
  • ・鍋ごとに味付けが違っていても、家庭ではできない楽しみ方ができる
  • ・よその家の鍋事情をのぞいたり、ほかの国の文化を知ったりしながら会話を広げよう

何よりも、大人も子どもも気楽に盛り上がること!

UR賃貸住宅の「集会所」は気軽な集いの場

写真は「港北ニュータウン メゾンふじのき台」の集会所。2018年、開放的でバリアフリーな空間に、大規模改修。2階の広い集会室は、天窓や大きな窓に囲まれて開放感たっぷり。そのほか和室の集会室も完備。団地にお住まいの方たちの集いの場になっている。

UR賃貸住宅の集会所は、みんなが集まれる場所。「みんなでパーティーをしたい」、「何でもない日だけれど、ちょっとみんなで集まりたい」、そんな場合でも、UR賃貸住宅にお住まいの方なら、予約が空いていればいつでも利用できます。1時間当たり数百円のお得な料金設定も魅力。テーブルやいすなどのほかに、一部の集会所にはキッチンやウッドデッキなどの設備が備わっている場合もあります。(一部集会所のない団地もあります。)

集会所で楽しむ! コウケンテツのUReshiiごはん 全話一覧を見る
記事で紹介したURの物件はこちら 別ウィンドウで開きます

お使いのブラウザによってリンクが機能しない場合があります

あなたにおすすめの記事