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手作りこいのぼりを団地の空に泳がせよう!こだわりフードにも出会えた「鯉のぼりとおいしいマルシェ」

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こいのぼりを作るワークショップや、パンやスイーツなどのマルシェを楽しめるイベント「鯉のぼりとおいしいマルシェ」が、東京都板橋区の「光が丘パークタウン ゆりの木通り北」で開催されました。この日に仕上げたこいのぼりは団地の商店街に飾られます。
晩春から初夏へ、移り行く季節が感じられたこのイベントの様子をお届けします。

思い思いの絵付けで、個性豊かなこいのぼりが完成!

「鯉のぼりとおいしいマルシェ」は、団地敷地内にある「光が丘ゆりの木商店街」で行われました。ここは、無印良品による「MUJIcom 光が丘ゆりの木商店街」が2018年にオープンするなど、近隣住民からも注目を集めている商店街です。

撮影:曽我俊成(スタジオバウハウス)

今回のメイン企画の一つが、布のこいのぼりにマジックやクレヨンでイラストを描くワークショップ。実はこのこいのぼり、無印良品のカーテンの残反(生産時に余った布)と、口元の補強に商店会で使用済みのファイルを活用しているのだそうです。
作業のテーブルでは、参加者たちが真剣な面持ちで作品作りに没頭していました。完成品は昨年までの作品と一緒に、5月末まで飾られます。この商店街がさらに華やかになりますね。

折り紙で小さなこいのぼりを作るコーナーにも、子どもたちは夢中です。完成品を大事に握りしめていた子は、「目をハートとか丸とか三角の形に描いたの!」と、アイデアを自慢顔で話してくれました。
さらに、「バラのマグネット作り」のワークショップも。生活支援アドバイザー(※)に教えてもらいながら、ガムテープを折り込んで花びらのパーツを作り、重ね合わせてバラの花の形にする作業にチャレンジしました。

※団地で暮らす主にシニア世代が安心して毎日を送れるようサポートするスタッフのこと

会場の一角では、「バイオリン侍 おっくん」さんによる独奏会も行われました。会場を埋め尽くした観客は、曲に合わせて体を揺らしたり、写真を撮ったりしながら、美しいバイオリンの音色を堪能していました。

話題のスイーツやパン、地産地消野菜が団地で手に入る!

イベントのもう一つの楽しみが、多彩なフードが集まったマルシェです。
昔ながらの親しみやすいパンが評判の「わだぱん」、「ゆりの木商店会」と「ゆりの木北自治会」によるベトナムのサンドイッチ・バインミーや、社会福祉法人の事業所「JHC赤塚・JHC秋桜」が手がけるお菓子や惣菜の販売、東京都内の農業生産者からなる「東京野菜ネットワーク」のブースには旬のみずみずしい東京産野菜が並んでいました。

この日は、知る人ぞ知るカヌレの名店「パティスリーパダクシオン」が初出店。伝統的な製法で焼き上げられた正統派カヌレは、外皮はカリッと中はもっちりぷるんとしていて絶品!
オーナーパティシエの早川さんは、「カヌレは気取らずに食べていただきたいお菓子です。今日は団地や近くにお住まいの方々に、『いつものおやつ』として召し上がっていただけたようで、うれしかったです!」と、出店の感想を語ってくれました。

見た目もかわいいスコーンなどの焼き菓子に行列ができていたのは、地元の人気店「イタリアごはんとおやつcurari」のブース。オーナーは、この団地の住民なのだそうです。
香りが良い焼き菓子には、ミネラルも豊富なきび砂糖が使用されています。この地域にファンが多いので、「今日だけの限定品や、なるべく店に置いていないものを作ってきました」と、常連のお客さまにも喜んでもらえる工夫をしていました。

そして、「J Smile CAFE」と「スワンベーカリー パトリア品川店」のブースでは、この団地内にある民間学童保育「J Smile Kids 光が丘赤塚校」に通う生徒たちも大活躍! おそろいのユニフォームで販売を手伝ったり、元気いっぱいに呼び込みの声を響かせたりして、奮闘していました。

「ほっこりできる商店街」を目指して

商店街にたくさんの笑顔があふれた「鯉のぼりとおいしいマルシェ」。家族連れのパパ・ママからは「創作が好きな子どもが満足できるワークショップがあって良かった」、「気軽に参加できてうれしい」との声が。この団地で育ったという女性は「マルシェも開かれ、団地のイベントがさらに楽しくなった」と話してくれました。

こうしたイベント開催の取り組みについて、「光が丘ゆりの木商店会」の会長で、「光が丘歯科」の院長でもある今泉さん(写真左)と、「MUJIcom 光が丘ゆりの木商店街」の店長・平木さん(写真右)にお話をうかがいました。

今泉
無印良品を展開する株式会社良品計画さんとURさんによる地域活性化の取り組みが始まったことが、そもそものきっかけです。地域を盛り上げるため商店街でも何かやろうと、2019年に「ゆりの木クリスマスフェスタ」を開催。商店街イベントの基礎をつくり、春にはこいのぼりのイベントを開こうと計画しました。
  • 「ゆりの木クリスマスフェスタ」の様子(2019年)
  • 「ゆりの木クリスマスフェスタ」の様子(2021年)

ところが、コロナ禍に見舞われ、予定していたイベントは中止や延期に追い込まれました。

今泉
そんな中でもがんばっている「MUJIcom」の姿に背中を押され、開催できる方法を模索。会場への消毒液の設置を徹底するなどの感染症対策をしつつ、今回のイベントを実施しました。
平木
新しい生活様式の中、広々とした団地の屋外だからこそやれることがあるだろうと考えました。これからの時代、人が集まりやすい環境という面でも、こうした団地の広場はとても使いやすく大事だと思います。
商店会との意見交換をふまえてリニューアルした「光が丘ゆりの木商店街」。このリニューアルをきっかけに商店街の機運が高まりました

最後に、今後の抱負をお聞きしました。

平木
商店会の一員として住民の方との交流の場づくりに携われるのは、お客さまとの距離が近いこの店舗ならではのこと。普段からいらしている方に楽しみにしていただけることはもちろん、「光が丘ゆりの木商店街」をまだ知らない方にも足を運んでいただき、知ってもらうきっかけになるようなイベントをつくっていきたいです。
今泉
僕が掲げてきたこの商店街のモットーが、「ほっこりできる商店街」。今日のイベントなら、子どもたちがこいのぼりを作る光景、それを見た大人はゆっくりゆったりできて癒やされる。これからもここをそんな場所にしたいと思っています。
記事のまとめ

イベントには、こいのぼりのワークショップや、さまざまなフードブースが登場!

  • ・「光が丘パークタウン ゆりの木通り北」では地域活性化の一環として、定期的にイベントを開催
  • ・今回のメイン企画の一つ、布のこいのぼりに、マジックやクレヨンでイラストを描くワークショップに子どもたちは没頭。作ったこいのぼりは団地に飾られる
  • ・マルシェには、パンやお菓子、野菜など多彩なブースが集合
  • ・UR団地では、豊かな屋外空間を活用しイベントなどを行っている
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