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みんなの憩いの場が仕掛ける、アットホームなお祭り!住民や地域のつながりをつくる「つながり祭」

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「赤ちゃんからお年よりまでみんなあつまれ!」神奈川県横浜市の南永田団地では、そんな合い言葉のもと、多世代の住民や地域がつながり合うためのイベント「つながり祭」が2カ月に1回開催されています。南永田団地のにぎわいづくりに取り組むNPO法人が中心となり、地元の団体やグループなどが参加。地域に根差したこの催しを訪ねました。

地元のお父さんや住民有志が奮闘!

2021年10月、南永田団地商店街の広場で「つながり祭」が行われました。開始時間の前から順番待ちの行列ができるブースもあり、みんな心待ちにしていた様子。フランクフルトや焼き菓子の模擬店、スーパーボールすくい、くじ、衣類や雑貨が並ぶバザーなどが軒を連ね、家族連れや子どもたちでにぎわっていました。

出店の中には、団地に隣接する小学校の関連団体のブースもありました。時折歓声が上がっていたのは、PTAのお父さんたちのグループ「おやじ&フェス部」によるダーツ。慎重に狙いをさだめた男の子の矢が高得点に命中すると、お父さんたちから祝福の熱い拍手が! 照れ臭そうな男の子の顔に、とびきりの笑みが広がりました。

また、授業を終えた子どもたちの校内の居場所「放課後キッズクラブ」のブースでは、この季節らしい「ハロウィンしおり作り」のワークショップが開かれました。
この二つの団体は、「つながり祭」に毎回のように参加しているそうです。お隣り同士の団地と小学校が密につながることも、祭りを盛り上げる大きな力になっているようです。

いろいろな人に関心を持ってもらうきっかけになればと、「車いす乗車体験」や、まだ食べられるのに捨てられてしまう各家庭の食品を持ち寄る「フードドライブ」も横浜市の協力によって実施されました。
「つながり祭」で食品回収ボックスを設置し、「フードドライブ」の活動を行うことで、近年認知度もアップしているそうです。
祭りを楽しみながらも、多様性や食品ロス削減について学ぶことができる良い機会になっていました。

そして、URの「ABCプロジェクト」も地域からの要望を受けて参加。このプロジェクトでは、UR団地の屋外空間の魅力やDIYの楽しさを発信するため、UR若手職員自らが企画などを考えて実践しています。
今回は、「しゃぼん玉遊び」とワークショップを実施。
ワークショップでは、紙コップで「おかしのバッグ」「風車」を作りました。職員に教えてもらいながら、子どもたちは作品作りに夢中!
「ABCプロジェクト」では、今後もアウトドアと防災を絡めた企画や地域のニーズに沿った企画を実施したいと考えているそうです。

「みんなの故郷を元気に!」の思いで祭りやサロンを運営

「つながり祭」を主催しているのは、「NPO法人 永田みなみ台ほっとサライ」。商店街にあるコミュニティスペース「サロンほっとサライ」の運営も行っています。このサロンではお茶や食事をしながらほっとくつろげるほか、地域のサークル活動やイベントの会場としても利用されています。

「サロンほっとサライ」開設の経緯を事務局長の渡邊乃志男さんにうかがいました。

渡邊
私は定年を迎えたら、このまちを離れようと計画していました。そのことを二人の息子に話したら『僕たちの故郷がなくなってしまうようなものだ』と言われ、私が住み続けることで、息子たちにとってこの場所が故郷になっているのだと気が付いたんです。そのときに『ここで育った子どもたちが楽しみに帰ってこれるようにまちを活気づけたい』と思うようになりました。
また、自治会の役員に就いた際にまちの活性化や地域のつながりづくりの必要性も感じていたので、一念発起! まちづくりの勉強会で一緒だった仲間を集めて活動しだしたのが、そもそもの始まりです。

最初に手掛けたのは、商店街のにぎわいづくりとしての「つながり祭」だったそうです。

渡邊
住民が定期的に集まり何かできる場をつくろうと、『つながり祭』を始めました。当初は小さな学芸会のような内容でしたが、回を重ねるうちにコンテンツも参加者も増え、徐々に商店街ににぎわいが戻ってきました。

そこから構想を膨らませて、サロンを開設。

渡邊
1日だけのイベントではなく、いつもある、みんなが集まれる憩いの場をつくりたいとずっと考えていました。『つながり祭』で地域や住民との連携が深まり、満を持してNPO法人を設立。地域の活動拠点にもなる、常設のサロン開設へとこぎ着けました。

イベントやサロンをオープンする際は、地域の子どもたちも活躍!

渡邊
『つながり祭』という名称は、子どもたちが考えてくれました。サロンのガラス扉や祭りののぼりの絵も、地元小・中学校の生徒による作品。ガラス扉の絵は年に2回、書き換えをしていて、子どもたちも、やりがいを感じてくれています。

そして、今後はシニア世代の見守り活動にも力を入れていくそうです。

渡邊
住民に『この団地に長く住み続けたい!』と思ってもらえるよう、安全・安心な暮らしに向けた見守りを進めていきたいですね。URさんの管理サービス事務所が1年前に、サロンの隣に移転したことで、情報交換や課題共有が格段にしやすくなり、生活支援アドバイザーさん(※)ともすぐに連携できるようになりました。これは、本当に心強いですね。

取材の最後に、「面白いことをやってやろうじゃないかと思って」と、笑っていらした渡邊さん。人と人のつながりを大切にし、南永田団地をみんなの「故郷」にしたいという思いが、「つながり祭」の和気あいあいとした空気を生み出していたのでしょう。

※団地で暮らすシニア世代が安心して毎日を送れるようサポートするスタッフのこと

記事のまとめ

南永田団地では多世代が交流できる祭りを隔月開催。住民が集まり憩えるサロンも常設

  • ・模擬店やくじ、地元小学校のPTAによるダーツ、ワークショップなどでにぎわった「つながり祭」
  • ・「フードドライブ」の食品回収、「車いす乗車体験」、バザーなど、多世代多様な人々に向けたコンテンツも実施
  • ・団地内には、常設の住民交流&憩いの場「サロンほっとサライ」がある
  • ・URでは、定期的に多世代が交流できるイベントを行っているところも
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