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こだわりの焼き芋や、ユニークな読書体験でまちを元気に!洋光台北団地の「団地のカフェ」&「団地のライブラリー」

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神奈川県横浜市にある洋光台北団地が、「団地の未来プロジェクト」※の取り組みの一環でリニューアル。新しくなった集会所内に、「団地のカフェ」として「よっしーのお芋屋さん」と、「団地のライブラリー」がオープンしました。団地や地域の住民だけでなく、他県から足を運ぶ人もいるというこの場所の人気の秘密を探ってきました。

※継続的に団地の価値を上げていくことで、より良い社会づくりへの貢献を目指すプロジェクト。建築家の隈研吾さんとクリエイティブディレクターの佐藤可士和さんが中心となり、URと連携して、団地での新しい住まい方や地域のあり方の創造に取り組んでいる。

スイーツも住民交流も楽しめる場を

団地とまちの活性化に向けて改修された、洋光台北団地の集会所。その一角に設けられたのは「よっしー」こと店主・吉川ゆうじさんによる「よっしーのお芋屋さん」がある「団地のカフェ」です。

看板メニューは、こだわり抜いた焼き芋。各地の農家から直接買い付けたサツマイモに、独自の熟成・追熟方法でうまみを高めるひと手間を加えています。焼く工程では、富士山の溶岩を敷いたガスオーブンとつぼを使い分け、芋の特性や天気などによって、焼き方や温度、焼く回数を変えているそうです。
こんがり焼き上がった芋は、濃厚な甘みが口に広がり絶品です!

カフェのメニューは、焼き芋のほかにも砂糖不使用の飲むスイートポテト「やきいもミルク」や、果物で作った生シロップと天然氷のかき氷、焼き芋と玄米餅入りのおしるこなど、おいしそうなものが目白押し。
甘いものに合う深煎りのコーヒーは、なんと吉川さんが自家焙煎の会社に入社して技術を習得したのだそうです。

人をつなぎ、おいしく楽しくみんなを笑顔に!

「団地のカフェ」は、新たなコミュニティ拠点の役割も担っています。調査の中で洋光台北団地周辺の地域関係者なども含めた幅広い選択肢で検討を重ねた結果、コミュニティ形成に長けたカフェ運営者として浮かび上がったのが、神奈川県藤沢市で焼き芋と食のセレクトショップを営んでいた吉川さん。
「もともと地元に密着した活動をしていたので、洋光台北団地を拠点とすることは正直悩みました。でも、藤沢や湘南でお世話になった方々と洋光台をつなぐ架け橋になろうと思ったんです。
現在、毎週水曜日に各地の農家さんの野菜を販売しています。それも藤沢の農家さんから『コロナ禍で売り先に困っている』と聞き、始めたのがきっかけ。お客さまには野菜を通して、産地や農家さんの話もしています。」

コミュニティづくりについては、こう考えていたそうです。
「シニアなどへの見守り活動は、ずっとやってきたのでここでもできると思いました。
洋光台にはすでに素晴らしいコミュニティがいくつもありますが、入るのをためらっている方もいらっしゃるかもしれません。うちのような店ならふらっと立ち寄り、買い物ついでのちょっとした会話で笑顔になって…というのも気軽にできるでしょう。深くも浅くも、ご自分のスタンスで関わることができるコミュニティの場をつくれれば、と思いました。」

店内には、全国各地の珍しい食材や飲料も並んでいます。
「旅先で見つけたり、作り手さんの思いに感銘を受けたりした、本当に良いと思うものだけを厳選して置いています。」

中には、この店のオリジナル品も。
「品質は良いのに、そのままでは農家さんが販売できない柑橘類を加工し、ジュースやジャムにしています。」

カフェスペースでは、定期的なワークショップやシニア向けの「LINE教室」も開催。さらに吉川さんは、仕事の合間にできるだけ子供たちと遊ぶようにしているそうです。「店で貸し出しているしゃぼん玉などで一緒に楽しんでいます。一人でいる子に声をかけると、驚くような悩み事を打ち明けてくれることも。そういうコミュニケーションや寄り添いをとても大事にしています。」

そんな吉川さんがうれしそうに見せてくれたのは、子供たちが折り紙で作った焼き芋。
「僕がやっていることはすべて、『みんなに喜んでもらうにはどうしたら良いだろう?』という自己満足ゆえの行動なんです」とほほ笑む顔には、やさしさがあふれていました。

団地の広場も図書館!?

カフェスペースの奥には、「団地のライブラリー」がありました。各バスケットには、ブックディレクターの幅允孝さんが選んだ同じテーマの本が3冊ずつ入っていて、バスケットごと借りることができるというユニークな体験ができます。
例えば、美しい団地図鑑などが入った「団地♡」や、「おいもの本」など、この場所らしいテーマも。普段は手にしないような本との出会いもありそうです。

また、借りたバスケットは団地内ならどこでも自由に持ち出せます。というのも「団地のライブラリー」は、団地全体を図書館にしようという「団地の未来プロジェクト」のアイデアから生まれたもの。バスケットにはレジャーシートも入っていて、リニューアルされた芝生広場で本に触れながらゆったり過ごせるように考えられています。
氏名と連絡先を記入すれば、団地住民でなくても借りることができます。

心のこもったおいしいものを楽しめるカフェと、穏やかで豊かなひとときをつくりだしてくれそうなライブラリーがある、洋光台北団地。週末は家族連れも多く訪れるそうで、出向きたくなる理由が分かった気がしました。

記事のまとめ

洋光台北団地には、住民が交流できるカフェと屋外で本を読めるライブラリーがある

  • ・「団地のカフェ」と「団地のライブラリー」は、「団地の未来プロジェクト」による団地の魅力づくりの一環でオープン
  • ・カフェでは特製焼き芋やスイーツのほか、各地の野菜や食材なども販売。気軽にコミュニティに参加できる交流の場でもある
  • ・団地内の芝生広場などでも本を楽しめるよう工夫されたライブラリー。持ち出しやすいバスケットには、テーマが同じ3冊の本とレジャーシートも入っている
  • よっしーのお芋屋さん

    神奈川県横浜市磯子区洋光台2-1-35

    洋光台北団地の集会所にあるコミュニティカフェ。こだわり抜いた絶品の焼き芋を中心に、かき氷やドリンクなどのメニューが楽しめます。また、全国各地の珍しい食材や飲料も販売しています。

    よっしーのお芋屋さん
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