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東京の「ベッドタウン」はどんな街?住むメリットとおすすめの賃貸住宅

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コロナ禍でテレワークが普及して、働く環境や家族との生活が変わる中、「ベッドタウン」の人気が高まっています。アクセスの良い郊外から通勤、家賃を抑えて広い部屋に住み、子どもと自然の多い環境で暮らすことが実現できるからです。今だからこそ、家族が本当に求める暮らしを考えて、住む地域を選んでみてはいかがでしょうか? ここでは「ベッドタウン」の基礎知識や東京近郊の主な「ベッドタウン」を紹介します。

「ベッドタウン」の定義とメリット

そもそも「ベッドタウン」とは、どんな街のことを指すのでしょうか? その定義と、どんなメリットがあるのかを紹介します。

●「ベッドタウン」とは?

日本では、多くの企業が都心部に集中しているため、都心部に必要な数の住宅をつくることができません。そのため、高度経済成長期以降、通勤できる範囲の郊外に、住宅地を整備してきた経緯があり、都心勤務者が、夜寝るために帰る街を総称して「ベッドタウン」と呼んできました。昼間人口に比べて、夜間人口が多いことも特徴の一つです。

ただ、最近では、寝るだけの機能しかない街は、選ばれ続けられないとして、あちこちの自治体で多様化のための試みが行われています。
特に、急激に変化する働き方に対しては、働く場、創業・起業を支援する場をつくっている街などもあり、街ごとに変化はさまざま。自分にとって住みやすい街を選ぼうと思ったら、そのあたりの特徴、変化も調べてみると良いかもしれません。

●「ベッドタウン」に住むメリット
【家賃相場や物価が都心部よりも安いことが多い】
郊外のため、都心部よりも家賃や物価が安いことが多く、暮らしにかかる経済的負担が少なく済みます。住宅地であるため、スーパーやショッピングモールなど生活に必要な商業施設が充実している地域が多く、家族で暮らすのには便利です。
家を建てる場合も、土地価格が都心部より低く、建てやすくなります。
【交通の選択肢が広がりやすい】
通勤・通学需要が大きいため、運行本数が多い、複数の路線が利用できるなど、電車やバスなどの交通の便が良いのが特徴。郊外に居住することになって、多少通勤・通学時間がかかるようになったとしても、不便になるわけではありません。
また、駐車場代が安く、車を所有しやすいのも大きなメリットです。
【子育て世帯が住みやすい】
ファミリー層に配慮のある街づくりが行われている例が多く見られます。公園や緑地が計画的に配され、豊かな自然が残されているなど、子育てしやすい環境が整えられていることが多いようです。
子どもを持つ世帯が多いことから、子育て世帯向けの医療、店舗、サービスなどが充実していることもメリット。同年代が多ければ、友達もつくりやすくなるのではないでしょうか。

東京の主な「ベッドタウン」

東京都下、神奈川、埼玉、千葉のエリアに分けて、東京の代表的な「ベッドタウン」を紹介します。自分に合った街かどうか、参考にしてみてはいかがでしょうか。

●東京都下
<立川市>
多摩エリアの中心的な街。東京都心部へ20~30分でアクセスでき、公園や自然が多いことに加え、駅周辺に商業施設、娯楽施設が集中する便利さが特徴です。
自治体が、市民農園の整備や農業振興を進めているので、農業をやってみたい、自然に触れたい方にはおすすめです。
JR南武線を利用すれば、川崎市方面へのアクセスもスムーズです。
<三鷹市>
吉祥寺を擁する武蔵野市の隣にあり、コンパクトながら便利な街、三鷹市。都心部へ20~30分でダイレクトにアクセスできる立地で、「三鷹」駅周辺には、大型商業施設も充実しています。
アニメをテーマにした美術館があることでも知られるほか、文豪とも縁が深く、文士の街という側面もあわせ持ち、桜並木や天文台も。多様な楽しみのある街です。
<調布市>
新宿まで約15分と、都心部へのアクセスは抜群。多摩川、サッカースタジアムなど遊びの場が充実しています。駅周辺には、市役所、図書館、総合病院など、生活に必要な施設が一通りそろっているため、通勤・通学の途中でも立ち寄りやすいのが便利なところ。
一方で歴史のある寺社、桜の名所もあり、豊かな生活が送れます。
●神奈川県
<藤沢市>
人気の湘南エリア。市内には複数の路線が走り、都心部の主要駅まで1時間以内で行くことができます。海水浴やマリンスポーツなどのレジャーを楽しめるのはもちろんのこと、穏やかな気候で自然も多く暮らしやすい街。
「藤沢」駅周辺には、大型商業施設が集中していて、買い物にも便利です。独自の福祉サービスを行う団体が多い先進地区としても、知られています。
<相模原市>
複数の路線が乗り入れているため、都心部だけでなく、横浜や湘南への交通アクセスも良好で、通勤・通学の便利さからファミリー層に人気です。
大型商業施設がそろっており、買い物にも便利。相模川に始まり、津久井湖、相模湖、陣馬山、石老山など、自然に恵まれた環境にあり、アウトドア好きのファミリーなら、週末が楽しい暮らしができます。
<茅ヶ崎市>
藤沢市の隣にあり、古くは湘南エリアの別荘地でしたが、今は住む街として人気です。JR東海道線が通っているため、乗り換えなしで都心にアクセスできます。
藤沢市同様、海好きにはたまらない街で、週末には、多くの人がドライブで訪れています。マリンスポーツのほかに、海辺のサイクリングロード、キャンプ場もよく利用されています。
<大和市>
市内に複数の路線が走り、主要駅から都心部までは1時間圏内。東急田園都市線の終着駅「中央林間」駅も大和市内にあり、再開発が進んでいます。
仕事帰りでも立ち寄れるスーパーや商店が充実しているほか、大型商業施設もあり、買い物環境も充実。総合病院も市内に点在しているので、もしものときも安心です。
<厚木市>
主要都心部まで約1時間。通勤時間帯には、快速の本数も多く、通勤・通学に便利です。
商業施設やスーパーも充実しており、その上、駐車場が広く無料のところが多いので、車の利用が多いファミリーにはとても便利。市内には複数の温泉もあります。
●埼玉県
<和光市>
東京メトロ副都心線が東武東上線と相互直通運転を行っているため、都心へアクセスしやすい街。「池袋」駅までは、急行で約15分の「和光市」駅は、有楽町線や副都心線の始発駅なので、ラッシュ時でも座って通勤できます。
2020年に「和光市」駅直結型の駅ビルが、グランドオープンして人気を博しており、認知度も年々上昇しています。
<さいたま市>
主要駅である「浦和」駅・「大宮」駅ともに乗り入れ路線が多く、交通アクセスがとても良い街です。「大宮」駅には、東北・上越・北陸方面の新幹線も停車し、車での移動も多数の幹線道路が通っているため、どこに行くにも便利。
百貨店、ファッションビルなどの大型商業施設が多数あり、都心に出なくても、必要なもの、欲しいものを地元で買える便利さが魅力です。
たくさんの学校があるため、子どもの進学先の選択肢も豊富です。
<川口市>
さいたま市より都心に近く、JR京浜東北線や武蔵野線など多数の鉄道が乗り入れているため、都心へのアクセスは抜群です。東京外環自動車道や首都高速川口線など、大きな道路も通っているため、車利用にも便利。
商店街に加え、大型の商業施設も続々とできており、利便性も年々アップしています。植木や苗木の栽培などで有名なエリアがあることから、植物に関する施設も豊富で、園芸に興味のある方には、特におすすめです。
<所沢市>
西武線を利用して、乗り換えなしで新宿や池袋に出られる好アクセス。「所沢」駅には特急や準急、快速など、ほぼすべての電車が停車するのでとても便利です。指定料金はかかりますが、平日は全席指定で必ず座って通勤できる「S-TRAIN」も運行されています。
自然が多く、のどかな街並みなので、子育てにも最適。スーパーや商店街、大型の商業施設もあり、近年さらに「所沢」駅周辺に、新しい商業施設もオープンしました。
<戸田市>
荒川を隔てて東京都北区、板橋区と接しているので、交通アクセスが良い街です。JR埼京線の「戸田公園」駅からは「新宿」駅まで最短20分と、都心への通勤・通学に適しています。
大きな公園が複数あり、荒川もあるため、自然を感じながら子どもと一緒に遊ぶことができます。戸田市は、理数教育や英語教育など教育に力を入れているので、子どもの学力向上も期待できます。
●千葉県
<松戸市>
「東京」駅まで、約30分でアクセス可能。古くから郊外住宅地として開発されており、大規模団地が複数点在しています。
市立の小・中学校には、グローバル人材育成を目的とした言語活用課が設置されていて、すべて英語で行う授業もあり、教育熱心な街です。
<船橋市>
JRや東京メトロなど複数の路線で都心へと通勤、通学することができます。「東京」駅から20km圏内という近さだけでなく、多彩な路線を選べることが魅力。
また、「船橋」駅周辺やベイエリアには、商業施設が集まっているため、買い物環境も充実しています。海浜公園も含め大きな公園が多く、自然を親しめる環境が整っていることも、うれしいところです。
<市川市>
千葉県の北西部、江戸川を隔てて東京都に隣接しています。都心へのアクセスが良く、「東京」駅までは約20分。鉄道網が発達していて、さまざまな路線が乗り入れているので通勤、通学に便利です。
駅周辺にはスーパーも多く生活しやすい環境で、都心の近くでありながら農業も盛んなため、市内には梨や野菜の直売所もみられます。古墳や文人ゆかりのスポットなどの、歴史的名所などもある、文化的な一面も持った街です。
<流山市>
つくばエクスプレスで、秋葉原へ約30分と好アクセスの流山市。東武鉄道も接続する「流山おおたかの森」駅前には、大型商業施設があって利便性も高く、今も市内各所で宅地開発が進んでいます。
また、東武野田線沿線の「江戸川台」駅など、商店街での買い物も楽しめる駅もあり、新旧の良いところを享受できる街と言えるでしょう。もちろん、市内には緑豊かな公園も多く、昔ながらの自然も残っています。
自治体が子育て世帯向けに、保育施設への送迎など独自の施策を打ち出して注目されるなど、子どもを大切にしている姿勢が感じられる街です。
<柏市>
市内にはJR線や私鉄、つくばエクスプレスが通り、都心まで乗り換えなしでアクセス可能。
古くからにぎわいを見せてきた「柏」駅前だけでなく、開発により便利で暮らしやすいエリアがあちこちに増えました。一方で、豊かな自然も残っているのも魅力。近年はスマートシティの先駆として、ニュースになることもしばしばです。

東京の「ベッドタウン」に住むならUR賃貸住宅がおすすめ

自分に合った街や物件を探すとき、UR賃貸住宅の物件もあわせて検討してみませんか。豊富な物件数の中から探すことができ、費用も抑えられるのでおすすめです。

●東京の「ベッドタウン」に物件が多い

「ベッドタウン」は主要都市に近く、団地が多い街が一般的。URも住みやすい郊外の人気エリアを中心に、賃貸物件を多数用意しています。豊富な物件の中から、自分に合った物件を選べることも、URならではのメリットです。

●初期費用を抑えられる

URなら礼金、仲介手数料、更新料、保証人が不要なので、入居の際の初期費用を抑えることができます。一般の相場と比べて家賃2~3カ月分を節約することができ、さらに保証人も不要のため、家賃保証会社に保証料を支払う必要もありません。
マイホームを検討中の方でも、URなら経済的な負担が減るので、購入資金をためやすくなります。

●住環境が良い

公園や広場などの遊び場や、幼稚園、保育園、学童クラブなどの保育施設など、ファミリー向けにうれしい施設が、敷地内外に設けられています。
さらに、子育てサロンや集会所などのコミュニティ、小児科のある医療機関、病児・病後児保育施設のほか、雨の日に遊べるキッズスペースなどを用意している賃貸住宅もあります。

また、間取りがゆったりしているので、テレワークスペースを確保しやすく、仕事に集中できる環境をつくりやすいことも魅力です。オンとオフをしっかり分けて、家族との時間を大切にしたメリハリのある生活を送りやすいのも、URの良いところです。

家族向けにメリットの多い「ベッドタウン」。しっかり調べて後悔のない選択を

「ベッドタウン」は、都心部に比べて出費を抑えやすく、車を持ちやすかったり、街がファミリー向けにつくられていたりと、家族と過ごす時間を大切にしやすいのが魅力です。家族が増えるなどして、新しく広い物件への引っ越しを検討中なら、「ベッドタウン」への引っ越しを検討してみませんか。

街によって特色があるので、例えば、通勤時間や自然環境、車の有無、子育て環境や自治体の支援制度など、さまざまな角度から、実際に住むシミュレーションをしてみると良いでしょう。

さらに、UR賃貸住宅は多くの「ベッドタウン」にあり、費用を抑えて物件の選択ができるのでおすすめです。
子育て世帯であれば、家賃がお得になる「子育て割」、「そのママ割」などのお得な家賃プランがあり、周辺には公園や病院、保育園や学童クラブなど、子育てに便利な施設が充実している場合が多いからです。

子どもが大きくなると転園、転校手続きなど、引っ越しも大変になります。しっかりと家族で話し合って、自分たちにぴったりの「ベッドタウン」を探してみてはいかがでしょうか?

監修/中川 寛子

記事のまとめ

家族と過ごす時間を大切にできる「ベッドタウン」

  • ・都心に比べて、家賃や物価が控えめで出費を抑えやすく、ファミリー向けの街づくりがされているので、子育て世帯には暮らしやすい
  • ・東京都下、神奈川、埼玉、千葉にある「ベッドタウン」、それぞれに魅力がある
  • ・URなら「礼金ナシ」、「仲介手数料ナシ」、「更新料ナシ」、「保証人ナシ」で費用を抑えることができるので、物件を選びやすく、ファミリー向けの設備が整っている物件も多い

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