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パークマイスターが考案!子どもの運動能力を伸ばす「団地エクササイズ」②~うんてい~

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子どもの運動能力を育む動きに詳しい、パークマイスター※の遠山健太さんに、「団地エクササイズ」を教えてもらいます。子どもだけで、親子一緒に、団地の敷地内で楽しみながら簡単にできる運動です。

※公園遊びに詳しく、子どもの発育を考えて指導ができるスポーツトレーナーのこと

今回のテーマは、「うんてい」

遠山さんが選定した「公園などの外遊びで体験できる、子どもの運動能力を伸ばすための24の基本動作」※の中から、毎月一つずつ、その動作につながる団地でできるエクササイズを紹介します。それぞれのエクササイズを行えば、運動神経が抜群になるかも!?

今回は、基本動作「ぶら下がる」、「渡る」 、「とび降りる」、「のぼる」、「降りる」が含まれているエクササイズ「うんてい」です。

うんてい(基本形)

うんていのはしごにぶら下がり、片手ずつバーを持ち、前に進む

常にバーを握り、体を回しながら前に進むので、主に上半身と体幹の筋力が養われます。また、ぶら下がった状態で肩を動かすので、肩周りの柔軟性も向上。バーの位置を確認しながら手を伸ばしていくので、ものと自分の位置関係を把握できる「定位能力」が身に付きます。この能力は、空中にとんだボールをキャッチするときなどに役立ちます。

うんてい(横渡り)

うんていの軸に沿ってぶら下がりながら、横に移動する

「うんてい(基本形)」に比べて、片手だけでうんていにぶら下がる時間が短いため、子どもが怖がらずにできるかもしれません。うんていが初めての子どもは、これから始めてみるのも◎。軸が太く、子どもには握れないうんていの場合は、パパ・ママが体を支えながらトライしてみてください。

うんていクマ歩き

うんていの上に上り、クマ歩きのように手と足を交互に使って前方に進む。下りるときは、うんていの上で体をひねりながら体の向きを変え、足から下りる

うんてい上を歩くことで、運動能力を伸ばすために欠かせないと言われている手、足、目を同時に使う力(協応動作)が養われます。うんていは上半身だけを使うと思いがちですが、このようなバリエーションを加えることで下半身も効率的に使うことができます。細いバーを渡りながら前方に進むので、バランス能力やチャレンジ精神も身に付くでしょう。

うんていを練習しているとバランスを崩して下に落ちてしまうこともあるかもしれませんが、事前にやや高い位置から地面に「とび降りる」練習をすることで転倒を防ぐことができますよ。

※子どもがうんていをしているときは、必ずパパ・ママがそばにいるようにしてください。

※24個の基本動作は、「走る」、「はう」、「泳ぐ/潜る」、「追いかける」、「逃げる」、「のぼる」、「降りる」、「跳ぶ(垂直方向)」、「跳ぶ(水平方向)」、「飛び降りる/着地する」、「かわす」、「くぐる」、「投げる」、「捕る」、「掘る」、「押す」、「引く」、「蹴る/パントする」、「打つ(ラケット/手/棒状の物)」、「渡る」、「ぶら下がる」、「乗る」、「浮く」、「回転する」。
これらは、経験することでできるようになるので、さまざまな動作を遊びに取り入れることが大切です。

遊具があって子どもが遊べるプレイロット

URの団地の敷地には、プレイロットと呼ばれる小さな公園がよく見られます。プレイロットには、今回紹介したうんていや、すべり台や鉄棒などがあるところも。お住まいの方からの、「家のすぐそばで、子どもを遊ばせることができるのがうれしい!」という声も多いんですよ。

今回の先生:遠山 健太さん

ワシントン州立大学教育学部初等教育学科卒。NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト。adidas FUNCTIONAL TRAINING教育トレーナー資格保有。株式会社ウィンゲート代表取締役。
トップアスリートのトレーニングに携わる一方で、ジュニアアスリートの発掘・育成、学研とともに子どもの運動教室「リトルアスリートクラブ」(http://little-athlete.com)のプログラムを開発するなど、子どもの運動能力を育むことも積極的に行う。自身、2児の父であり、子どもとともにめぐった公園での運動子育て経験を生かし、パークマイスターとしても活動している。著書に『ママだからできる運動神経がどんどんよくなる子育ての本』(学研プラス)、『運動できる子、できない子は6歳までに決まる!』(PHP研究所)などがある。

遠山 健太さん 写真
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