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約2000年前の集落跡地で涼を楽しむ。ひんやり長~いそうめん流し!

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夏の風物詩の一つといえば、するすると食べられて、みんなで楽しめるそうめん流し。福岡県福岡市の宝台団地でも、恒例イベントとして行われています。今年参加した子どもたちは、流れるそうめんを上手にキャッチし、満面の笑みでほおばっていました。

手作りのそうめん台は本格的&長さはなんと22m

朝10時。地元野球チームに所属する少年たちがハンドスピーカーを片手に、「お椀とおはしを持ってきてくださ~い!」と、そうめん流しの会場周辺を呼びかけながら回っていました。そして、その声を聞いた住民たちが、どんどん集まってきました。
会場は、宝台団地の集会所前から広場に向かってのびる、なだらかな斜面。そこに約22mという、長い長い竹の水路が設置されていました。使った流しそうめん台は、団地の自治会メンバーが近隣の竹林から切り出し、手作りしたもの。「節もきれいに処理してあって安心」とお母さんたちからも好評でした。

先ほどまで「ずっと楽しみだった! そうめんをいっぱい取りたい!」と話していた子どもたちも、イベントが始まるとすっかり食べることに夢中。そうめんはたっぷり用意されていましたが、イベントが終わるころには、すべて無くなっていました。

子どもたちが集まるイベントになったきっかけは、大人の食事会だった!?

この日は子どもたちが多く集まっていましたが、イベントの1回目は、少し意外な理由から始まったのだそうです。
「もともとは、団地に住む高齢者サークルのメンバーで、一緒に食事をしようとしていました。その一端でそうめん流しを始めたところ好評で、現在では幅広い年代の人たちが遊びに来るようになりました」と、宝台団地自治会の副会長・鳥部一路さんが話してくれました。

宝台団地の敷地は、近隣の小・中学校へ通う子どもたちの通学路でもあります。そこで、今回のイベントをより多くの子どもたちに知ってもらうため、自治会では、朝学校へ向かう子どもたちにチラシを配りながら、そうめん流しのお知らせの声をかけたり、町内の回覧板でもお知らせしたりしたそうです。また、友だちを誘って遊びにきている方も多くいらっしゃいました。

手作りにこだわる宝台団地のイベント

宝台団地自治会長 伊藤正光さん

宝台団地ではそうめん流しのほかに、毎年8月に夏祭りが行われています。夏祭りも、業者に頼らず、自治会や町内会のメンバー自らの手で準備から屋台運営まで行われています。また、今年秋には、福岡大学の学生たちが考案した「おにぎりプロジェクト」も実施予定。これはみんなでおにぎりを食べながら交流を図るイベントなのですが、おにぎりは町内会が用意する予定なのだそうです。
団地の自治会長である伊藤正光さんは、「こういった手作りの場を通じて、団地や周辺地域の人たちが交流できるようにしたいんです」と話してくれました。

最後に、伊藤さんが「はるか昔、ここには集落があり、その集落の跡地に宝台団地が建てられたんですよ。昔から人と人との交流が行われていた場所なんです」と教えてくれました。
古くからこの場所で行われてきたことが、今も脈々と受け継がれているなんて感慨深いですね。ちなみに、集会所には遺跡の出土品が展示されています。

記事のまとめ

子どもたちを中心にみんなが夢中になる、宝台団地夏の恒例行事・そうめん流し

  • ・手作りながら本格的なそうめん台の長さは22m!
  • ・住民同士の交流がさかんなUR賃貸住宅。自治会の活動も活発だからこそ、定期的にイベントが行われている
  • ・はるか昔、集落があった場所に建つ宝台団地。集会所には約2000年前の遺跡の出土品が展示されている
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