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ヨーロッパのように美しい街、幕張ベイタウン。恒例のお祭りは今年も大にぎわい!
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JR京葉線「海浜幕張」駅を最寄りとする幕張ベイタウン。千葉県、幕張新都心の住宅地区として開発が始まり、発展を遂げ、街として初めてグッドデザイン賞を受賞したという美しい街並みは、まるでヨーロッパのよう。ここで、毎年5月に開催される「ベイタウンまつり」は、住民たちが心待ちにしている大人気のイベント。どんなお祭りなのか、早速お邪魔してきました。
年齢、国籍を超えてみんなが楽しめるフリーマーケット
爽やかな5月の週末。幕張ベイタウンのメインストリート“美浜プロムナード”は、 「ベイタウンまつり」の主役であるフリーマーケット会場となっていました。石畳の上に軒を連ねるお店には、所狭しと古着やおもちゃ、アクセサリー、手作り雑貨、趣味グッズが並んでいました。
ベイタウンエリアは海外からの居住者が多いこともあり、出店者もインターナショナル。街の雰囲気と相まって、海外のフリーマッケットに来たような気分にもなります。
のんびり散策しながら、掘り出し物を探す人たちの中でも特に目立っていたのが、親子連れやカップルなどの若い世代。友達同士で遊びに来た小学生や中学生の姿もあちこちに見られ、子どもだけでも遊びに来られる安心な雰囲気でした。
街づくりの楽しさを実感できるのが、お祭りの醍醐味
幕張ベイタウンができたのは1995年のこと。ここは、 URの賃貸住宅や、その他のマンションが集まった住宅地区。快適な環境を目指して、都市デザインされているため、街路には電柱や電線もなく、暖かみのある石畳が敷かれ、洗練された雰囲気が漂います。
また、このエリアは、当初より住民の街づくりへの意識が高いことでも有名。今年21回目を迎えた「ベイタウンまつり」も住民の手で運営されているのだそうです。
その中心となっているのが幕張ベイタウン自治会連合会。その会長である遠山孝行さんによれば、お祭りの準備や当日の運営に、100名ほどの住民ボランティアが活躍しているとのこと。イベント運営がスムーズに運ぶのも、日ごろから自治会同士の連携が密だからなのです。
「このお祭りは、出店する人も来る人も地元の人が中心。『年に3回くらいやってよ』と言われるほど楽しみにしている人が多いんです」と遠山さん。130区画用意したフリーマーケット会場はあっという間に埋まったそうです。
手作り雑貨店「kinonaka」を出店した地元のママ友グループのみなさんにお話をうかがってみました。
「出店するのは今回で4回目ですが、毎回楽しみに来てくれるお客さんがいるのでやりがいがあります。この日のために、それぞれ得意分野を生かして雑貨の制作に励んできたんです。」
イベントプログラム&野外ステージでは、ちびっこたちが大活躍!
「ベイタウンまつり」のもう一つの楽しみが、イベントプログラムです。日本サッカー協会主催のフットゴルフや、少年野球チームのストラックアウトなど、子どもたちが気軽に楽しめるスポーツ企画も開催。また、運営側として頑張る小学生もいて、頼もしい限りでした。
広場に設けられた野外ステージは、ダンスやバンド演奏、バトントワリングなど、日ごろの習い事の成果を発表する場になりました。
ここでも目立っていたのがちびっこたちの活躍。カラフルな衣装を着て裸足でフラダンスを踊る姿は、とても様になっていました。
野外ステージのイベントと模擬店には、幕張ベイタウンのお隣にある千葉県立保健医療大学の食育サークル「ちば食育応援隊」の学生たちも参加していました。日ごろ、URと連携して地元の高齢者の健康増進を目的とした活動を行っているそうですが、イベントでは、おかずの上手な食べ方を伝えるダンスと歌を披露!
「『ベイタウンまつり』では多くの人と触れ合うことができるので、食育活動としてやりがいがあります。模擬店では、目隠しボックスの中に入れた野菜に触って何かを当てるゲームもしているんです。今は、食材に触れる機会も少ないので、これをきっかけに子どもたちが野菜に親しみを持ってくれたらいいですね」とサークル長の吉田優希さん。
こうやって、地元大学の学生と住民の交流が生まれるのも、このエリアの魅力なのではないでしょうか。
幕張ベイタウンの魅力は街の美しさだけじゃない!
幕張ベイタウンに実際にお邪魔してみると、その洗練された雰囲気と街の活気が、若い世代に人気なのも納得です。「ベイタウンまつり」に来ていた住民の方に、この街の魅力をたずねてみました。
「美しい街並みが好きです。夜、ライトアップされると、日本とは思えないほど!」
「ちょっとした公園も多く、身近に子どもを遊ばせる場所があるのがいいですね。」
「ベイタウンまつり、朝市や夏祭りなど、住民主導のイベントがたくさん。地元のプロスポーツチームや大学生たちも参加してくれるから盛り上がる!」
「教育環境が気に入っている! ベイタウン内の小学校は主体性を伸ばす最先端の教育が魅力。近くには全国トップクラスの進学校やインターナショナルスクールもあり、子どもの教育環境もハイレベルです。」
官民パートナーシップのもと、21世紀の暮らし方を見据えて開発されたこのエリア。個々が充実したライフスタイルを楽しめるのはもちろん、地域一体となったコミュニティが形成されているので、住民同士が心地よい距離でつながれる安心感もあります。今、求められている豊かな暮らし方がすでに根づいている気がしました。
洗練された街並みの中で開催される、住民による住民のための「ベイタウンまつり」
- ・「ベイタウンまつり」はフリーマーケットやステージイベント、模擬店の出店で毎年大盛況
- ・幕張ベイタウンは電柱や電線がなく、暖かみのある石畳の景観はヨーロッパの街のよう
- ・公園や教育施設も整った安全・快適な街、幕張ベイタウンは若い世代や子育て世代に人気
千葉県千葉市美浜区打瀬2-22ミラリオ
最寄り駅のJR京葉線「海浜幕張」駅から快速利用で「東京」駅まで約29分と、都心へのアクセスも良好。幕張新都心エリアには、便利な毎日を送るために欠かせないさまざまな商業施設や、イベント会場、野球場もあります。集会所では、育児の不安や悩みを相談したり、情報交換ができる「子育てサロン」が定期的に開かれ、子育て世代の交流の場となっています。
くらしのカレッジ編集部は、「くらし」に関するさまざまなヒントをお届けすることを目的に、インテリア、リノベーション、DIY、子育て、イベント情報など、生活を豊かにするアイデアや日常的に楽しめるコンテンツをご紹介しています。
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