URくらしのカレッジ

これからのくらしを考える ひと×コミュニティ

みんながずーっと元気に暮らしやすいまち。その秘密を団地で発見!

「毎日、元気にはつらつと暮らしたい!」は、誰もが願うこと。URでは、さまざまな世代が、健康で生き生きと暮らし続けられる“まちづくり”の取り組みが展開されています。数ある取り組みの中でも、愛知県豊明市の豊明団地では、豊明市、地元の藤田保健衛生大学、URがそれぞれ相互に連携し、各々の強みを生かした活動や施設の運営、事業などを行っています。今回、豊明団地の商店街にある空き店舗を活用して開設された、二つの施設を訪ねました。

“どうしよう?”を専門家に気軽に相談できる「保健室」

「○○さん、今日も元気に来てくれたのね!」
藤田保健衛生大学が運営する「ふじたまちかど保健室」では、スタッフの看護師さんが訪れた人を笑顔で出迎えていました。ここでは、高齢化が進むこれからを見据えたまちづくりとして、地域に寄り添い、“健康”と“暮らし”を支える活動を行っています。
その一つが、誰でも利用できる「無料相談」です。大学の看護師や保健師、療法士、ケアマネジャーらが交代で保健室にスタンバイし、健康や薬、食事、介護、福祉、子育てに至るまで、幅広い相談に対応してくれます。病院では尋ねづらかったことについて聞き、納得がいくまでアドバイスを受ける相談者も多いそうです。また、「どの診療科に行けばいいの?」といった、適切な受診に向けた助言を聞きに来る人も。気がかりな体や健康のことを、住まいのすぐ近くで気軽に相談できるのは、とても心強いですね。

住民が講師に!多彩な「ミニ講座」が日々の活力

この保健室では、さまざまなイベントが開催されています。体操教室や認知症予防の脳トレなどの「ミニ講座」は、なんと毎日午前と午後の2回開講!
お邪魔したときは、「肺炎予防教室」が行われていました。教室では、まず豊明市のご当地体操で体をほぐします。続いて看護師の長谷川洋子さんが、今年のインフルエンザの特徴や、肺炎の予防策&対処法をレクチャー。熱心に聞き入っていた参加者のみなさんは、質問をしたり、自分の経験談を紹介したりと積極的。“聞く”だけの一方通行ではない教室は、活気にあふれていました。

「ミニ講座」には、趣味の教室も用意されています。塗り絵、折り紙、パッチワーク、歴史などさまざまな内容です。講師は、地域にお住まいの方々。実は、保健室にいらっしゃった際に“得意ワザ”をうかがい、可能なら住民講師になってもらっています。このように住民一人ひとりの特技を生かすことが、バラエティに富んだプログラムの礎になっているんですね。

週3日は保健室に足を運ぶという、津田博子さん。まもなく80歳をむかえます。
1年半前、単身で豊明団地に引っ越してきた当初は、話し相手もいない慣れない環境で、精神的にめいってしまったのだそうです。「今は、『塗り絵の次は、墨絵も!』と、いろいろな講座に挑戦しています。同世代の講座の仲間と教え合ったり、おしゃべりに花を咲かせたり、楽しい毎日です」と話してくれました。
津田さんは、遠出がおっくうな日でも、団地内の保健室なら、ちょっとのぞいてみようという気になるそうです。こうした出向きやすさもあり、「ふじたまちかど保健室」の訪問者数は、年間のべ5000~6000人にも上っています。

子育てファミリーの“安心”を支える「病後児保育室えがお」

子どもの体調が悪いけれど、仕事は休めない…。子育てファミリーのお困り時、頼りになるのが「病後児保育室えがお」です。豊明市が子育て支援事業の一環として開設したこの保育室では、あらかじめ利用登録しておけば、病状など一定の条件を満たした子どもを預かり、保育士と看護師がペアで一時保育してくれます。
「お子さんは症状が回復してきていても、保育園や学校などの集団の中に行くと、つい無理をしてしまいます。病気をぶり返すケースもよくあり、治りかけの時期が大事なんです」と話してくれたのは、看護師の竹本恵子さん。実は竹本さん、普段は団地内にある市立保育園の副園長さん。病後児保育の利用申請が届くと「えがお」に駆けつけ、育児と看護の両現場を知る目線で病後児ケアに当たっています。

2年前に開設された「えがお」は、地域でどのように活用されているのでしょう? 豊明市役所健康福祉部の近藤有紀子さんにうかがいました。「ご両親がフルタイム・ワークのご家庭に多く利用されています。中には、お子さんの急な体調不良で朝一番に市役所で利用登録をし、『えがお』に預けた後にホッとして仕事に向かうお母さんもいらっしゃいます。また、『ここが、いざというときの“駆け込み寺”になってくれるから安心』というお声も。そんな安心感の提供で、豊明市を育児と仕事を両立しやすいまちにしたいと思っています。」
団地を舞台にした新たなまちづくりの取り組みが、たくさんの高齢者の“元気”と子育てファミリーの“安心”を生み出しているのですね。

記事のまとめ

豊明団地は市や大学と連携し、住民の元気を支える保健室や、安心を提供する保育室を運営!

  • ・「ふじたまちかど保健室」は、藤田保健衛生大学の看護師や保健師、療法士、ケアマネジャーが常在し、幅広い相談事に対応。イベントも毎日開催
  • ・「病後児保育室えがお」では、体調不良の子どもを、保育士と看護師が預かってくれる
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