ゆたかなくらしって? ひと×食
料理に驚きと幸せ感を演出!料理研究家が教える彩りのテクニック
お使いのブラウザによってリンクが機能しない場合があります
おいしくておしゃれでヘルシー。そんな料理がおうちで作れたらいいですよね? そこで、「幸せを届ける」をコンセプトに料理を提案する寺井幸也さんに、作る人も食べる人も幸せになれる料理のコツを教えていただきました。
料理で幸せ感を出すポイントはなんでしょう?
「おいしいものって茶色いものが多いと思いませんか? でも、茶色いものが詰まっているお弁当だと、おいしそうとは思えない。どうせだったら、お弁当箱を開けたときに、うわぁ?って、テンションが上がるようなものが作りたいですよね? そこで、考えたのが、ピンクや紫など、食材にあまりないような色を入れること。そうすれば、驚きが生まれ、幸せ感が演出できます。」
ピンクや紫などはどんな食材を使うのですか?
「食材にない色といっても、着色料とかを使うわけではないんです。使うのはあくまで自然界にあるもの。例えば、ビーツという野菜。そこからピンクの色を出して、ほかの野菜を染めたりします。あとは、紫キャベツ、紫芋、ナスなどもいいですね。ナスは身近な食材ですが、揚げ方によってはすごく鮮やかな紫になりますから。また、その使い方にもポイントがあります。いろんな色をただ混ぜるのではなく、僕の場合、白、茶、緑、赤、黄など5色を絶対入れるように心がけています。すると、お弁当でも食卓でもすごくきれいになりますよ。」
おうちでつくるとしたら、どんなレシピにするとよいでしょう?
「今は色鮮やかな野菜が出回っていますから、それを利用してサラダなどにするといいと思います。例えば、金時にんじん(京にんじんとも言われる)という赤くて長いにんじん。これを使った根菜サラダの例を紹介しましょう。材料は金時にんじん、新ごぼう、中が赤い紅芯大根などの根菜類。作り方は、それを全部せん切りにして、ごまのペーストとおうちにある市販のドレッシングであえるだけ。このときのポイントはごまのペーストです。これを加えると、根菜の土臭さがとれ、味がまろやかになって、すごくおいしくなるんです。5色は無理でも3色くらいを意識して組み合わせるといいですよ。」
寺井 幸也さん
寿司職人だった祖父の影響で幼少期から料理に目覚めて以来、数々の有名レストランで経験を積む。コンセプトは『幸せを届ける』こと。単に美味しい料理を提供するだけではなく、作るまでの過程や背景などを大切にした、心も体も満たされる、おしゃれでヘルシーな料理を提案する。一流メゾンのパーティーや展示会でのケータリング、BAILA、CLASSY、FIGAROjaponなどのファッション雑誌でのフードコーディネートを中心に、大手雑貨店LOFTの公式アプリや、大人の女性向けWebmagazine Nstyle で料理コーナーの連載を担当。また、現在は新しくオープンする複合施設の飲食スペースのプロデュースをするなど、多岐にわたる活躍を見せる今話題沸騰中のイケメン料理人である。
HP:http://yukiyamesi.com/
くらしのカレッジ編集部は、「くらし」に関するさまざまなヒントをお届けすることを目的に、インテリア、リノベーション、DIY、子育て、イベント情報など、生活を豊かにするアイデアや日常的に楽しめるコンテンツをご紹介しています。
お使いのブラウザによってリンクが機能しない場合があります