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団地 meets ART 日常にアートが溶け込むとこうなる

茨城県取手市は、東京芸術大学先端芸術表現科が設置されていることもあってアートとのつながりが深い地。ここでは、取手井野団地と戸頭団地を舞台にした「アートのある団地」の取り組みが続けられています。日常にアートが入り込んでくると、いったいどうなるのでしょうか?

その名もズバリ「アートのある団地」プロジェクト

茨城県取手市では、「若い芸術家の卵たちが集う大学がそばにあるのに、地域との接点があまりないのはもったいない! 何か一緒にやれることはないの?」という意見が盛り上がり、市民・東京藝術大学・取手市の3者による共同の事業「取手アートプロジェクト(TAP)」が発足しました。その取り組みの一つとしてスタートしたのが「アートのある団地」プロジェクト。人が日常生活を営んでいる団地で、アート活動を行ってみたらどうだろう。もしかしたら、新しいものが生まれるかも? という視点でスタートしました。団地の住人とアーティスト、最初はぎこちない交流ではありましたが、お互いに刺激しあい、良い化学変化が起きるようになりました。

取手井野団地の敷地の中には、取手市が若手アーティストの為に借り上げている共同アトリエ「井野アーティストヴィレッジ」も。

交流の起点はアーティストと住人のコミュニティカフェ(取手井野団地)

取手井野団地の中には、日常の中でアートに出会うきっかけとなる秘密の入り口があります。それが、コミュニティカフェ兼アートスペース「いこいーの+Tappino」。一人で来ても、いつも誰かがお茶を飲んでいたりするので知り合いも増えるという評判の場所。ここではイベントが開催されたり、さまざまなプログラムの拠点となっており、今や「アートのある団地」プロジェクトには欠かせないスポットになっています。なんと寄付100円で1日出入り自由だとか。

住居棟そのものを、アートにしてしまう「IN MY GARDEN」(戸頭団地)

「IN MY GARDEN」は、戸頭団地の外壁補修工事を行う中で、居住空間の外壁をアート作品化するプロジェクト。団地の住人やその周辺にお住いの方から寄せられた"戸頭団地にまつわるエピソード"をもとに、アーティスト・上原耕生さんが団地の壁に"物語"を描いていきます。2013年よりスタートしたこのプロジェクトは、すっかり団地の顔になっています。現在制作中の3面を加えた11棟15面の全作品がまもなく完成の予定です。

この作品の名前は、<Book climbing>。これは読書が大好きな住人の方のエピソードから着想を得た作品です。団地の近所にある、とがしら公園も読書にはぴったりの場所だとか。

取手井野(UR賃貸住宅)

茨城県取手市井野団地
常磐線快速始発駅にあるアートな団地。
中央の水路沿いにある桜並木が住民のお気に入り。

戸頭(UR賃貸住宅)

茨城県取手市戸頭4 ほか
一万人を超える人たちの暮らしがしっかりと根付く、ビッグコミュニティ。
野鳥や昆虫が多く生息しており自然豊か。
夏は近隣でホタルを鑑賞できます。

取手アートプロジェクト(TAP = Toride Art Project)

1999年より市民と取手市、東京芸術大学の三者が共同でおこなっているアートプロジェクトです。若いアーティストたちの創作発表活動を支援し、市民のみなさんに広く芸術とふれあう機会を提供することで、取手が文化都市として発展していくことをめざします。
HP:http://www.toride-ap.gr.jp/

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