Interview職員インタビュー

幅広い経験から得た成長を、
次の世代へ。

T.K
事務系総合職
東日本賃貸住宅本部 東京北エリア経営部 営業課
前職:銀行にて営業・事務を担当
現在の主業務:賃貸住宅(入居促進)

前職は銀行員として預金や融資などを担当。2015年にURに入社し、賃貸住宅の団地再生事業、宮城県の震災復興支援を経て、現在はUR賃貸住宅の募集に係る業務に従事する。

幅広い経験とチャンスを求めて。

前職時代、業務のなかでURを知ったことが転機になったそうですね。
前職は銀行に勤めており、預金や融資などを担当していました。とあるお客様への個人融資として住宅ローンの販売を行ったのですが、お客様が購入したいという宅地が区画整理事業としてURが整備をした土地であり、そのときにはじめてURの存在を知りました。ちょうど転職を意識していたタイミングだったためURについて調べたのですが、公的機関と民間企業両方の特徴を持ったユニークな組織であることと、全国で幅広く大規模な事業を展開していることを知り、前職では味わうことのできない大きな仕事ができるのではないかと思いました。
さまざまな経験を得られることがURの魅力の一つですが、転職の際はキャリアのイメージも持たれていたのですか?
やはり同じところで同じような仕事をしていくよりは、規模感のある会社に入って、いろんな場所でいろんな仕事をしたいと思っていました。当時は若かったので好奇心もかなり強かったんですよね。銀行で培った経験というのは活かせる場所も多いだろうと考えていたので、チャレンジしようと思いました。
T.K

予想以上の幅広さ。
そこで得られた出会いと経験。

実際に、これまでさまざまな仕事をしてきたそうですね。
入社後は用途転換手法による団地再生事業を担当し、遠隔地等にある団地を、UR団地以外の用途(民間住宅等を含む)として活用するための公募業務に携わりました。実際には、担当する団地の現地調査を行ったり、公募資料の作成をしたり、契約手続きを行うなど、幅広い業務を行いました。
その後は、宮城震災復興支援本部に移り総務を担当しました。職員が利用する宿舎の管理、契約等が主な業務です。民間の賃貸物件をURが借り上げる形だったのですが、地元の不動産屋さんを訪れ、部屋を探したり、契約の手続きを行ったりといった具合です。他にも事務所の執務環境の整備なども行いました。
その後、また団地再生事業に戻ってこられると?
そうですね。ただ以前とは異なり、借地上の市街地住宅を土地所有者等へ譲渡・返還を行う事業の担当となりました。本社に在籍していたので、実際に現場で手続きを行うのではなく、全国にある担当団地の事業進捗の管理や取りまとめ等を行ったり、制度を運用したりという主管業務になります。
そして現在は、UR賃貸住宅の募集を担当していて、家賃収入と契約目標の達成を目指して日々活動しています。具体的には、販売を行う物件の在庫管理や予約管理をはじめ、UR賃貸住宅のお部屋探しをお手伝いするハウジングアドバイザーへの営業支援、販売戦略やPRに関する業務なんかも行っています。
まさに思い描いていた幅広いご経験をされてきたんですね。
予想以上にいろんなことが経験できたと思っています。それぞれの場所で人との出会いや違った体験があったりするので、同じ会社にいながらさまざまな経験が積めるというのは、まさにURの魅力ですね。
当然、未経験の部分もたくさんありますのでその時々で苦労はするものなんですが、こういった経験ができるのはかなり貴重だと思うので、振り返ってみても入社してよかったなと思います。
T.K T.K

後輩としての成長と、先輩としての成長。

ご自身の成長という観点ではいかがでしょうか?
前の会社でも、URに入ってからも、部署のなかで一番若手であることが多かったんですね。そういった意味では、先輩方からいろんなことを教えてもらうことが多かったんですが、現在はそれとは逆で、かなり後輩も増えてきたので立場的なところからもキャリアを重ねている実感があります。同時に、後輩が増えていくことに対して先輩としての難しさを感じる場面も多々あったのですが、そこについては、尊敬する先輩の存在が励みになっています。
そういった先輩との出会いもあったわけですね。
今でも一番大好きな先輩なんですが、本当にその方の見様見真似で後輩と接するようにしています。10歳以上年上なんですがすごくフランクに接してくれる方で、私の目線で話をしてくれるんですよね。後輩に気を遣わせないというか。なので、私も後輩たちにはそういった風に接するように心がけています。先輩方からは後輩として育てていただき、後輩たちからは先輩として成長させてもらっていて、充実したキャリアを歩んでいけていますね。
T.K

限られた時間でいかに高い成果を上げるか。

働きやすさという点ではいかがでしょうか?
妻と息子がいるのですが、会社の制度を利用しながらうまく役割分担をしてワークライフバランスを実現できていると思います。朝の息子の送迎は私が担当しているのですが、時差出勤という形をとっているので定時よりも少し遅く出勤していますし、テレワークやサテライトオフィスでの勤務も取り入れているので、仕事と家庭、生活とのバランスは非常に良いと思います。
他にも働き方という点で意識的に行っていることもあるのですか?
前職では個人にノルマが課せられていたため個人プレーが多かったのですが、URではチームで目標を共有し、みんなで目標に向けて活動をしています。なので、自分一人ではできない大きな目標も、力を合わせて達成していくことができますし、逆に言えばまわりの力に頼ることも重要になってきます。そういった意味では、若手時代は仕事を振っていただく機会が多かったのですが、今は後輩たちに仕事を任せながら、自分の時間をどう活用していくかという点にかなり意識を向けていますね。そうすることで、限られた時間の密度を上げていくことができますし、結果として良い成果にもつながっていると思います。

私を支えてくれた先輩のように、
私も先輩になっていきたい。

では最後に、今後の目標について教えてください。
これまでさまざまな出会いと経験をさせていただき、後輩たちもたくさんできました。これからは、先輩としてのキャリアを積み重ねていくなかで、後輩たちの成長を見届けながら、先輩としての成長もいっしょに実現していきたいと思っています。
私がまだ若手だったころ、自分のことで頭がいっぱいになっていたときのように、今後後輩たちがそんな境遇のなかにあるかもしれません。私はそういった気持ちを理解できる立場にありますので、私を支えてくれた先輩たちのように、私自身も後輩たちを支えられる先輩であれたらと思っています。