Interview職員インタビュー

一つひとつの経験を経て思うのは、
「これからもいろんなことにチャレンジしたい」

H.S
事務系総合職
九州支社 総務部 経理課
前職:金融機関にて営業を担当
現在の主業務:管理部門(経理)

前職は金融機関にて投資信託や保険商品などの資産運用営業を担当。その後、2018年にUR都市機構に入社。地方都市再生のまちづくりの仕事を経て、現在は九州支社にて決算や建築物の新築、増築、改築、修繕、模様替え等の工事などの経理業務を担当している。

「社会の役に立ちたい」
そんな想いから、URに転職。

前職では金融機関の営業をされていたそうですが、転職についてはどのような背景が?
民間企業は営利目的のため、プロセスよりも成果が重要視されることを実感しました。そういったなかで、「もっと社会のために働きたい」と思ったことが転職のきっかけです。なかでもURは公的な側面を持つため事業の公共性が高く、社会的な意義を感じられる仕事だと思いました。社会の役に立てるような働き方ができる。そう感じたことがURへの転職を決めた理由の一つです。
とはいえ、まったく違う業界への転職となりましたが、不安はありませんでしたか?
当然不安はあったのですが、経験者採用で異業種から転職される方も多いと聞いていたのでチャレンジしてみようかなと。加えて、私の地元が広島なんですが、URが広島駅の事業をやっており、市民としてまちが便利になっていくところを身近に体感していたこともあり、「自分もやってみたい」という思いが生まれました。
H.S

URらしさから、
まちづくりの楽しさを知る。

入社後は、地方都市再生のまちづくりに携わっていたそうですね。
そうですね。各自治体を訪問して、地域ごとに抱える課題をまちづくりを通じて解決していく仕事になります。少し具体的な事例でお話しすると、九州だと福岡市がやはり発展しているのですが、その周辺で開発が遅れている地域があるとどうしても人口が流出してしまったり、若い方が減ってきてしまったりという課題が生じてしまいます。そういった課題に対して、どのように他の地域と差別化をしながら、地域の特色を活かしたまちをつくっていくかを考え、提案していくといった具合です。
なかでも印象に残っているご経験があるそうですね。
福岡市から少し離れた場所にあるとある地域での開発案件になるのですが、そちらの地域では「駅前の賑わいが少ない」という課題を抱えていました。車社会が浸透している地域であったため、どのようにすれば駅を活用してもらえるか、さらに言えば、若い方に利用してもらうにはどうすれば良いか。そういった背景からプロジェクトがスタートしました。
そのなかで、印象に残っているのはURの仕事の進め方です。プロジェクトメンバーで集まり、まず「みんなでこのまちを勉強しよう」と地図を広げ、駅のことだけではなく、地域資源や観光名所、産業など、ありとあらゆるまちの魅力を調べ上げました。当然現地にも足を運び、長い月日をかけてまちのことを知ることに注力しました。「自分が住んでいるまちでもこんなに知らない」と感じるほど、そのまちを調べる経験は、まちづくりの楽しさを体感する出来事になりました。
URらしさを実感したわけですね。
そうですね。URらしさで言えば、いろんな方と仕事ができることも特徴的で、自治体の教育部門やまちづくりに携わる方々ともお話しする機会がありました。意見交換をしていくなかでみなさんのさまざまな視点に触れ、まちのことをもっと深く理解できたり、自分が知らない世界を知れたりとたくさんの発見があり、すごく楽しかったです。特に金融時代は「お金」という一つのテーマを扱っていたのに対して、まちでは「高齢化」や「少子化」、「子育て」といったようにさまざまなテーマがあるので、それだけ関わる関係者も増え、色んな観点を養うことができることもこの仕事の魅力だと思います。
H.S H.S

経理業務からあらためて感じた
URの幅広さ。

そして現在は、九州支社で経理をされているそうですね。
九州支社の経理課は、決算や契約、出納、営繕など、幅広い業務を行っていることが特徴です。そのなかで、私自身は決算と営繕業務を担当しています。決算業務では、決算書作成のもととなる伝票の作成や、職員が起票している伝票のチェック、経費申請の対応など、資産管理にまつわる業務を行っています。営繕業務では、九州支社の事務所や職員宿舎などのURが持つ資産の管理を行っています。具体的には消防や電気設備の点検や清掃に関する管理手続きなど、職員のみなさんが快適に働くことができるよう環境整備を行っています。
まちづくりとはまた違った仕事をしてみて、何か感じていることはありますか?
経理をしていると会社で使ったすべてのお金の情報が入ってくるのですが、どこの事業で何のためにお金が使われているのかを知ることで、あらためてURの事業の幅広さを感じました。言い換えれば「URのことを全然知らなかったんだな」と。同時に、まだまだチャレンジできることがたくさんあることを知り、もっといろんな仕事に携わってみたいとも思いました。
H.S

新しいことに興味を持ち続け、
今後のキャリアを広げていきたい。

働き方については、いかがでしょうか?
転職した当初は異業種ということもあり、専門用語などわからなかったこともたくさんありました。ただURには土木や建築、設備など、さまざまな分野の専門性を持った職員がいることと、そういった職員に気軽に声をかけられる環境だったので非常に有り難かったです。ジョブローテーションがあり、部署に定期的に新しい人が入ってくることに馴染んでいる会社なので、面倒見の良い文化があるんですよね。私自身も新しいことや知らないことには興味は持つようにして、毎日何か一つでも新しいこと吸収できるように意識的に取り組んでいます。
キャリアについては、どのように考えていますか?
経理で得たお金や事務手続きの知識は、今後どの部署に行っても役立つものなので、経理の仕事をできたことは本当によかったと思っています。まちづくりについても、自治体や団体などさまざまな方とお話しをして、新しいことをたくさん知るきっかけになったので、今後もまた違う部署に行って、いろんな知識や経験を養っていけたらと思っています。
あとは、URには子育てをしながら働いているような先輩方もたくさんいるので、自分もそういった働き方ができるんだとイメージできましたし、そういった働き方をしたいなと思えたことも自分のなかでは収穫になりました。ライフステージを重ねてもいろんなことに前向きにチャレンジしていきたいです。