Interview職員インタビュー

URならではのスケールとやり方で、
地域社会に貢献したい。

K.A
事務系総合職
本社 住宅経営部 業務収納課
前職:地方公務員としてまちづくりや交通政策を担当
現在の主業務:賃貸住宅(家賃収納)

前職では地方公務員としてまちづくりや交通政策を担当し、新幹線の誘致にも貢献。2017年に入社以来、さまざまな形で賃貸住宅事業に携わっている。

日本の地域社会が抱える問題に、
URなら応えられる。

まずは、URへの転職のきっかけを教えてください。
前職では、地方公務員としてまちづくりや交通政策を担当しており、県道や国道をつくったり、新幹線を誘致する活動を行っていました。そうしたなかで、地域住民の方から「便利になった」と感謝していただいたり、喜んでいただいた経験のなかで、まちづくりの仕事にやりがいを感じていました。それ以外にもさまざまな仕事に携わってきたのですが、改めて「まちづくりの仕事で社会に貢献したい」と思うようになったのがきっかけです。そんなとき、ちょうどURの地域医療福祉拠点化という仕事を知り、行政での経験も活かせるのではないかと感じ、転職を決意しました。
地域医療福祉拠点化に興味を持ったんですね。
人口減少や高齢社会、インフラの老朽化など、日本の地域社会が抱える課題に強い関心があったんですよね。私自身、幼いころに団地に住んでいたこともあり、団地という空間がそういった課題解決に貢献できるのではないか、もっといえば、これからの団地のあり方を見直すときなのではないかと、URの活動を見て思ったんですよね。
K.A

URならではのスケールで、
団地というまちを考える。

そして入社後は当初の希望通り、賃貸住宅の部門に配属になったそうですね。
まさに思い描いていた通り、地域医療福祉拠点化や団地の活性化、コミュニティ形成に関わる仕事でした。「団地マネージャースタッフ」という肩書きになるのですが、担当している団地に伺い、住民のみなさんや自治会、商店街の方々とお話ししながら、これから団地をどうしていくのかを一緒に考えました。実際に携わった団地では、空き店舗を活用してコミュニティスペースを開設しました。高齢化が進み、かつ独居の方も多い団地だったため、「みんなで顔を合わせられる空間をつくろう」ということが背景にあったのですが、住民や自治会の方々からさまざまな声を集め、多様な世代が使えるスペースに仕立て上げました。地域のみなさんがふらっと立ち寄って誰かと顔を合わせたり、会話ができたりする空間となり、「楽しみが一つ増えた」という声もいただきました。今振り返ってみても、感慨深い仕事に携わることができたなと思っています。
そういったなかで、URの団地に驚いた経験もあったそうですね。
やはりURの団地の大きさには驚きましたね。私が担当した団地も6,000戸を超えるような大きな団地で、それぞれの区画のなかに公園はもちろん、商店街や病院があったりと、本当に一つのまちになっているのが非常に印象的でした。一つひとつ違った魅力を持つ団地がまちを形成し、それが全国に広がっていることを考えると、URならではと言えると思います。
K.A K.A

URが遠心力となり、社会に大きく貢献する。

その後も一貫して賃貸住宅の仕事をされているそうですね。
そうですね。団地マネージャースタッフの後は営業課に移り、在庫管理や入居促進キャンペーンなどを担当しました。その後、お客様からの収納業務を経験したのち、現在は各支社の収納業務を統括する業務収納課に在籍しています。ここでは、各支社の収納業務の取りまとめや確認事項に対する対応が主な業務です。あとは、近年のDX化に平仄を合わせる形で、家賃支払いのキャッシュレス化に向けた調整なども行っています。
これまでさまざまな形で賃貸住宅の仕事に携わられてきたなかで、どのようなところにやりがいを感じていますか?
URは戦後に先駆的に団地を供給してきた背景もあり、「URの団地は日本の高齢化よりも早く高齢化が進んでいる」と言われています。そういったなかで、URが「どのような形でそれらの課題解決に取り組んでいるか」ということは、まさに日本の高齢社会への対応策として先進事例になっていくわけです。もちろん、団地の高齢化に対する取り組み自体が社会貢献になるのですが、そういった先進事例や成功事例が、他の地域に還元されていくことでより大きな課題解決に貢献していくと思います。そういった意味では、URが遠心力となり社会に大きな影響を与えることができると思っていますし、そうした仕事にやりがいを感じています。
K.A

現地を見て、感じて、
地域ごとに異なる課題に応えていく。

そういった意味では積極的な取り組みが求められているのではないですか?
そうですね。長い歴史を持つ会社で、周りからはお堅く見える部分もあるかもしれませんが、実際には新しいことをどんどん受け入れながら挑戦していく土壌がある会社だと思います。
実際にあったケースだと、URの団地には3LDKなどの広い部屋が多いのですが、営業窓口の方の声を聞くと「単身で住みたい」という方が多いと。それならば、部屋を塞いで1LDKに変更※してみても良いのではないかと試みた経験があります。収益性はその分落ちてしまいますが、若い方にご入居いただけるのは団地にとってプラスになります。そんな風に「色々やってみてダメならやめれば良いし」、「うまくいったなら広げていこう」と、そんな風土がありますね。
※ライフステージにあわせて、お部屋を増やせる「ステージセレクト住宅」(家族構成や生活スタイルの変化にあわせてお部屋を増やせる新しいタイプの住宅)
それは意外な一面ですね。ご自身もそういったところは大切にしているのですか?
やはり現場の声を受け入れながら取り組んでいくことは重要だと思います。できるだけ現地に足を運び、そこで感じたことや、お住まいの方との対話を通じて政策や施策に取り組んでいくことで、私たちの仕事に価値が発揮されていくと思います。
まちづくりといえど、やはり主役は地域で暮らしているお住まいの方だと思っているので、地域ごとに異なる一つひとつの課題をきちんと拾い上げ、その地域に必要なまちづくりをしていくことが私たちの使命だと思います。