ゆたかなくらしって? ひと×生活
肌育成のスペシャリストが教える、手荒れを防ぐ方法
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ネイリスト、日本爪肌美容検定協会代表理事など、さまざまな肩書きを持ち、美容の第一線で活躍中の川上愛子さん。著書『できるオンナは「手」を捨てない 仕事にも家事にも育児にも負けない、手と爪の守り方』は、多くの女性から支持を得て話題になっています。そんな川上さんから、手の乾燥を防ぐ方法をうかがいました。
手荒れの大敵、乾燥を防ぐ方法とは?
- Q.手荒れを防ぐために、日常の中で気を付けた方が良いことはありますか?
「まず、日ごろ悩みがちなささくれについてお話しします。ささくれは、『親不孝をするとできる』という話を聞いたことがある方も多いかと思いますが、それは迷信です(笑)。本当のところ、一番の原因は乾燥。髪や体は、大抵の人が1日に1回しか洗いませんよね。でも、手はその10倍以上洗っているはず。手は、洗剤や水に触れる機会が多いため、乾燥しやすくなります。そして、乾燥をそのままにしておくと皮がめくれて、ささくれになってしまう訳です。
ささくれを防ぐために良い方法は、手を洗う回数を減らすことですが、それは衛生的ではないですよね。そこでおすすめするのが、ハンドソープや食器用洗剤を使うときは水で薄めること。また、洗った後はすぐに保湿することが、乾燥予防になります。
夏もさっぱりとしたテクスチャーのジェル系保湿剤で、手を洗った後は必ず保湿すると良いですね。そうしたこまめなケアが、秋冬の手荒れに影響します。乾燥しがちな季節だけではなく、1年を通して保湿することで、ささくれを防ぐことができますよ。」
- Q.男性よりも女性の方が肌が乾燥しやすいというのは本当ですか?
「男性と女性では皮膚の構造が違います。肌の水分量は女性の方が多く、油分は男性の方が多い傾向があります。男性は油分のせいで手を洗う回数が多くなりがちですが、水分は少ないので、男性こそ手を洗った後は、必ず保湿することを習慣にすると良いと思います。人前でハンドクリームを塗るのは抵抗があるという男性も多いかもしれませんが、せめて自宅では、しっかりと保湿をしてほしいと思います。」
ハンドクリームを使い、1年を通して保湿することでささくれや手荒れを防げる!
- ・手は水や洗剤に触れる機会が多いため、乾燥してささくれになりやすい
- ・乾燥予防のためには、ハンドソープや食器用洗剤を使うときに水で薄めること。また洗った後はすぐに保湿することがポイント
- ・男性は皮膚の水分が少ない。自宅では、しっかり保湿することを習慣に
今回の先生:川上 愛子さん
ANSEM一般社団法人 日本爪肌美容検定協会代表理事。美容に関する専門家団体A-WithPassion代表。そのほか美容に関するさまざまな資格を生かして、美容商品のプロデュース、講演、ラジオやテレビへの出演、美容サイトでのコラム執筆など、美容の第一線で活躍中。
くらしのカレッジ編集部は、「くらし」に関するさまざまなヒントをお届けすることを目的に、インテリア、リノベーション、DIY、子育て、イベント情報など、生活を豊かにするアイデアや日常的に楽しめるコンテンツをご紹介しています。
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