街に、ルネッサンス UR都市機構

3.まちづくりの方針

機構は、街並み再生方針や当地区の立地特性をふまえ、当地区におけるまちづくりのコンセプトを『東新宿エリアのコア(核)となるライフスタイル創造空間』と設定し、具体の整備方針として、「東新宿エリアの核にふさわしい複合市街地の創出」と「快適で魅力ある都市環境・都市景観の創出」の二つを掲げています。このコンセプト、整備方針に基づき、まちづくりを進めます。

東新宿エリアの核にふさわしい複合市街地の創出

東新宿エリアの核として、訪れたくなるまちになるよう、業務・商業・文化・交流・住宅等の多様な用途の導入を図ります。
東新宿駅と直結する魅力的なサンクンガーデンと、このサンクンガーデンと地域の核である新宿文化センターを結ぶ歩行者広場を整備し、広場に面して商業施設等を配置することにより、東新宿駅前の顔としてふさわしい賑わい空間を創出していきます。
また、多様なライフスタイルに対応した良質な住宅と、憩いと潤いのある居住環境を創出し、豊かな都心居住を実現します。

快適で魅力ある都市環境・都市景観の創出

文化センター通りと新宿文化センター

新宿区は、まちづくりグランドデザイン「歩きたくなるまち新宿」を推進しており、その実現に向けて、歌舞伎町においても回遊性に富んだ歩行者ネットワークの拡充・創出を進めています。当地区は、南側は新宿区都市マスタープランにおいて「憩いと潤いの散歩道」に位置づけられている文化センター通りに接しており、地区内の歩行者動線と東新宿駅、文化センター通りを有機的に結ぶことにより、歌舞伎町ともつながるような地域の歩行者の回遊ネットワークを形成します。
また、周辺に住む人・集う人にとっての憩いと潤いの空間として、N街区北側に整備する5,000m²のまとまった広場を含め、全体で1haもの広場・空地が整備されます。あわせて防災関連施設(防災倉庫、非常用トイレ用下水設備)も整備され、これらの広場・空地は、災害時には周辺住民の一時避難スペースや帰宅困難者の支援スペースとして有効に機能します。
さらに、景観形成に関するルールを定め、東新宿エリアのランドマークとなり、周辺市街地にも配慮した景観形成を誘導します。

まちづくりにおけるUR都市機構の役割

機構は、大規模低未利用地の土地取得を先行的に行い、地元の方々や、新宿区、東京都等の関係機関と協議しながら、街並み再生方針策定に向けた協力、まちづくりの方針の検討を行ってきました。また、その実現に向けて、N街区、S街区の開発を行う民間事業者を誘導するためのまちづくりの手引き、まちづくりガイドラインを定め、事業者決定後、機構が各種調整を行います。 また、地区の基盤整備として、地区内の自動車交通動線となる区画道路(区画道路1号)の新設整備と、N街区西側道路(区画道路2号)の拡幅整備を機構が行います。この他、機構は、当地区周辺市街地に所有している8ヵ所の飛び地を、街並み再生地区内の地権者の建替代替地又は隣接地権者との敷地統合用地として有効に活用することで、当地区周辺を含めたまちづくりを推進します。

図3:当地区周辺の歩行者ネットワーク
(新宿区都市マスタープラン、歌舞伎町まちづくり誘導方針案をもとに作成)
図4:当地区のマスタープラン(「まちづくりの手引き」より)

(1)東新宿駅前の顔となるサンクンガーデン
(2)東新宿駅と新宿文化センターを結ぶ賑わいのある歩行者広場
(3)文化センター通りと歩行者広場の結節点となる小広場
(4)歩行者広場と地区南側を結ぶ歩行者通路
(5)文化センター通りとS街区歩行者通路を結ぶ小広場
(6)地区内の自動車交通動線となる区画道路
(7)地域の憩いと潤いの空間となり、災害時にも機能するN街区北側広場

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