街に、ルネッサンス UR都市機構

2.まちづくりの方針

千住大橋駅周辺地区では、地元住民の意見をふまえて地区の将来像を「うるおい・活気・安全なまち」と定め、まちづくりの基本目標として「うるおいのある豊かなまち」、「活気とにぎわいのあふれるまち」、「安全でしっかりとした土台のまち」の三つを掲げています。この将来像と基本目標に基づき、地元住民・足立区・共同事業者と協働でまちづくりを進めます。

東京イーストエリアの新たな都市拠点としての複合市街地の創出

東京イーストエリアの新たな都市拠点として良質な都市型住宅の供給を核に、防災性の向上、良好な住環境と景観の形成が図られた、住商工の調和した複合市街地の形成を目指します。
新たに整備される千住大橋駅前交通広場に面する街区には、駅前の顔となり、地区に相応しい生活利便施設の集積を図り、地区内外を結ぶ歩行者と自動車の幹線道路を賑わいあふれる空間に創出していきます。
また、隅田川スーパー堤防と一体となった空地の確保や街区公園の整備などによる防災性の向上や、緑豊かな環境の形成を図り、居住者が安全に快適に暮らせる市街地環境を創出します。

うるおい・活気・安全なまちの創出

当地区は都心からの玄関口となる足立区千住地区の最南部にあり、江戸時代においても江戸市中と奥州・日光を繋ぐ一大拠点でした。街道沿いには多くの宿場が立ち並ぶとともに、江戸市中に物資を供給するための問屋街“やっちゃ場”としても賑わいました。現在の旧日光街道沿いには、蔵がたたずむ街並みに当時の名残をとどめています。 平成18年3月、足立区は「足立区都市計画マスタープラン」で当地区を含む千住地域の地域構想を“生活と業務が共存する副都心の形成”としながら、千住の歴史を含む地域資源を有効活用し、下町の魅力と新たな街並みが調和したまちづくりを進めることを掲げています。 また、足立区は地元住民の意見を参考として、当地区のまちづくりの基本目標を「うるおい・活気・安全なまち」として定めた「千住大橋駅周辺地区 地区まちづくり計画」を平成18年11月に策定しました。この中で当地区は、大規模工場跡地の土地利用転換ゾーンとして、ルールに基づいたまちづくりを推進し、駅前整備と地区内外を結ぶ道路の整備、隅田川への誘導と歩行者空間の整備、さらには安全で緑が多く一時集合場所としても機能する公園整備とスーパー堤防によって防災機能の強化も図られることとされています。 さらに、千住地区は足立区の都市景観重点地区に指定されており、開発地区における景観ガイドラインによって地区全体として調和の取れた都市景観の形成が促進されます。

旧日光街道からの千住大橋

まちづくりにおけるUR都市機構の役割

URは、当地区のまちづくりに積極的に関与するために土地の一部を(株)ニッピから取得し、大規模工場跡地の土地利用転換の促進のため、地元の方々や足立区、共同事業者である(株)ニッピと(株)リーガルコーポレーションと協議しながら、まちづくり方針の検討を行ってきました。また、その実現に向けて、足立区と共同事業者間でまちづくり推進に関する基本協定を締結し、開発基本計画となるまちづくりガイドラインと景観ガイドラインを作成しました。(3.まちづくりガイドライン・景観ガイドライン参照) また、地区の基盤整備として、地区内の公共施設(道路・公園)についてはURが整備を行います。また、日光街道から地区内に通ずる都市計画道路(街路及び駅前広場)の整備についてもURによる直接施行を実施し、その促進のために取得土地の一部(B街区)に代替地を確保します。 これらと合わせ、地区内に所有している2街区(C街区、H街区)については、民間事業者の参画を誘導し、良好な住宅の供給を図ります。

図1:千住大橋駅周辺地区の拠点地区内区域図及び都市計画道路 (各街区の上にカーソルを合わせると土地利用計画を表示します)
図2:千住大橋駅周辺地区の住棟配置イメージ図(「まちづくりガイドライン」より)
※住棟配置はまちづくりガイドラインが策定された平成18年12月時点のものであり、実際の計画とは異なる場合があります。

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