さいたま新都心公園

概要

大規模震災を踏まえた防災機能の強化と公園空白地域の解消の先導プロジェクトとして、平成26年7月にさいたま市から要請を受け防災公園街区整備事業を実施しました。
所在地：埼玉県さいたま市

都市住宅学会・業績賞

受賞年度：R2　主催者：公益社団法人都市住宅学会
受賞物件名：広域防災拠点機能を強化の役目を果たし地域に愛される防災公園の整備～さいたま新都心公園～
評価項目：まち・しくみ

【講評】
本プロジェクトは、民間大規模研究所等跡地の土地利用転換に際して、官民連携で区画整理事業と防災公園街区整備事業の手法を活用することで、周辺地区で希求されていたオープンスペースを整備したものである。平常時は地域の憩いの場として、災害時は一時避難場所、さらに、広域防災拠点機能を強化し国交省の緊急災害対策派遣隊（TEC-FORCE）の活動も可能とする防災公園として整備されている。限られた面積（約1ha）の中に防災機能を備えた開放的な芝生広場を整備することで、平常時から多くの地域住民に愛され利用される公園を整備したことは、今後の都市住宅学に資する優れた事業手法を例示したものであり評価に値する。　以上より、本事業は、当学会の業績賞に相応しいと認められる。

全建賞＜都市部門＞

受賞年度：R1　主催者：(社) 全日本建設技術協会
受賞物件名：景観と防災機能の両立による「さいたま新都心公園」の整備　
評価項目：まち・しくみ

【講評】
地域に必要な防災機能を兼ね備えつつ、限られた面積の中で良好な景観形成に努め、世代を問わず地域に愛されるオープンスペースを確保している点が評価されました。