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町営入谷復興住宅[災害公営住宅]

概要

南三陸町と都市再生機構の相互協力により建設された災害公営住宅で、志津川湾より4kmほど内陸に入った小高い丘に3階建て住棟2棟と木造の集会所、総戸数42戸を計画しました。元々沿岸部の居住者が内陸部に移り住むための計画であり、周辺にかつてから居住していた人たちと新たな居住者の交流を促進することが重要と考え、木造の集会所、軽トラ市のできる広場、菜園を設けた中庭、住棟の1階にひだまりテラスを配置しました。
所在地:宮城県南三陸町

町営入谷復興住宅[災害公営住宅]

2015年度グッドデザイン賞

受賞年度:H27 主催者:公益財団法人日本デザイン振興会
受賞物件名:災害公営住宅 [南三陸町 町営入谷復興住宅]
共同受賞者:株式会社遠藤剛生建築設計事務所 (大阪府)
評価項目:しくみ・デザイン

地形と敷地の形状に馴染ませるように、異なった角度をもつくの字の配棟によって、柔らかく囲まれた中庭ができている。共同菜園やそのほかの緑が成長すれば、豊かな共用部分となることが予想される。住棟は、共用廊下がゆったりとられており、住戸のプランニングは、その共用廊下とバルコニーが土間を介して繋がるように計画されている。居住者の生活のしかたによっては、共用廊下からバルコニーがかつての縁側のような公私の中間領域を生む可能性もあり、住戸の計画もまた評価されました。

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