UR都市機構
MENU

今号のテーマ 次々とできるつぼみを収穫 茎ブロッコリー たなかやすこ

煮てもゆでても炒めてもおいしく、カロテンやビタミンC、ビタミンB₁などが豊富に含まれるブロッコリーは、栄養バランスが気になるときの強い味方ですね。スーパーでは一年中見かけるブロッコリーですが、種まきのベストシーズンは夏なのです。

ベランダ菜園におすすめなのは茎ブロッコリー。一般的なブロッコリーがひとかたまりに密集する花蕾(からい)を食べるのに対して、茎ブロッコリーは、次々に伸びる20センチ程度の茎とその先にできる花蕾を食べます(茎はアスパラガスのように利用でき、おいしくいただけます)。

種はスティックセニョール、グリーンボイスなどの名前で市販されています。種まきは7月から8月で、11月から12月に収穫できます。

種をポットにまき、本葉が5、6枚になったらプランターに定植します。主茎がまっすぐに伸びて葉が増え、主茎と葉の間から脇芽が伸びてきて(側枝(そくし))、先端に花蕾をつけます。花蕾が500円玉ほどの大きさになったら、側枝ごと収穫します。株の根本のほうから新しい側枝が次々に出てくるので、上のほうから収穫していきます。

栽培のポイントは、主茎の先端の花蕾を早めに刈り取ること。そうすることで側枝の成長を促すわけです。

ブロッコリーはアブラナ科で、収穫が遅れると黄色い花が咲いてしまいます。我が家では、収穫が一段落した後に、あえて花を咲かせて早い春を感じています。花は生のままサラダに散らして食卓で楽しむことも。葉は青汁の材料にぴったり。つぼみ、茎、葉、花と全体が楽しめるお得な野菜です。

【田中淳=撮影】

ベランダ菜園の楽しみ5
花蕾を収穫しないでおくと、にょきにょき伸びて黄色い小さな花が咲く。
花蕾を収穫しないでおくと、にょきにょき伸びて黄色い小さな花が咲く。
cultivation

育ててみよう茎ブロッコリー

種まきの季節は7、8月。盛夏の育苗(いくびょう)になるので、ベランダの照り返しには要注意です。
ポットやプランターを台の上にのせるなどして床から離し、風通しよくしましょう。

ポットに培養土を入れて4粒程度種をまきます。本葉が2枚出たところで間引いて2株にし、本葉3、4枚でさらに間引いて1株にします。ほかの植物を育てているプランターの土の上にポットを置くなどして、暑さから守ってあげましょう。

間引くときは残す株の根が浮いてしまわないように、指でやさしく押さえる。
間引くときは残す株の根が浮いてしまわないように、指でやさしく押さえる。
本葉が5、6枚になったらプランターに定植します。9月下旬頃には、園芸店に苗も出回ります。
本葉が5、6枚になったらプランターに定植します。9月下旬頃には、園芸店に苗も出回ります。
プランターは容量12リットルくらいのものが適しています(写真ではジュート製のプランターを使用し、ミックスレタスも一緒に育てています)。苗が小さいうちは害虫が付きやすいので、葉裏や新芽をチェックして取り除きましょう。

プランターは容量12リットルくらいのものが適しています(写真ではジュート製のプランターを使用し、ミックスレタスも一緒に育てています)。苗が小さいうちは害虫が付きやすいので、葉裏や新芽をチェックして取り除きましょう。

主茎の先にできる花蕾が500円玉程度の大きさになったら、刈り取ります。これで側枝の成長を促します。側枝は上のほうから順に収穫しましょう。

主茎の先にできる花蕾が500円玉程度の大きさになったら、刈り取ります。これで側枝の成長を促します。側枝は上のほうから順に収穫しましょう。

たなかやすこ
イラストレーター、ガーデニングクリエイター。
1957年北海道小樽市生まれ。著書に『とれたての幸せ。はじめてのベランダ菜園』(集英社)、『おいしいベランダ菜園 シンプル&エコに育てる』(家の光協会)ほか。
たなかやすこ

WEB UR PRESS バックナンバー

prev
next

独立行政法人都市再生機構

〒231-8315

神奈川県横浜市中区本町6-50-1 横浜アイランドタワー

TEL:045-650-0111(代)

©2015 Urban Renaissance Agency