街に、ルネッサンス UR都市機構

千里グリーンヒルズ竹見台(大阪府吹田市)

プロジェクトデータ

所在地:
大阪府吹田市

建替え前:
管理戸数:2,796戸(団地全体)
管理開始:1967(昭和42)年度

建替え後:
管理戸数:460戸
管理開始:2020(令和2)年9月

事業手法:
建替え事業

事業概要

1962(昭和37)年にまちびらきした千里ニュータウンは、1,160ヘクタールにもおよぶエリアに計画された、日本で初めての大規模なニュータウンです。起伏のある千里丘陵の地形を活かしながら、約21%もの面積の公園や緑地を確保。まちびらきから約60年が経過し、豊かなコミュニティと緑あふれる街へと成長してきた千里ニュータウンでは、駅前の再整備や住宅の更新などが進み、UR賃貸住宅でも高経年化や社会環境の変化に対応すべく、団地再生事業(建替え)に着手しています。
千里グリーンヒルズ竹見台は、千里ニュータウン内ではURとして初となる建替え後賃貸住宅で、管理開始後60年弱となる千里竹見台団地の一部の建替えにより令和2年9月に完成しました。南千里駅前のランドマークの一つとして、長年親しまれてきた「高層スターハウス」3棟のうちの1棟と、高層板状住棟の1棟の建替えです。

土地利用図
before
after

従前の面影を残した建物形状

千里竹見台団地は、高層スターハウスや高層板状住棟など、敷地特性に合わせて多様な住棟形式が混在する個性豊かな景観を生み出してきました。今回の建替えでは、建替え前の建物の位置・形状を活かした設計とし、大きく育った緑、ランドーマークである風景や住環境を継承しています。

多様な周辺環境に調和する色彩計画

色彩計画では、既存住棟も含めた全体計画を策定しました。千里竹見台団地は、南千里駅、住宅地や文教施設など多様な周辺環境に囲まれているため、まちと接する部分に応じてエリア分けし、接するまちと調和するように計画しています。201号棟は、既存住棟の三層フレーム構成を強調した色彩計画を踏襲させ、団地内での協調を図っています。

団地の魅力を引き出す夜間景観

千里竹見台団地は、竹林、並木やケヤキなど、緑豊かな屋外環境が育まれてきました。建て替えにあたっては、アッパーライトをはじめとする間接照明によって、建替え住棟や既存樹木のシンボルツリーをライトアップしています。現代性と風格のある夜間景観を生み出しつつ、夜間帰宅時の安心感の創出も図っています。

メニューを閉じる

メニューを閉じる

ページの先頭へ