街に、ルネッサンス UR都市機構

アーベイン博多駅前ファースト(福岡県福岡市)

プロジェクトデータ

所在地:
福岡県福岡市博多区

建替え前:
(博多駅前四丁目第二市街地住宅)
管理戸数:94戸
管理開始:1970(昭和45)年度

(博多駅前二丁目市街地住宅)
管理戸数:152戸
管理開始:1971(昭和46)年度

建替え後:
管理戸数:216戸
管理開始:2018(平成30)年8月

事業手法:
全面建替え事業

事業概要

「アーベイン博多駅前ファースト」はUR都市機構の団地再生事業(建替え)により建設された賃貸住宅です。建替え事業の対象となった博多駅前四丁目第二市街地住宅は1970(昭和45)年、博多駅前二丁目市街地住宅は1971(昭和46)年に管理を開始しました。それから約50年の月日が経過し、建物の老朽化が進み居住水準が変化していく中で、それぞれの敷地が必ずしも立地に見合った有効利用がなされていないことなどから、時代のニーズに対応した地区への更新が必要となり、地権者の皆様と共に事業手法を検討しました。
当事業においては、博多駅前四丁目第二市街地住宅に隣接する福岡市所有地をUR都市機構が借地し、博多駅周辺の交通結節機能を強化するためのバスターミナル施設を整備するとともに、UR賃貸住宅を新規に整備し、前述の2つの市街地住宅をそれぞれの地権者に返還することで、博多駅前周辺のUR賃貸住宅のストック再生・再編を進めました。
賃貸住宅についてはUR都市機構が1989(平成元)年より展開してきた「アーベイン」ブランドのフラッグシップとして、博多という場所にふさわしい洗練された都市の居住環境を整備すべく計画を策定しました。またバスターミナル施設については、バスの待機場所が不足し、高速バス等の乗降に路上を使用せざるを得ないといった交通政策上の課題を福岡市が抱えていたため、その解決に寄与する施設となりました。さらには、隣接する民間ビルの建替えに合わせて、官民連携により歩行者デッキが整備され、民間ビルを経由してJR博多駅までアクセス可能な歩行者経路が完成し、これにより博多駅前の回遊性がより一層向上されました。

事業後の土地利用図
before
after

周辺と調和した一体的な都市景観を

住宅、バスターミナル施設、隣接ビルに接続する歩行者デッキという様々な機能をまとめるデザインコードとして、シンボリックな門型フレームを採用し、周辺と調和した一体的な都市景観の形成を図ります。

建物外観

建築でつつみ、光でつなぐ。都心らしい
賑わいと住宅としての落ち着きを

JR線路に臨むバルコニー側には門型の躯体を活かして照明を配することで陰と陽を明確にし、ランドマークとしてのアイデンティティを高めつつ上品な照明景観を演出します。
見る角度によって建物の表情を変える照明配置が、住宅と施設を程よく街に溶け込ませます。

建物正面
バスターミナル
住宅エントランス

場所の特性に応じたここにしかない住宅を

全国から注目を集めるJR九州の列車が目の前を走る眺望や、博多駅、筑紫通りを一望するサンルームなど、都心の立地を存分に活かした住宅プランを計画しています。
他にも高階高の住宅や専用ポーチ、防音室付の住宅など、様々な生活スタイルに合った多彩な住宅を用意しています。

住戸内
住戸内
住戸のバルコニー

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