街に、ルネッサンス UR都市機構

東日本大震災震災復興企画展 @赤羽台団地

JR赤羽駅から徒歩8分ほどのUR都市機構ヌーヴェル赤羽台団地。団地の敷地内にある「URまちとくらしのミュージアム」で2024年2月13日から3月30日まで、企画展「東日本大震災 被災地とともに~URの復興支援のあゆみ~」を開催。また期間中の2月24日、ミュージアムの庭で岩手県陸前高田市と宮城県女川町から受け継いだ桜の植樹式が行われました。これにあわせて2月24日と25日に「三陸復興マルシェ」も開催。今回はその様子をレポートします。

名産を買って応援!「三陸復興マルシェ」

URふるさと応援プロジェクトが開催する「三陸復興マルシェ」では、URが東日本大震災の復興支援を行った三陸地方のよりすぐりの名産品が販売されていました。

マルシェでは「木の屋石巻水産」の牛たんの煮込みの缶詰、「山徳平塚水産」の三陸沖で水揚げされた魚の煮付け、「マルナカ遠藤水産」のとろろ昆布やふのり、「富士國物産」の海苔やわかめ、「マルナリ水産」のさんまの昆布巻き、「山形屋商店」の石巻の鯖だしで煮込んだ石巻おでんなど、三陸の美味しさが堪能できる品揃え。
他にも「三陸フィッシュペースト」の旅するかまぼこ、「八木澤商店」の津波から生き残ったもろみを使った奇跡の醤、「鮮冷」の牡蠣や帆立をふんだんに使ったカレー、「満福農園」のケチャップやピクルス、「清水商店」のはちみつ。さらに、「マルキチ阿部商店」のほやたまごといった一風変わった商品も。

「志たあめや」からはかりんとうなどお菓子と一緒にトートバッグなども販売され、「古須賀商店」のわかめの佃煮、「丸友しまか」の鯖しいたけの煮付け、「三陸鉄道」のコーナーには三鉄チキンカレーやクロジカせんべいなどのほかに列車を模したキーホルダーやペンケースもあり、大人から小さいお子さんまで多くの方がお買い物を楽しんでいました。

「東日本大震災からの復興を語り継ぐ桜」の植樹式

植樹する3本の桜は、岩手県陸前高田市と宮城県女川町から譲り受けたものです。地元の桜に縁があり、現在も防災や復興の啓発活動などに携わる方々と自治体の方々が、復興の記憶を継承していくために、思いを込めて植樹されました。

また、植樹式に参加された女川町出身の絵本作家である神田瑞季さんの絵画「桜花爛漫」が企画展で展示。絵画には、震災当時に桜を見ても春を感じられなかった被災者の「切なさ」と、それでも季節は巡り、来年も必ず春が来て桜が咲き、この先も続いていくという「希望」が表現されています。

URの歴史が学べる「URまちとくらしのミュージアム」

URまちとくらしのミュージアムは、UR都市機構が関わってきたまちづくりの歴史を映像や再現された当時の住居から学べる施設です。

三方と足元に展開される迫力の映像に息を飲む方や、常駐するガイドスタッフの解説を聞きながら「そうそう、昔はこうだったよね」と感心する見学者も多く、皆さんが有意義に時間を過ごされていました。

地下1階のセミナールームでは「東日本大震災 被災地とともに~URの復興支援のあゆみ~」企画展示も期間限定で開催。東日本大震災で被害を受けた地域の復興を支えてきたURの取り組みが映像・模型・大型パネルや資料で紹介されていました。

また、陸前高田市からのご厚意で、大震災による津波にも耐えた「奇跡の一本松」の幹が展示。年輪からの樹齢は173歳だそうです。来場された方々が幹に直接触れることもでき、皆さん一同に「勇気と元気をもらえた!」とのこと、その場がパワースポット化していました。

多くの来場者が訪れ、マルシェは終了

2日間にわたって開催された三陸復興マルシェ。団地住民の方が多く立ち寄り、2日目の終盤には売り切れる商品も多々あるほど盛況のうちに終了しました。

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