Yuichi Shimada

Interviews 地域と人とのつながりが、 まちも自分も大きくしていく。

島田 優一
事務系総合職
東北震災復興支援本部 福島復興支援部
企画・計画
Yuichi Shimada

Career

  • 2021年:入社/東日本都市再生本部 事業推進部
  • 2023年:東北震災復興支援本部 福島復興支援部

Chapter 01 まちの課題に、本気で取り組みたい

大学時代から、まちづくりに興味があったそうですね。
高校生のときから地域活性化に関心があり、大学では経済地理学を専攻しました。もともと旅行が好きだったこともあり、全国各地の色々な地域を訪れてきたのですが、それぞれの場所でまちの文化や景色、人に触れるなかで、その地域ならではの価値や財産、そして人々の暮らしを支えたり、発信したりできる仕事がしたいと思っていました。
なかでもURに入社を決めたのは?
全国各地にさまざまなまちがあることに魅力を感じていましたが、過疎化や都市の均質化などのまちが抱える課題を認識するようになりました。こうしたまちや都市の課題解決に本気で取り組みたいと考えたときに、URはまさに魅力的な企業でした。事業を行う上で収益性は重要な要素の一つですが、それだけではなく、そのまちに本当に求められている機能や取り組みをまちに関わる方々といっしょに考え、創り出していけるのがURだと思います。
まちの課題に、本気で取り組みたい

Chapter 02異なる2つのまちづくりに挑戦

入社後は、池袋の再開発事業を担当されたそうですね。
高質な都心居住機能をはじめ、生活支援機能や防災機能、そして公共施設を導入する大規模な再開発事業だったのですが、もともとその地に住まわれていた権利者との合意形成を行い、新たな建物の工事着工まで進めていく重要なフェーズを担当させてもらいました。行政や、民間デベロッパーをはじめとする事業関係者、数多くの地権者と協議や調整を重ねていく過程は、あらゆる専門知識が求められたため、学ばなければならないことが多岐に渡りましたが、先輩や上司に支えられながら事業に携わることができ、まちづくりの重要な基礎を身につけることができました。
そして現在は、福島の復興支援に携わっているということですが。
東日本大震災によって原子力災害被災地域となってしまった福島県大熊町と双葉町、浪江町の3町の復興まちづくり支援に携わっています。なかでも私は大熊町のソフト面からの復興まちづくり支援を担当し、町の協力のもと、この地に貢献したいという想いを持った方々や地域団体、事業者といっしょに、地域コミュニティの再生や賑わいづくりに取り組むとともに、関係人口として地域の外から3町に関わってくれる人を創出・拡大するための実証事業などを行っています。
具体的にはどのようなことをされているのですか?
URが設置した地域活動拠点KUMA・PRE(現在はクローズ)を運営し、日常的に集える場やマルシェイベントのような場を提供したり、地域で活躍するプレイヤーの活動を支援したりと、これからのまちの賑わいづくりに向けて、多様な主体と連携し、人と人とが繋がる場・機会をつくる取り組みをしています。たとえば地域プレイヤーの支援ですが、大熊町には、かつての町の名産であるキウイフルーツの再生に取り組む方や、地域の方と花を育て、そこから花酵母を採取し、酒造をされている起業家がいます。そういった地域に想いを持って関わるプレイヤーの活動を支援し、彼らの活動に関わる人を増やすことで、賑わいづくりや地域の担い手創出、さらには関係人口の創出拡大を目指しています。さらには、関東近郊のUR団地等のアセットを活用し、3町や地域プレイヤーをPRすることにも取り組んでいます。
異なる2つのまちづくりに挑戦

Chapter 03たくさんの出会いが、私を大きくする

災害対応支援はまさにURならではの仕事だと思いますが、どんなところにURで働く魅力を感じますか?
冒頭にお話しした通り収益性だけではなく、本当にまちが必要としている機能や活動を提供できるところは、大きなやりがいにつながっていますし、まちに対する熱い想いを持った方々と仕事をすることでたくさんの熱量と刺激をもらっています。
また、都心での都市再生とここでの震災復興とで、性質の異なるまちづくりに携わっている経験を踏まえると、色々な地域でさまざまな人や課題と向き合いながらまちづくりに参加できるのはURならではの経験ですし、成長やスキルアップをしていく上でも魅力的な環境だと思っています。
成長は実感できていますか?
そうですね、これまでの経験から幅広い業務知識を身につけることができたと思います。あとはやっぱり多くの人との関わりが財産になっていますね。さきほども少し触れましたが、行政やデベロッパー、地権者の方々はもちろん、ここでは熱い想いを持った地域のみなさんまで幅広い人と関わらせてもらっています。色々な人の顔を見ながら仕事をするからこそ、色々な立場に立って物事を考えていくことが重要ですし、そういったなかで、多くの気づきや視点が得られたと思います。
たくさんの出会いが、私を大きくする

Message就活生へのメッセージ

さまざまな角度からまちづくりに関与できるのが、URで働く魅力の一つだと思います。私自身が福島に来て特に感じたのは、まちづくりは「建物をつくることだけではない」ということです。まちによって求められるものは異なりますが、賑わいやより良い暮らしを提供するために、ハード・ソフト両面からさまざまな支援や取り組みを行えるのがURの魅力です。あとは、とにかくみなさんいい人ばかりです。入社からこれまで、本当に色々な方に支えてもらいましたし、福島に拠点を移した今では特に、先輩後輩問わず交友関係を持つことができ、楽しい時間を過ごせています。仕事という垣根を越えてつながれるほど、恵まれた人間関係がありますね。

就活生へのメッセージ
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