
Interviews 人の顔が見える、 心を通わすまちづくり。
- 中谷 玲那
- 事務系総合職
東日本都市再生本部 密集市街地整備部/
企画・計画
Career
- 2018年:入社/東日本都市再生本部 都心業務部
- 2020年:東日本賃貸住宅本部 ストック事業推進部
- 2022年:国土交通省 観光庁(出向)
- 2023年:東日本都市再生本部 密集市街地整備部
Chapter 01 いっしょにまちを盛り上げていく楽しさ
- URのミッションに共感して入社されたみたいですね。
- 就活では幅広い業界を見てまわっており、たまたまURの説明会を聞く機会がありました。利益だけではなく、社会課題に向き合い解決していく姿勢に強く共感したことを今でも覚えています。加えて、私の祖母が東日本大震災の被災地である福島県に住んでいるのですが、入居していた復興住宅がたまたまURの住宅で。そういった縁もあり、ここであれば社会に本当に必要とされる仕事ができるのではないかと思い、入社を決めました。
- 入社後は都市再生事業からキャリアをスタートされていますね。
- 新橋・虎ノ門エリアで、エリアマネジメントや地権者調整などを担当しました。エリアマネジメントでは、歩行者空間を使ったイベントの開催や、事務所に併設していたブックカフェを利用して大学生といっしょに「まちの色」について考察するイベントなどを企画・運営し、まちの賑わい創出に取り組みました。出身が地方ということもあり、東京の大都会の方々に相対することに少し躊躇していたところが正直あったのですが、地元の方をはじめ、みなさんとても親切に接してくれて、みんなで協力しながらいっしょにまちを盛り上げていく楽しさを体感することができました。

Chapter 02さまざまな形でまちづくりに貢献
- その後は、団地再生事業と観光庁への出向もご経験されたようですね。
- 団地再生では、団地の建替え等に伴う移転計画の策定と、実際に住替え・引越しをしていただくお客様へのご説明や調整等を担当しました。調整内容が当事者様にとって必ずしもポジティブなわけではないので、お客様との向き合い方やご理解をいただくための調整力はかなり養えたのではないかと思います。
その後の観光庁では、観光地域づくりに取り組む団体を支援する補助金の執行や新たな政策の企画を担当しました。これまでとは少し毛色の異なる仕事に戸惑いもありましたが、実際に働いてみて感じたのは、切り口は異なれどさまざまな形でまちづくりに貢献できるんだということです。観光を通してまちづくりや地域の活性化を図るという点で、URと用いる手段は異なりますが、根本で考えていることはいっしょなんだとわかったときに、「ここで新しい何かを得られるかもしれない」と気づけたことが個人のキャリアにとって非常にプラスになったと思います。実際に、これまで以上に多くの関係者と関わることができましたし、その度にたくさんの知見や学びを得られましたね。 - そして現在の密集市街地整備にいたると。
- 目黒区と品川区を担当しています。目黒区の西小山駅周辺地区は老朽木造住宅密集エリアで、防災上有効な空地となる広場や公共空間が少ないことが課題になっています。そのため、まちの方々が集える場所を確保し、そこを起点とした賑わいづくりのため、各種イベントを企画・開催しています。こうした活動を通してさまざまなコミュニティを形成することで、地域の活性化や有事の際の防災力向上につながると考えています。
品川区では、区とともにまちの未来像を検討しながら、防災まちづくりのための用地を取得し、オープンスペースや防災公園などを整備しています。地域危険度の高い地区において積極的に用地を取得することで、燃え広がらない・燃えないまちにすることを目的としています。

Chapter 03ひとりひとりの人生に向き合う
- 就活時に思い描いていた「社会に本当に必要とされる仕事」は実現できていますか?
- そうですね。URはまちの課題解決を一番に考える会社なので、これまでのノウハウを生かして「まちの未来」に対して真剣に取り組んでいますし、そういった姿勢が当たり前になっています。私自身もまちに入り込んで、いっしょになって未来を考え、課題解決に取り組んでいくことを大切にしていますし、そういったところを評価してくれる会社なので、URに来てよかったなと心から思っています。
- 「人の顔が見える」点も、魅力だそうですね。
- まちづくりと聞いて多くの人が思い浮かべるのは街並みや建物だったりするかなと思うのですが、URのまちづくりではそこに関わる「人の顔」が思い浮かぶんですよね。そういった意味では事業の大きさではなく、そのまちに関わる方々への「人生」への影響の大きさを感じながら仕事をしています。また、そういった関わり方をしているおかげか、まちの方からも「URの人」ではなく「URの中谷さん」と呼んでいただけるんですよね。そうやってまちやお住まいのみなさんから期待してもらい、応援してもらえるからこそ、もっともっと貢献したいと思いますし、まちの明るい未来を創っていけるように頑張っていきたいと思っています。

Message就活生へのメッセージ
先ほどの通り、まちづくりと言ってもさまざまな形や関わり方がありますが、URのまちづくりの特徴は「長く関わりつづけながら、まちを支えていける」ことだと思います。まちのみなさんの声に耳を傾けながら長期的な目線で必要な機能や価値を提供しつづけることができますし、民間事業者・地方公共団体・まちのプレイヤーと連携しながら思いを形にしていける仕事だと思っています。また、ジョブローテーションを通じて、たくさんの経験を得ることができることも魅力の一つです。私も出向を含め、さまざまな経験をさせていただきましたが、仕事の一つひとつはもちろん、そこで出会った方々とのご縁はかけがえのないものになっています。ぜひ、色々なことにチャレンジしたい方や、心を通わすまちづくりをしたいという方に来ていただければうれしいです。
