
Interviews 大きな裁量と幅広い経験から得た たくさんの気づき。
- 金子 知彩
- 技術系総合職(造園領域)
本社 住宅経営部/
設計・工事
Career
- 2022年:入社/中部支社 住宅経営部
- 2024年:本社 住宅経営部
Chapter 01 幅広い成長を実現できる環境
- 「緑と人の関わり」に深い関心があったそうですね。
- 大学では林業を専攻しており、「都市と緑の関わり」や「緑と人との関わり」に関心を抱きました。就活ではそういった「都市」や「人の生活」に関わる造園職の仕事を探していたため、造園の施工会社に就職する選択肢もあったのですが、造園専門の方だけではなく、色々な職種の方々と関わりながら働く方が幅広い成長が実現できると思い、URを志望しました。
- 最初に配属された中部支社では、かなり広範囲におよぶ業務を担当されたそうで。
- 団地の屋外修繕を担当したのですが、遊具や樹木・生垣などのいわゆる造園部分だけでなく、駐車場や道路舗装などの土木領域も担当させていただきました。加えて、いくつかのプロジェクトを同時並行で進めていくのですが、計画段階のものもあれば、設計段階、工事段階など、さまざまなフェーズの仕事がありましたので、一気にあらゆる経験をさせてもらった感じです。支社ではこういったケースが比較的多いのですが、最初から色々なフェーズに携わらせてもらい、全体を見ながら業務ができたのは広い視点を養ううえで貴重な経験でしたし、土木に関する知識も身につけることができたのは造園の仕事をしていくうえでも重要だったと感じています。

Chapter 02キャリアを重ねるたびに、学びに出会える
- とはいえ、いきなり幅広い仕事を担当するとなると苦労もあったのではないかと思うのですが。
- もちろん最初はわからないことだらけで勉強の日々でしたが、OJTの指導職員から手厚いフォローがありましたし、わからないことは都度相談しながら進めることができたので、その意味では安心して働くことができました。逆に驚いたのは、一年目の私にも大きな裁量があって、色々な意思決定をさせてもらえたことですね。もちろん相談しながらではありますが、自分が決めたことでプロジェクトが進んでいくことがとてもうれしくて。なので、わからないことは積極的に聞いたり、学んだりしながら、前向きに取り組むことができました。
- そして現在は、保全業務に関する取りまとめをしていると。
- これまで行ってきた業務全体を司っているのが本社住宅経営部(所属は保全企画課)で、具体的には保全に関するルール・基準の見直しや、民間企業等との共同研究として新技術の導入検討や実証実験などを行っています。たとえば、公園によくある大人向けの健康器具系施設は安全性の観点から可動式の器具は設置してこなかったのですが、実証実験を行い安全性が確認できたためルールを改定し設置可能としたり、現在はロボット芝刈り機の導入に向けて検証を行っていたりします。ほかにも人事異動で新しく保全業務に携わる職員向けの研修なども担当しています。
- また視野が大きく広がりそうですね。
- 最初の2年間も幅広い仕事に携わってきましたが、とはいえ現場にしか目が向いていなかったところも多々あったので、これまでやってきたことが「なんでそうなっていたのか」とか「なんでこれはダメだったのか」いう根本のところを理解できたのは大きな収穫だと思いますし、また現場に戻った際にはこういった知識は必ず応用できると思っています。

Chapter 03生き物を扱う奥深い仕事
- もともと「色々な職種の方と関わりながら働きたい」という思いもあったそうですが、実際に働いてみていかがですか?
- 自分にはなかった視点や発想を提示してくれるのは、本当に学びになりますね。造園だけを担当しているとどうしても視野が狭くなってしまう瞬間も生じるのですが、そういった際に違った立場の方と議論をすることで盲点に気づくこともたくさんありますし、私からは出なかったアイデアをもらうこともできます。当然ですが、そうしてたくさんの方と関わり、議論しながら仕事を進めた方が最終的な成果や出来栄えが良くなりますよね。URはチームワークの良さが特徴的ですが、そうしたひとりひとりの力が結集してすばらしい団地が生み出されているんだなと実感しています。
- 最後に造園の面白さや醍醐味を教えてください。
- 造園の仕事は、建築や土木などのほかの仕事とまったく異なる点が一つだけあって、それは「完成がない」ということです。わかりやすく言えば、建物は建てたときがもっとも綺麗で仕事の成果がわかりやすいのですが、造園は植物などの生き物を扱うため常に変化を伴うんですよね。木を植えるのであれば、完成時はもっとも小さい状態ですし、これがどのように成長していくかを予想しながら設計・管理をしていくことを大切にしています。生き物を扱うもっとも難しいところだと思いますが、その分だけ奥が深いですし、この仕事ならではの面白さだと思います。

Message就活生へのメッセージ
URは、若手も主体的に活躍できる職場です。自分の意志をしっかり持って、発信し、仕事を進めていけることはもちろん、「若手プロジェクト」と称して部門を超えた若手メンバーがいっしょに取り組むプロジェクトも存在します。このように、若手の主体的な取り組みを応援し、後押しする風土がありますので、若いうちから積極的に活躍していきたいという方には非常にオススメできる環境です。また、チームワークや仲の良さもURの特徴的な風土だと思います。同期はもちろん、年次や役職の垣根を越えてさまざまな交流が行われていますし、居心地の良さがとても魅力的な会社です。
