
Interviews 幅広い経験を通じて やりたいことが広がっていく。
- 細井 里紗
- 技術系総合職(建築設備領域)
東日本賃貸住宅本部 住宅経営部/
設計・工事
Career
- 2016年:入社/東日本賃貸住宅本部 技術監理部
- 2018年:東日本賃貸住宅本部 ストック事業推進部
- 2020年:本社 技術・コスト管理部
- 2022年:東日本賃貸住宅本部 リノベーション設計部
Chapter 01 みんなで一つのものをつくりあげる
- 環境工学を学んだ経験から、住宅設備に関心があったそうですね。
- 集合住宅でどのように電力・ガス・水道が使用されているかデータ分析等を行い、人々のくらしの中でどういった行動にエネルギーが消費されているか把握し省エネ化を図る研究をしていました。そういった経緯から、住まいを通して人々の暮らしに貢献したいと思い就活をはじめました。なかでもURは保有しているアセットが豊富で、ここであればより良い技術や手法を一つの物件だけにとどまらず、世の中に幅広く広げていくことができると思いました。
- 最初に担当したのは、公園内の施設だったそうですね。
- 防災公園に建てる管理棟の機械設備に係る設計を担当しました。200平米程度のコンパクトな施設で、隅々まで自分の目が行き届くような手触り感のある設計ができたため非常にやりやすく、やりがいがあったことを覚えています。
また、建築設備の担当者だけにとどまらず、建築や電気、土木、造園といった色々な専門性を持つ職員と連携しながらいっしょに仕事を進めていくので、色々な視点や知識を掛け合わせながら進めていく過程はとても刺激になりましたし、みんなで一つのものをつくりあげていくところにやりがいを感じました。

Chapter 02色々な立場から、まちの未来を考える
- その後も、団地再生事業の計画やスマートシティ推進など、幅広いご経験をされていますね。
- 埼玉県にあるコンフォール松原の建替え事業の計画業務は非常にやりがいのある仕事でした。建替えに伴い生み出した土地に、新たな住宅や商業施設などを誘致する公募を行ったのですが、地方公共団体や近隣の商店会をはじめ、居住者の方や近隣の大学に通う学生たちの声を集めながらいっしょにまちの未来を考え、公募の要件などを検討しました。
スマートシティ推進もURの今後を担う重要な業務でしたね。「まちの未来を考える」という点では共通していますが、デジタル技術をいかにして活用し、暮らしや生活の利便性を上げていくかということを検討・発信していく日々でした。 - そして現在は、団地の機械設備の保全をされていると。
- 設計や施工を担当したのち、現在の住宅経営部に異動し、管理の部分を担当しています。私は千葉県の団地を担当しているのですが、日々点検作業をしてくださっている管理会社からの報告を受け、優先順位をつけながら年間の修繕計画を立てています。計画に際してはイニシャルとランニングの2つのコストと緊要度を考慮し最適な修繕内容を起案していくことが重要です。まさに経営的な観点から団地全体を見渡し、安心で快適な暮らしを提供していく大きな役割を担っています。

Chapter 03幅広い経験と幅広い成長
- 実にさまざまなご経験をされてきましたが、振り返ってみていかがでしょうか?
- もともとは住宅に関わる仕事がしたいと思っていましたが、実際にまちづくりに関するさまざまな領域に携わり、まちのあり方や暮らし方が変わっていく姿を見て、素直に「いいな」と思えたことと、それによってやりたいことの幅が広がっていく感覚を覚えています。くらしに欠かせないという点で機械設備の仕事はもちろん重要ですが、それだけではなく経営的な領域や新しい技術に特化した領域で経験を重ねてきたことで、マクロな視点を身につけることができましたし、どんな仕事にも応用できる重要な観点を学ぶことができました。
- そんな多様な経験ができるURですが、あらためてここで働く魅力はなんですか?
- URの仕事は常に社内外の色々な方と協力しながら進めていく仕事になるので、目的や目標に向かってみんなでいっしょに切磋琢磨できるところが魅力ですね。そのなかで、自分自身の強みを発揮できる機会が豊富にありますし、逆に苦手な部分を補いサポートしてくれる仲間がたくさんいます。そういった方から新しい視点や知識を吸収することで、自分の力にすることができるので、ビジネスパーソンとしての幅広い成長を実現できる環境だと思います。今後もさまざまな経験を通じて、より幅広いスキルを身につけていきたいと思っています。

Message就活生へのメッセージ
建築・機械設備に関わる仕事を志すみなさんのなかには、「専門性を究めていきたい」という方も多いのではないかと想像していますが、URであれば「何か一つのことをやり続ける」のではなく、幅広い領域のなかから専門性を養うことができます。たとえば住宅においては、新築はもちろん、修繕やその計画にも関わることができます。こういったあらゆるサイクルのなかで自身の専門性を深めていけるのはURならではの特徴だと思いますし、都市再生ではもっと大きな施設に携わるチャンスがあります。そういった意味では、最初から可能性を狭めすぎず、色々な経験をしながら自分自身に合ったキャリアを築いていくURを、一つの選択肢としてもらえればうれしいです。
