ゆたかなくらしって? ひと×コミュニティ
水遊びやビアガーデンで涼もう!URと無印良品が開催した晩夏の「かもめマルシェ」
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神奈川県横浜市にある港南台かもめ団地にて、夏の「かもめマルシェ」が開催されました。
「かもめマルシェ」は、MUJI×UR団地まるごとリノベーションにおける「かもめプロジェクト」の取り組みの一つで、地域コミュニティの形成を目指すものです。
当日は、子ども向けの水遊び、ビアガーデン、キッチンカーや無印良品による出張販売などがあり、さまざまな年代の地域住民でにぎわいました。
子どもと大人が一緒になって夏を満喫!
URと無印良品が連携して地域住民同士をつなぐ「かもめプロジェクト」を行っている港南台かもめ団地。活動の一つとして、定期的にイベント「かもめマルシェ」が開催されています。今回は、団地の屋外環境を活用した夏らしい催しになっていました。
多目的広場の「じゃぶじゃぶ池」では、スーパーボールすくい、水風船遊び、シャボン玉、水鉄砲などの水遊びができ、子どもたちが中心になって楽しんでいました。
もうすぐ3歳の子どもと一緒に来たママは「水遊びができる場所が少ないので、小さい子でも参加できるこういった機会はうれしいですね。初めて団地に立ち寄りましたが、こんなイベントが行われているとは知りませんでした。また遊びに来たいです」と、感想を教えてくれました。
「じゃぶじゃぶ池」のほとりの「ビアガーデン」では、団地自治会のみなさんがビールと枝豆を販売。遊んでいる子どもたちの様子を眺めながら、大人たちはほろ酔いで話に花を咲かせていました。
港南台かもめ団地では、以前夏祭りが行われていましたが、コロナ禍を機に中止に。今回、ビアガーデンを実施したことで「団地でまた活気を感じられてうれしい」と自治会のメンバーが話してくれました。
また、その近くにはキッチンカーが出店。たこ焼きや唐揚げが販売され、お昼時には長蛇の列となっていました。
集会所では、横浜市港南区福祉保健課による健康づくりイベントを実施。
保健師が立ち会い、シニア向けのフレイル予防として足指力と握力の測定、そして乳がんのセルフチェックの方法を学ぶことができました。
測定に参加した人にとっては、日頃から自分の体へ関心を持つことの大切さに改めて気付く機会になったようです。
食品販売や射的も!無印良品によるブース
「かもめプロジェクト」を行っている、無印良品からもブースが出店。天候やビアガーデンに合わせて、アイスクリームや飲み物、おつまみなどの出張販売がありました。
また、無印良品とつながりのある、クッキー専門店 「for happy」、コーヒー豆店「トマシーナ珈琲」、お茶・海苔を扱う「いしだ園」といった、港南台エリアで活動する店舗による販売ブースもありました。
割りばしの鉄砲を使った射的コーナーでは、参加するとオリジナルのトートバッグがもらえました。
会場内の芝生の広場には休憩スペースとしてテントと、無印良品の体にフィットするソファが設置され、のんびりとくつろぐことができました。
「かもめプロジェクト」で地域を元気に!
URと無印良品による「かもめプロジェクト」。この活動の中心となっているのは、団地からほど近い「無印良品 港南台バーズ」のスタッフのみなさんです。
代表して、村田さんと松田さんにお話をうかがいました。
大きな枠組みでとらえると、「無印良品 港南台バーズ」もこの地域の住民です。そのため、地域の取り組みに一緒に参加し、地域に寄り添って多世代をつなぐコミュニティをつくっていけたらと考えています。
住まいの近くで地域のみなさんと並走する、一番近い存在でありたいです。
「かもめプロジェクト」では、「かもメイト」と呼ばれる団地内外の住民がメンバーとなって活動しています。
「かもメイト」は現在、約100名。プロジェクトの一員として、団地のこれからについて意見交換をするだけでなく、「かもめクラブ」と呼ばれるワークショップを通してメンバー同士のつながりをはぐくんでいます。
「かもめクラブ」では、「無印良品 港南台バーズ」のスタッフが先生となり、これまでに、消しゴムはんこ教室やコーヒー教室、スマホカメラ教室などを実施しています。
「かもめプロジェクト」を通して出会った住民さんとは、店舗に立ち寄っていただいた際に気軽にあいさつを交わせるような仲になりつつあります。ぜひ、たくさんの方にお店に来ていただきたいですね。
港南台には、港南台ちどり団地もありますので、店舗が地域の住民さんをつなぐ拠点になっていければと思います。
集会所がリニューアル予定!
港南台かもめ団地では、集会所の改修が計画されています。さまざまな用途で利用できるシェアキッチン、図書スペースやギャラリー、そして屋外には緑豊かな環境を生かしたウッドデッキなどが設けられる予定です。
「かもめマルシェ」では、集会所改修に関するアンケートが行われ、住民が改修のどのような部分に関心を寄せているかの調査も実施。「シェアキッチンで、友達や家族、仲間と料理をしてみたい!」、「ウッドデッキで、住民同士の関わり合いを深めたい」といった期待の声が寄せられました。
団地だけでなく、地域ぐるみで元気で温かいまちをつくっている港南台エリア。来年の集会所改修に向けて、さらにつながりが広がっていきそうです。
港南台かもめ団地で夏らしい催しが楽しめる「かもめマルシェ」が行われた
- ・夏の「かもめマルシェ」では、水遊び、ビアガーデン、無印良品の出張販売、健康づくりイベント、神奈川県で活動する店舗による販売ブース、キッチンカーなどがあった
- ・港南台かもめ団地では、URと無印良品が連携して地域住民同士をつなぐ「かもめプロジェクト」が進行中。「かもメイト」と呼ばれる団地内外の住民がメンバーとなって活動している
- ・2024年には集会所の改修が計画されている
神奈川県横浜市港南区港南台2-1
JR京浜東北・根岸線「港南台」駅から徒歩11~15分、「洋光台」駅からバスで3分、徒歩6~11分。横浜市営地下鉄ブルーライン「上永谷」駅からバスで18分、徒歩3~8分。
「港南台」駅周辺には、ショッピングに便利な「港南台バーズ」、「イオンフードスタイル港南台店」が建ち並んでいるほか、幼稚園や保育園、小学校、病院も物件から徒歩圏内にあります。団地内はもちろん、駅からの道や隣接する公園にも緑が多く、自然にあふれています。
くらしのカレッジ編集部は、「くらし」に関するさまざまなヒントをお届けすることを目的に、インテリア、リノベーション、DIY、子育て、イベント情報など、生活を豊かにするアイデアや日常的に楽しめるコンテンツをご紹介しています。
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