これからのくらしを考える ひと×コミュニティ
みんなで考える「MUJI×UR」のプロジェクトで集会所&広場までリノベーション!? 「かもめマルシェ」開催
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URと株式会社MUJI HOUSEが連携して、住戸改修に加え住棟周辺の屋外環境のリノベーションや地域コミュニティの形成に取り組むプロジェクト「MUJI×UR 団地まるごとリノベーション」。
神奈川県横浜市にある港南台かもめ団地でもその取り組みが始まっています。昨年から「かもめプロジェクト」と呼ばれる活動も開始しており、今回拡大版のイベントとして「かもめマルシェ」が開催されました。
アイデアが採用される!?「かもめプロジェクト」
URと株式会社MUJI HOUSEは、以前よりURの部屋のリノベーションを行う「MUJI×UR 団地リノベーションプロジェクト」を全国で展開中。
2021年からは、住戸に加えて団地の外観、広場などの屋外施設や商店街などの共用空間についてもリノベーションや地域コミュニティの形成に取り組むプロジェクト「MUJI×UR 団地まるごとリノベーション」が始動しています。
今回行われたイベント拡大版「かもめマルシェ」では、「MUJI×UR 団地まるごとリノベーション」に関するパネルディスカッションを2部にわたって実施。第1部は会場を無印良品の店舗とし、地域関係者である港南区をはじめ「無印良品 港南台バーズ店」やMUJI HOUSEのみなさんやURが登壇し、地域コミュニティのこれからについて話しました。
第2部は、団地集会所にて、MUJI×URの住戸や集会所などハードの取り組みを主なテーマとし、MUJI HOUSEさんやURが登壇しました。
「MUJI×UR 団地まるごとリノベーション」に合わせて始まったのが、「かもめプロジェクト」。
「かもメイト」と呼ばれるメンバーたちが、「かもめ会議」、「かもめマルシェ」の二つの活動を行っています。「かもメイト」は、団地内外に関わらずどなたでもご参加いただけます。
■かもめ会議
「団地集会所のこれから」をテーマに話し合いを行う場。参加者を「かもメイト」と呼びます。
今回改修予定の集会所の設計には、「かもメイト」を始めとする地域の方の意見が反映されました。さまざまな用途で利用できるシェアキッチン、図書スペースやギャラリー、そして屋外には緑豊かな環境を生かしたウッドデッキなどが設けられる予定です。
団地にお住まいのみなさんにとって、より開かれた場所に生まれ変わります。
■かもめマルシェ
2カ月に一度、今回のようなイベントを開催し、ワークショップ、無印良品の出張販売などを行っています。
「かもめプロジェクト」は、このような活動を通して参加者同士の関わりを増やし地域を盛り上げていくことを目的としています。
このような計画や活動の説明を受けた来場客からは「老後一人の生活が不安だったが、人とつながることができる場所だと知って安心した」、「最近引っ越してきたばかりだが、とても良い団地だと感じた」など、大きな期待が寄せられていました。
団地集会所の改修に関する意見交換にも参加した、自治会長の徳さんと副会長の井土さんにお話をうかがいました。
集会所のキッチンについては自治会からも要望が出ていたので、今回のリノベーションを楽しみにしています。
自治会としても独自のイベントを開催しているのですが、これまでの集会所にはキッチンがなかったため、別の場所で行っていたものもあるので、シニア世代には移動の負担がありました。今後、改修後の集会所で行えるようになれば、多世代が気軽にイベントに参加できて良いなと考えています。
自治会から「靴を脱がずにそのまま上がれる集会所にしてほしい」という要望も挙げ、採用していただける予定です。シニア世代には大変な、靴の着脱がなくなることがうれしいです。
MUJI×URの部屋の内覧ができるスタンプラリー
イベントでは、神奈川県で初となる「MUJI×UR」のリノベーション住戸や、通常のリニューアル住戸、集会所などを巡るスタンプラリーを実施。最後にアンケートに答えると、無印良品のお菓子がプレゼントされました。
今回内覧することができた部屋を紹介します。
■「MUJI×UR 団地リノベーションプロジェクト」 Plan 69
キッチンは対面型。屋外の景色を楽しみながら調理ができる上、家族とのコミュニケーションが取りやすいというメリットがあります。
このプランの一番の特長は、ダイニングルームや寝室の延長として使ったり、作業スペースとして使ったりと、多目的に使うことができるユーティリティースペースがあること。暮らし方に合わせてアレンジが可能です。
■「MUJI×UR 団地リノベーションプロジェクト」 Plan+S
バルコニーからの自然光を生かす、白を基調とした明るい空間。リビングとダイニングの間のふすまはお好みで取り外すこともできます。
広い収納スペースである押入れは、趣味の道具をしまったり、中棚を利用してテレワークデスクにしたりと、自分らしい暮らしを実現するのに役立ちます。
■リニューアル住戸(リニューアルⅢ)
リニューアルⅢは、URが時代のニーズに合わせて改修した住戸。1LDKで、1室を洋室化、1室は和室として残し、一部の床をバリアフリーにしています。
キッチン、浴室、洗面台、トイレなど水まわりも刷新されています。
温まりながら食べたり遊んだりできる団地広場
今回のイベントでは、団地の広場にて、無印良品や焼き菓子屋「the BAKER Robson」の出張販売、ピザや唐揚げのキッチンカーの出店、たき火で焼くマシュマロ、モルック体験などが行われ、家族連れや子どもたちでにぎわいました。
参加者たちは、「団地の広場が盛り上がっていてうれしい」 、「とてもおいしくて楽しかった」と満足気な様子でした。
「MUJI×UR 団地まるごとリノベーション」は、港南台かもめ団地だけでなく、花見川団地、泉北茶山台ニ丁団地、中宮第3団地でも展開中。それぞれの団地がどのように変わっていくか、楽しみですね。
港南台かもめ団地で「MUJI×UR 団地まるごとリノベーション」が進行中!
- ・「MUJI×UR 団地まるごとリノベーション」は、住戸改修で評判の「MUJI×UR」が、改修対象を団地の外観や商店街、屋外広場まで広げて展開するプロジェクト
- ・「かもめプロジェクト」では、集会所のリノベーションに関する意見交換やイベントなどを行っている
- ・イベント「かもめマルシェ」では、パネルディスカッションやスタンプラリー、無印良品の出張販売、キッチンカーの出店などが行われた
神奈川県横浜市港南区港南台2-1
JR京浜東北・根岸線「港南台」駅から徒歩11~15分、「洋光台」駅からバスで3分、徒歩6~11分。横浜市営地下鉄ブルーライン「上永谷」駅からバスで18分、徒歩3~8分。
駅周辺には、ショッピングに便利な「港南台バーズ」、「イオンフードスタイル港南台店」が建ち並んでいるほか、幼稚園や保育園、小学校、病院も物件から徒歩圏内にあります。団地内はもちろん、駅からの道や隣接する公園にも緑が多く、自然にあふれています。
くらしのカレッジ編集部は、「くらし」に関するさまざまなヒントをお届けすることを目的に、インテリア、リノベーション、DIY、子育て、イベント情報など、生活を豊かにするアイデアや日常的に楽しめるコンテンツをご紹介しています。
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