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URで安心な毎日をずっと!シニア世代の暮らしを細やかに支える「生活支援アドバイザー」って?

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UR賃貸住宅の中には、シニア世代の住民が安心して暮らし続けられるよう、「生活支援アドバイザー」がサポートしているところがあることをご存知ですか? このサービスにひかれてUR団地への入居を考える人もいるそうですが、どんなサポートがあるのでしょうか。
東京都江東区の北砂五丁目団地で活躍している生活支援アドバイザー・地木楽(じもくら)さんに、実際の業務内容を教えていただきました。

落語やスマホ教室などのイベントでシニアを元気に!

URでは、ミクストコミュニティ(※)の実現に向け、団地を地域の連携や協力の拠点とする「地域医療福祉拠点化を進めています。「生活支援アドバイザー」は、この取り組みを行っている団地を中心に常駐。イベント開催電話による安否確認「あんしんコール」さまざまな相談の対応団地内の見回りなどを行いながら、シニアの方々が住み慣れた団地で自分らしく長く暮らせるよう、サポートしています。

※多様な世代が生き生きと暮らし続けられる住まい・まち

●メインである業務の一つ、イベント開催とは?

私が担当するようになってからは、「落語会&茶話会」「介護予防の話&健康体操」、コロナ禍でシニアの方々はご参加いただきにくかった時期は、お子さんや外国人居住者向けのイベントなども実施しました。

「スマホ教室」は、お住まいの方の要望に応えて行ったんです。新型コロナワクチンの接種予約受付が始まったころ、困り果てた方が駆け込んでこられ、「スマホの勉強会をすぐやってほしい!」と切実に訴えられました。シニアの方にこそスマホを日々の生活に役立てていただきたいので、今後も続けたいですね。

そして、イベントは住民の元気も生み出しています。

ご自宅にこもりがちだった方が、イベントに興味を持ってくださりご参加。外に出て人とかかわったことで、ほかのイベントにも参加してみたいと言ってくださるようになりました。
シニアの方々には、外出のきっかけがとても大事。なので積極的につくっています。

「あんしんコール」や見回りで、日常的に見守り

●電話での安否確認「あんしんコール」

希望者を対象に週1回実施。北砂五丁目団地では現在、70代から90歳の方までが利用されています。

「お変わりありませんか?」といった声掛けから、例えば園芸がご趣味の方には「お花、咲きましたか?」など各利用者さんに合わせた話題のやりとりを進め、お困りごとや体調なども確認しています。
お顔が見えない分、声のトーンや口調に注意深く意識を向けています。

●団地の中も定期的に巡回

郵便受けにもし、郵便物があふれていたら、何か取りに来られない事態に陥られている可能性も考えられます。そうした異変のチェック、そして、シニアの方がよくいらっしゃる場所を回り、お声掛けもさせていただいています。

巡回中、「あんしんコール」の利用者に配布物を届けることもあるそうです。

電話だけのつながりでは不安な面もありますから、「あんしんコール」の予定表を玄関先にお届けし、お顔を見ながら話す機会をつくっています。
また、コロナ禍でふさぎ込んでいるご様子の方が増えたので、「あんしんコールだより」という配布物も新たに作成。「ずっと続けてほしい」など、うれしいお声をいただきました。

実は地木楽さんの前職は、デイサービス施設のスタッフ。介護職歴18年の経験が、さりげない声掛けや楽しい「あんしんコールだより」にも生かされています。

より良いサポートをかなえる、地域との連携

●管理サービス事務所の窓口で住民からの相談に対応

どんな相談が多いのでしょうか?

お一人暮らしの方の将来や病気に対する心配ごと、同居している親御さんの介護に関するご相談もあります。また、お話し相手を求めて立ち寄ってくださる方もいらっしゃいますね。

自分のことを話すのが苦手な方もいらっしゃるので、お一人お一人趣味や趣向など興味のある会話のスイッチを手探りしながら業務に当たっています。話しやすさを感じると、一変してご事情を打ち明けてくださるので、そういった雰囲気づくりを心掛けています。

●地域や自治体とも連携

困りごとの対応やイベントにも、地域とのつながりが生かされています。

お住まいの方の状況に合わせて、自治体の「地域包括支援センター」をご紹介するなど、先方の職員さんと協力し合っています

また、過去に実施したイベント「介護予防の話&健康体操」は、講師として「地域包括支援センター」の保健師さん、体操に「社会福祉協議会」の体操ボランティアさんが駆け付けてくださいました。地域と良い連携が取れていたからこそ実現したイベントです。

最後に、地木楽さんに今後の抱負をうかがいました。

「生活支援アドバイザー」が近くにいることは、住民の方に今の生活を長く続けていただくために重要だと感じています。今後も、みなさんの生活に彩りを添えるようなイベントや活動を行っていきたいと思っています。

>>「生活支援アドバイザー」がいる団地一覧はこちら※生活支援アドバイザーは団地によって勤務時間が異なります

記事のまとめ

住民と地域をつなぎ、シニアの安心な暮らしをサポートする「生活支援アドバイザー」

  • ・URのミクストコミュニティ実現に向けた取り組みの一環として、「地域医療福祉拠点化」を進める団地を中心に「生活支援アドバイザー」を配置
  • ・交流・外出促進のイベント開催、「あんしんコール」や見回りによる見守り、各種相談の対応などでシニアの暮らしを支援している
  • ・地域包括支援センター、社会福祉協議会などの地域関係者とシニアをつなぐ役割も担っている
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