UR PRESS VOL.85
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3月14日には大熊インキュベーションセンターで大熊町復興交流イベント おおくま学園祭2026「OKUMA ODYSSEY」が行われ、ライブやワークショップを開催、キッチンカーも出店してにぎわった。グラウンドではいわきFCの選手によるサッカー教室「UR SPORTS LAB 2026」も行われた。上/昨年、大熊町の大野駅西側に開業した商業施設「クマSUNテラス」。飲食店やコンビニ、文具店などが入っている。右/すでに入居も済んでいる原再生賃貸住宅。町内の移動にはコミュニティバスが走っている。左/大野駅前に完成した産業交流施設「CREVAおおくま」。デッキから町を眺める。上/今回分譲される下野上地区住宅エリア。大野駅まで歩いて15分ほど。秋にはスーパーも開業予定だ。い、思いに寄り添う対応を第一に考えています」 大熊町の二階堂さんによると、町民の帰還方法にはさまざまあり、町営の賃貸住宅に入る人もいれば、自分の土地に住宅を再建する人、民間の集合住宅を希望する人もいる。町としては民間の取り引きも活性化させてバランスをとることも重要だと考えている。 たまたまこの日、土地を見に来ていた方は、家族は避難先のいわき市に残るが、自分はここで店をいです」と教えてくれた。 分譲地を購入して家を建てることは、大熊町での暮らしをリスタートさせる大きな第一歩となる。「ここでの分譲は、単に土地を売るだけの仕事ではありません。皆さんのこれからの人生を支える、意向に沿った土地を売ることができれば」とURリンケージの林さんも思いを語る。 大熊町には最新の教育を実践すニュータウン事業で培ってきた経験から得た知見などを、町にお伝えすることもあります」と説明する。 宅地分譲の募集業務や抽選会などを担当しているURリンケージの林 直樹さんは、町民の帰還促進のための宅地分譲業務をこう話す。「ここでは“売らんかな”の商売は成り立ちません。避難先から町に帰還される方々は、皆さん個々に事情を抱えています。まず相手の話をよくうかが開くのが希望だという。二階堂さんは、「個人ごとのご事情を生の声でお聞きできることは、信頼いただいていると感じます。町民の皆さんとお話しすることは、町職員としての原点なので、ほんとうにありがたい」と話す。 入社1年目で大熊復興支援事務所に赴任したURの吉村萌香は、「来たばかりの頃は、昼間この辺りを歩く人はほとんど見かけませんでしたが、今では犬を散歩させる人もいますし、少しずつ人の暮らしが感じられるようになってきました。まちが整っていくのを実感できるのが、この仕事のやりがる学校が開校して、注目を集めている。企業の進出も進み、現在の人口は約1500人まで戻ってきた。町の目標4000人の到達にはまだまだだが、「町には活力ある方が多く、移住者も町のために何か始めようと活動する人が多くいます。官民問わず町に関わってくださった皆さまには町長をはじめ町として感謝しており、復興の原動力になっています」と二階堂さんは力強く語る。 数年後、ここには真新しい住宅が立ち並び、復興の拠点となるまちが誕生していることだろう。一歩ずつ進む復興の足音が聞こえた気がした。人のぬくもりのある新しいまちが誕生14UR PRESS vol.85

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