大熊町下/避難先から分譲地の見学に来た方に、現地で説明するメンバーたち。震災前とがらりと変わったまちの様子に「以前は何があった所ですか?」と聞く方も多いそうだ。右/下野上地区の宅地分譲を担当するメンバーたち。左からURの吉村、堀口、大熊町の二階堂さん、URリンケージの林さん。原再生賃貸住宅にあるコミュニティスペースの前で。の一角に、大熊町が宅地分譲する土地が広がっている。 町は全町民を対象とした分譲を開始。避難先に送っている町の広報誌やホームページで情報を発信し、この日は希望者による現地見学会と申し込みが行われていた。 ここは震災前には町の名産である梨畑が広がっていたエリア。特定復興再生拠点区域の避難指示が解除された後、下野上地区復興拠点の一部として居住用住宅地の整 昨年、JR大野駅西側エリアに大熊町産業交流施設「CREVAおおくま」と商業施設「クマSUNテラス」が開業して、新しいまちの姿が徐々に整い始めている大熊町。今年2月に訪れたのは、駅から徒歩約15分の位置に広がる下しも野の上がみ地区住宅エリアだ。ここにはゆるくカーブする道路に面して平屋の町営賃貸住宅(原再生賃貸住宅)が並び、今秋スーパーマーケットがオープンする予定の場所には、重機が入って土地整備が進んでいる。コンパクトだが、確実に新しい住宅地が生まれつつあるそ備が進められている。 この宅地分譲を担当するのは、大熊町生活支援課の二階堂雄二さん。生活支援課は震災後、避難中の町民の生活を支えるためにつくられた部署で、「町民の皆さんの避難生活の支援から、災害公営住宅の建設や管理、新たな町民を呼びこむための移住・定住促進なども当課の業務です」と説明する。 今回の宅地分譲は町が主導して推進。ここを復興の拠点にすることへの理解を求め、用地買収を進めていった。その土地にURが基盤整備を行い、宅地として整備。大熊町民に向けて分譲を開始した。 土地分譲には、これまでニュータウン開発などで宅地分譲の経験のあるURと、URの関連会社であるURリンケージが、ソフト面をサポートしている。 URで宅地分譲の支援を担当する大熊復興支援事務所の堀口敏明は、「見学に来られた方々に、インフラ関係の説明や、土地造成の仕方など、主に基盤整備の詳細をご説明しています。同時にURが武田ちよこ=文、菅野健児=撮影町民の避難先からの帰還を促進するために、大熊町では町民向けの宅地分譲を進めている。URは関連会社のURリンケージとともに、その支援を行っている。町民の新たな暮らしの土台となる宅地分譲を推進中福島県下野上地区に新たな市街地をつくるニュータウン開発のノウハウを生かす大熊町13UR PRESS vol.85
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