UR PRESS VOL.85
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について紹介し、町民の方々に配布した。 日頃から、まちの人に寄り添うことを心がけているUR職員。若手職員がローテーションで、週1回浪江町役場内のデスクで仕事することも、役場の方々との情報交換やリアルな声を聞くことに役立っている。そのほか「城攻め」と称する浪江町の史跡などの清掃活動にも毎回参加している。 震災前を知る町民の希望を受けて、今年の夏に盆踊りや神楽、子ども神輿を復活させるためのプロジェクトも動き始めている。URの西岡が心を砕いているのは、町の文化・歴史や新たに立ち上がった活動を継続していくための仕組みづくり。「せっかくの取り組みを無理なく続けていけるように、予算やスケジュールの立て方、告知方法や安全面の配慮などを、きちんと示して支援したいです」 つくられたものがまちの人の役に立ち、末永く利用されるように――。それはハード・ソフトにかかわらず、復興支援に携わるUR職員が心に留めている共通の思いである。関わっており今年で5回目を迎えた「キャンドルナイト」や、震災前に開催されていて、昨年、町民が中心となって復活した「ストリートミュージックフェスタ」などがある。また、昨年11月に開催された「なみえ十日市祭」には約180のブースが並び、2日間で約3万5千人が来場。15年ぶりに震災前のメイン商店街「新町通り」での開催が復活し、大盛況だった。 十日市祭の当日、URは浪江駅周辺整備事業に関する展示ブースを出展し、模型を用いたり、クイズやパズル形式でラウンドアバウトや整備予定施設の配置などをわかりやすく紹介した。駅前に整備予定のラウンドアバウトは、信号がなくても機能する環状交差点。「ラウンドアバウトを見たことがないので不安」というまちの人の声を受けて、URが作成している「浪江駅周辺整備事業まちづくりニュース」でもラウンドアバウト動・イベントを一覧で確認できるよう、イベントカレンダーを運営している。 イベントとしては、立上げ時からURが左/URの浪江事務所が作成している「浪江駅周辺整備事業まちづくりニュース」。工事の進捗などを紹介する。右下/浪江町商工会と運営委員会の共催で2025年11月に開催された「なみえ十日市祭」。15年ぶりの新町通りでの開催で、まちが沸いた。右/今年3月に行われたキャンドルナイト。下/復活音楽イベントとして、2025年7月に開催された「浪江駅発!ストリートミュージックフェスタ」。震災で閉校となった町内9つの小中学校と、新設された、なみえ創世小中学校の校歌を歌う特別企画も。上/「なみいえ」内に設置されているイベントカレンダー「なみ☆カレ」。思いは皆さん一緒なので、その思いを大事にしながら事業を進めていくことを心がけています」 自身の知識や技術を高め、関係者とより深い話ができるようになることが目標と廣瀬は話す。 同じく入社2年目の西岡遼也は、地方のまちづくりを学び、まちに貢献したいとの思いを抱いて入社し、地域再生課で浪江町のソフト面の支援を担当している。来て驚いたのは、町民の活動の多さとその熱量だという。浪江町の現在の居住者は約2350人。このうち約35%が移住者で、震災前からの町民の方も、移住者もともに地域活動に積極的に取り組んでいる。 URは浪江町で、地域再生支援の一貫として、情報発信・交流スペース「なみいえ」を運営し、町内で行われる日々のさまざまな活URの西岡(左)と廣瀬(右)。浪江町での仕事は、「一人の裁量が大きく、アイデアを生かしてもらえる機会が多い」という。まちの人に寄り添いまちににぎわいを10UR PRESS vol.85

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