UR PRESS VOL.84
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ーや企業の研究開発拠点をはじめ、ライブホールや2つのホテル、飲食店などが入居している。 大田区は3500社もの製造業が集まる「ものづくりのまち」。高い技術を誇る金属加工の町工場が、戦後の日本の産業を支えてきた。 大田区産業振興担当係長の伊藤直樹さんは、「HICityに集まる先端企業と区内企業のオープンイノベーションを促進することで、大田区の産業発展につなげたい」と期待する。 HICityでは、区内の企業と入居企業との交流イベントや、区内企業の勉強会などが行われている。また、自動運転バスや、ロボットを使った取り組みなど、HICityで行われている最先端の実証実験を、大田区内に展開することも考えている。 戦前まで行楽地として栄え、多くの人々が暮らしていた羽田の旧三町。戦後、GHQに接収され、国に返還されたのち、羽田空港の沖合移転に伴って生まれたこの空港跡地のまちづくりを、URが土地区画整理事業によって進めてきた。この土地の一部を活用し、2020(令和2)年、「羽田イノベーションシティ(以下、HICity)」がオープン。新産業創造・発信拠点が誕生した。 大田区空港まちづくり担当係長の兼重俊介さんは、「大田区にとって大切な歴史をもつこの場所が今、新産業創造・発信拠点となって羽ばたこうとしています。大田区は、ここを計画に基づき︿先端産業﹀︿文化産業﹀︿憩いとにぎわい﹀の3つのゲートウェイとなるよう進めています」と力強く話す。 HICityには先端医療研究センタ空港跡地を新たなゲートウェイに羽田空港の沖合展開に伴って生まれた空港跡地。URが土地区画整理事業を行った土地に、新しいまちが生まれ、動き出している。新しいゲートウェイ「羽田イノベーションシティ」URのまちづくり最前線 33羽田空港跡地地区土地区画整理事業東京都大田区天空橋駅前交通広場からHICityを見る。地下の東京モノレールと京浜急行電鉄空港線「天空橋」駅に直結している。公園整備に高まる期待武田ちよこ=文、菅野健児=撮影19UR PRESS vol.84

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