築を手掛けてきました。今回は、沼津市さんやURさん、民間プレイヤーさんとのコラボレーションがとても楽しみです。互いの得意分野を活かしながら、自分たちだけではできないことを生み出し、他の地域の方にも注目される施設になれば」とフィル・カンパニーの村川裕一郎さんは話す。一方、沼津市の臼井さんは「訪れる人たちの声を聞きながら、どんなふうに楽しめるのか、これからどんなことをしていきたいのかなどを、ここで一緒に考えていきたい」と。 そしてURの酒井泰やす斉なりも夢を膨らませている。「ヌマヅ ジャムズは、沼津駅南口や近隣商店街からも見えて、周辺と調和した景観になる予定です。ここを拠点にまちなかに人が回遊することが大事で、将来の駅前広場を考えるうえでのパイロット的な存在となれば。ゆくゆくは商店街さんや地元企業などとも一緒にこの土地を使ってさまざまな取り組みができたらと思っています」 たくさんの期待や夢が込められたヌマヅ ジャムズ。そこに人々が集い、くつろぐ様子を想像していたら、楽しい気分になってきた。S(以降ヌマヅ ジャムズ)」が誕生する。沼津市のまちづくりの拠点となる空間を含め、広場や店舗空間など、誰もが訪れやすく、くつろぎやすい、居心地のよい場を目指している。 沼津市、URとともにヌマヅ ジャムズに関わるパートナーが、株式会社フィル・カンパニーを代表者とするグループ。「まちのスキマを、『創造』で満たす。」という「高難易度の土地を有効活用し、まちに賑わいを創る」ことを目的に掲げる同代表企業は、企画から設計、建築、テナント誘致まで一貫して手がけ、都内を中心とした全国各地に、地域に根ざした魅力的な空間をつくり出している。「我々が誘致するテナントは、ほとんどが中小企業や個人事業主です。そのため、入居するだけで宣伝になるようなデザイン設計・建の面白さだと話す。「昼間はシャッターが閉まっている店舗が多い商店街でも、夜になるとそれらの店舗が営業を始めます。社会実験では、夜営業のミュージックバーに声をかけて、昼間に演奏してもらったりしました」 沼津にはオーセンティックバー、クラフトビールの醸造所やクラフトジンの蒸留所などがあり、市外の人にはあまり知られていない魅力が他にもいろいろあるらしい。 そして今秋、いよいよURが取得した土地に、にぎわいの拠点となる施設「NUMAZU JAM11月の「ぬまづ駅前 湊マルシェ」での映画上映会。「ぬまづ駅前 湊マルシェ」では、沼津市長、UR中部支社長、事業パートナー各社代表によるトークイベントも行われた。新たに誕生するにぎわい拠点、NUMAZU JAMS(ヌマヅ ジャムズ)のイメージ図。2階建てで、飲食物販などの「店舗エリア」、まちづくり活動の拠点となる「地域貢献エリア」、複数の機能を持つ「広場エリア」で構成される予定。組み、さまざまな可能性を探ってきた地元の中心人物が、公共空間の場づくりを得意とする設計事務所REIVER代表の鈴木智博さんだ。駿河湾、富士山、狩野川が近くにあり、自然と都市が一体化したところにひかれ、2019年に沼津に移住したという鈴木さん。昼と夜の顔が違うのも沼津沼津駅前のまちづくりに取り組むメンバー。後列左から、REIVER鈴木さん、URの酒井、前列左から沼津市の臼井さん、フィル・カンパニーの村川さん。注目が集まるにぎわい拠点の誕生14UR PRESS vol.84
元のページ ../index.html#15