UR PRESS VOL.82
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その福島県16興地復石井克美=文、青木 登=撮影生まれ変わった「まち」へ行ってみよう!上/小名浜港にある観光拠点のアクアマリンパーク。対岸に見えるのは東北エリア最大級の水族館「環境水族館 アクアマリンふくしま」だ。全国でも珍しい、登ることができる塩屋埼灯台。美しい海岸線を望める、絶景スポットだ。左/薄磯海水浴場近くにある「いわき震災伝承みらい館」。さまざまな展示を通して、震災の記憶と教訓を伝えている。いわき市美しい海岸線が魅力の東北の玄関口東京駅から特急ひたちで、いわき市までは2時間ちょっとで来ることができます。夏のおすすめは、海水浴とサイクリング。薄磯海水浴場はいわき市を代表するビーチで、白い砂浜が続き、海水の透明度も高く人気があります。また、海岸線に沿って、復興サイクリングロード「いわき七浜海道」が整備されています。サイクリングでいわきの潮風を感じてください。今秋、いわきの海を「食」で満喫できる、いわき市観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」が、「道の駅」として生まれ変わります。いわきのおいしい海産物や干物などの加工品“常磐もの”に加えて、農産物の販売も充実しますので、ぜひお立ち寄りください。●いわき観光まちづくりビューローいわき市常磐湯本町向田3-1 いわき市石炭・化石館ほるる内☎0246-44-6545常磐線沿線唯一の温泉地「いわき湯本温泉」があり、温泉テーマパークのスパリゾートハワイアンズは、温泉、プール、フラダンス、ファイヤーナイフダンスショーなどが楽しめるスポットとして有名だ。 今回訪れたのは、美しい海岸線が魅力の太平洋沿岸のエリア。東日本大震災で津波の被害があったが、現在はおいしい海産物“常磐もの”や、絶景スポットが人気の観光地になっている。島県の最東南部に位置するいわき市は、東北の玄関口だ。福夏は海水浴やサイクリングで!水産物“常磐もの”も召し上がれ2013年2月、URはいわき市と、いわき市内で被害が甚大だった薄磯地区と豊間地区の復興市街地整備事業の協力協定を締結した。防潮堤や防災緑地、高台住宅地、公園などの公共施設整備を実施、それぞれの事業は2018年に完了した。また、福島県より原子力災害の被災者向け住宅の建設要請を受け、市内6カ所(うち1カ所は造成設計のみ)の災害公営住宅整備事業にも着手し、2018年までに732戸の災害公営住宅の引き渡しを終えた。URのいわき市復興支援左/小名浜大原に建てられた54戸の県営大原団地。塩屋埼灯台から見た薄磯地区(右)と豊間地区(左)。防災緑地が整備されている様子がよくわかる。高台には住宅地が整備された。上/県営勿来(なこそ)酒井団地の87戸の集合住宅。芝生が美しい中央広場がある。右/薄磯海水浴場は、遠浅で美しい。下/勿来の関公園から久之浜防災緑地まで、南北約53㎞の復興サイクリングロード「いわき七浜海道」。サイクリングガイドツアー体験プログラムもある。山崎朋子さんいわき観光まちづくりビューロー23UR PRESS vol.82

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