UR PRESS VOL.79
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知多半島の先端近くに位置し、伊勢湾と三河湾の双方に面している美浜町。6月30日、町の西部地域の拠点でもあ    町内外の多くの人が新たな施設の誕生をる名古屋鉄道知多奥田駅前に、美浜町運動公園陸上競技場・交流広場がオープンした。オープニングセレモニーでは、スポーツジャーナリストの増田明美さんらによるトークセッションなどが行われ、祝った。「運動公園全体の広さは、約8万3000平方メートル。今回は、そのなかの陸上競技場と交流広場が先行してオープンしました。グランドオープンの2028(令和10)年に向けて、遊具広場やサッカーもできる多目的広場、3×3バスケットボールができるスポーツ広場などが順次整備される予定です」と、美浜町産業建設部都市整備課都市計画係の鈴木太一係長が話す。 この運動公園の最大の特徴は、すべての人が快適で安全に利用できること。入り口から観覧スタンド、フィールド内まで段差がなく、更衣室やシャワーなどもバリアフリー。パラ陸上競技の記録会なども予定されている。海や山に恵まれた美浜町は、昭和30年代には海水浴客などでにぎわい、観光に力を注いでいた。その方向性が大きく転換したのが、2017(平成29)年だ。「町内には、パラスポーツ研究所やスポーツ科学部を擁する日本福祉大学があります。また、海や山に恵まれていることから、以前はトライアスロン大会も開催していました。そこで、日本福祉大学と連携して、新たな運動公園を整備。人の流れパラ陸上競技もできる陸上競技場がオープンスポーツを核につくる魅力あふれるまち活気あふれる輝くまちへこの6月、知多半島の美浜町に新たな運動公園が誕生した。パラスポーツにも対応した本格的な陸上競技場は「スポーツまちづくり」を掲げる町の核となる期待を担っている。美浜町運動公園愛知県美浜町URのまちづくり最前線 31多様な人々が集い、17UR PRESS vol.79美浜町運動公園。名古屋駅から名鉄特急で約60分の知多奥田駅の目の前、日本福祉大学とも隣接する好立地にある。競技会等で樹立された記録が公式記録として認められる施設として、日本陸上競技連盟公認(第3種)を取得。阿部民子=文、菅野健児=撮影

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