UR PRESS VOL.79
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LI LINKPILLAR 1PILLARNK品川は、東京の新たな南のゲートウェイを目指し、これからの日本の成長をけん引する国際交流拠点へと大きな変貌を遂げつつある。現在、URがかかわる大規模なプロジェクトが複数進行中だ。戸時代には東海道の宿場として栄え、明治には日本初の鉄道が走った品川は、昔から交通の要衝として発展してきた歴史があります。ここに国際交流拠点となる新しい品川をつくるという国や東京都、港区の政策を受け、URも民間の都市再生プロジェクトをけん引しています」と説明する。駅と田町駅の間に広がっていたJRの車両基地が集約され、その跡地にJR東日本の新駅「高輪ゲートウェイ駅(以下、GW駅)」が誕生。GW駅周辺のまちづくりが進行中だ(品川駅北周辺地区土地区画整理事業)。北口交通広場がつくられ、線路を日本の玄関口・羽田空港に近い担当するURの石黒慶は、「江主な事業を挙げると、まず品川品川駅には新たに鉄道の上空に越えて延伸する環状4号線とつなげて、新たな交通結節点を形成。品川駅高輪口では駅とまちが一体となる新たなインフラ整備が行われ、品川駅西口のホテルのある一角も、建て替えと再編を進めていく。また、線路で分断されている東西を結ぶ第二東西連絡道路を整備し、車と歩行者の利便性を上げる事業も進んでいる。URがかかわる事業以外でも、リニア品川駅の整備、東京メトロ南北線の品川駅までの延伸、泉岳寺駅の改良工事と駅周辺の再開発など、その事業数と規模は空前絶後だ。現在、工事が進み、来年3月にまちびらきの予定なのがGW駅前に建設中の高層ビル、THEティング本部の武田幸彦さんによると、THE地下に2000人規模のコンベンションホール、上階にはカンファレンスルームをつくり、ラグジュアリーホテルも入る予定だという。「山手線の駅前に国際会議場のあ 1だ。JR東日本マーケには、国際交流拠点へ品川が変貌を遂げる来年のまちびらきへJR東日本と密に連携13UR PRESS vol.79品川駅と高輪ゲートウェイ駅周辺でURが行う土地区画整理事業は3地区。民間事業者が行う開発を下支えする宅地、道路、歩行者ネットワークや緑地などの公共空間といった都市インフラの整備を行っていく。武田ちよこ=文、青木 登=撮影2020年にJR東日本の新駅「高輪ゲートウェイ」駅が開業したのを皮切りに、複数のプロジェクトが進行中の品川駅周辺。目指すは東京の新たな南のゲートウェイ。品川駅周辺で同時に進む事業の基盤を、URが支えている。SHINAGAWA東京都港区品川南のゲートウェイを目指し複数プロジェクトが進行中!品川駅周辺のまちづくり

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