東松の島東市端「は奥、日松本島三」景をの抱「え松た島風」光明媚なまち。豊かな自然を楽しむトレッキングコースがあり、海洋体験プログラムも充実。一方で航空自衛隊松島基地に所属するアクロバットチーム「ブルーインパルス」の飛行訓練が見られる場所としても有名だ。陸・海・空とグルメも楽しめる東松島の魅力を紹介しよう。25UR PRESS vol.78石井克美=文、菅野健児=撮影東矢本駅北地区に広がる市営あおい住宅。東松島市産業部商工観光課観光振興係の武田光由さん(左)と野村康太さん(右)。※1 「オルレ」とは韓国済州島から始まった自然を楽しみながら歩くトレッキングコースのこと。※2 持続可能な観光地の国際認証機関「グリーン・デスティネーションズ」が認定。※3 「国連世界観光機関(UN Tourism。旧UNWTO)」が認定。※2と3の両方の認証を受けているのは、宮城県東松島市と北海道ニセコ町、岐阜県白川村だけ。夏の最大のイベント、東松島夏まつりと松島基地航空祭で、ブルーインパルスの航空ショーが楽しめる。8月24・25日に開催予定。また、平日の訓練飛行時は、基地の東側にある無料市営駐車場から、格納庫前に駐機する機体が見られる(上)。東松島市は、年間100万人以上の観光客が訪れていましたが、東日本大震災の津波で観光資源のほとんどが失われました。そこで、観光復興と地域経済の活性化を目指し、自然の景観と文化・歴史を体感できるトレイルコース「宮城オルレ※1奥松島コース」を整備しました。これは奥松島の観光拠点あおみなを出発し、さとはま縄文の里史跡公園で貝塚を見学、さらに松島四大観の一つ大高森の展望台から大パノラマの風景を楽しむなどの約10㎞のコースです。縄文の歴史と、海と大地の恵みを満喫できます。 この「宮城オルレ奥松島コース」などの取り組みが高く評価され、東松島市は2022年「世界の持続可能な観光地TOP100選※2」に選出されました。さらに2023年には奥松島地区が「ベストツーリズムビレッジ2023※3」に選ばれました。 ほかにも震災の被害が大きかった野蒜地区には、賑わいを取り戻そうと多彩な観光施設が誕生。また、現役漁師が教えてくれるかご漁体験や刺し網漁体験など、海洋体験プログラムも人気です。11月末には三陸自動車道の矢本PA上り線に隣接して「道の駅 東松島」がオープン予定。この秋は、ぜひ東松島市にお越しください。●東松島市産業部商工観光課観光振興係☎0225■82■1111びる蒜上/東松島市震災復興伝承館のある東松島市東日本大震災復興祈念公園には、被災した旧野蒜駅と線路跡が震災遺構として残されている。右/震災後、2015年に高台に移設された新野蒜駅舎。上/おすすめトレッキングコース、宮城オルレ奥松島コース。右/奥松島の自然環境を生かした体験メニューのひとつ、かご漁体験。その生まれ変わった「まち」へ行ってみよう!URの東松島市支援URは東松島市と2012年3月に協力協定を締結し、復興市街地整備と災害公営住宅の整備を支援。JR仙石線の移設を含め、津波被害を受けた区域からの集の団移転先の野丘陵整備と、東矢本駅北地区の整備を行った。2016年11月までに、あおい災害公営住宅307戸、野蒜ケ丘災害公営住宅170戸の引き渡しを終えた。持続可能な観光地として世界にアピール12復興地東松島市宮城県海と空に多彩な魅力がぎっしり詰まったまち
元のページ ../index.html#26