UR PRESS VOL.78
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ti心地よい晴天に恵まれた5月18日。JR赤羽駅から徒歩約8分の「ヌーヴェル赤羽台」では、朝10時半から子ども連れの長い行列ができていた。先頭にはかわいらしい石臼が設置され、子どもたちが小さな杵で一心に餅をついている。「楽しかった!」と笑顔で話す5歳の女の子のお母さんは「こういうイベントがあると家族で楽しめていいですね」と話す。ついた餅は、イチゴやあんなどで自由にアレンジでき、子どもから大人まで大喜びだ。椅子に座って餅を食べていた89歳と88i i  i歳の仲よしシニアは、建て替え前の赤羽台団地入居開始時から住んでいるとか。「この団地は緑が多くて、二人でよく散歩しているからすごく健康です。こういうイベントがあると、お子さんにもいいon」(ヒントメーション)だ。ここは4月わね。学校も幼稚園も近いし、保育園もあって、子育てにも最高じゃないかしら」イベントが行われていたのは、ヌーヴェル赤羽台15号棟の1階にある「Hntma 拠点。団地を管理するURは、2022(令和4)年からグループ会社であるURコミュニティ、日本総合住生活と、ヌーヴェル赤羽台の建て替えで生まれた土地に移転してきた東洋大学福祉社会デザイン学部と協定を締結。〝ゆるやかに人と人がつながる暮らし〟を目指し、持続可能なコミュニティ形成とその拠点づくりの共同研究を進めてきた。「Hntmatiはその研究の一環で、コミュニティ形成に必要な場として開設。赤羽台での暮らしを楽しむヒントをもらったり、あげたon」mation人と人とをゆるやかにつなぐコミュニティ拠点「Hnt」が誕生赤羽台餅つき大会で拠点をお披露目気軽に立ち寄ってヒントをもらう東京都北区気軽に仲間作りや楽しいイベントの相談をしたり、友人とフラッと立ち寄ってコーヒーやランチを楽しめる場所。団地の暮らしを思い思いに楽しむための新しいコミュニティ拠点のオープンを祝うイベントは、多くの人でにぎわった。26日にオープンした多機能型コミュニティ19UR PRESS vol.78阿部民子=文、菅野健児=撮影上/5月18日のオープニングイベントでは、10時半の開始時間前から長い行列ができた。右/拠点内では、埼玉の新鮮野菜の店頭販売も。無農薬、無化学肥料で育てられた旬の野菜は、人気も上々。左/つきたての餅は、イチゴやカラフルなあんなどのトッピングで自由にアレンジできるとあって、大人から子どもまで大喜び。団地最前線13ヌーヴェル

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